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Peter Hofmann

今日の更新は、リンク集のお友達&お気に入りサイトさまに、いつも遊びに来て頂いている、えうりでぃちぇさまのサイト『ある歌手の半生と意見』さまを追加させて頂きました。

えうりでぃちぇさんは、私も大好きなオペラ歌手のペーター・ホフマン氏の大ファンで、彼の2冊の伝記(’83、’03出版・ドイツ語)の日本語訳に挑戦なさっています。

ホフマンは、オペラ歌手としては並外れた容姿+現代的な表現力重視の歌いっぷりで、'70年代後半〜'80年代にかけて、ワーグナーの作品のヒーロー役で一世を風靡したのですが、残念ながらパーキンソン病に斃れ、舞台から退いています。

また彼には、ロック歌手(実際は、ロックというより、バラード系のポップスが中心なのですけど)という側面もあり、このことが彼に対する批判を生み、残念ながら、クラシック音楽系の雑誌等、特に日本の批評家からは、殆ど中傷めいた批判も数多く見受けられます。

既に舞台から退いた現在でさえ、雑誌や『オペラ入門書』のような本の中にそういった記述が見られるのは、大変残念なことです。
現在、彼は自身の公式サイトも持っており、そちらの方で、パーキンソン病に対する基金への呼びかけや、自身の近況報告なども定期的に行っているにもかかわらず、最近出版された本の中にさえも『風のように舞台から消え、噂を聞かなくなって久しい』といった記述がなされているのです。
このネット隆盛のご時世ですから、ちょっと調べれば、プロの音楽関係者のかたでしたら、わかることだと思うのですが・・

えうりでぃちぇさんは、彼のファンとして、こういった状況を大変憂えており、ご自分のできる範囲で・・ということで、少しでも多くの方に、彼の正確な姿を知って頂きたい・・とのことから、彼の伝記の日本語訳を公開なさってます。
大変丁寧に訳してあり、オペラ歌手としてだけではなく、ひとりの人間としてのホフマンの魅力を、余す所なく伝えてあります。

私もホフマンファンのはしくれとして、微力ながら、えうりでぃちぇさんのそういった活動をお手伝いしたい・・ということで、リンクを貼らせて頂きました。
また、えうりでぃちぇさんはあらゆるジャンルのオペラに大変お詳しく、膨大な数のオペラ映像を鑑賞なさってます。こちらのディスコグラフィも、大変参考になります。

オペラに興味のない方にも、是非ともご覧になって頂きたいサイトです。

えーと、週末ですね^^
アメリカ東海岸の方には、今年4番目のハリケーン『ジェニー』(だったかな?)がやってきてます。該当地域にお住まいの方、どうぞ気をつけてお過ごし下さいませ。

皆様も、良い週末をお送り下さいね(@^^)/~~~

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オペラ」カテゴリの記事

コメント

ヴァランシェンヌさん、リンク、ありがとうございます。すばらしすぎる紹介をしていただき、穴があったら入りたいです。恥ずかしい!!

伝記の翻訳(一応そういうことでしょうねえ〜〜)は、あくまで個人的趣味の範疇でやっていることで、公開はためらわれる部分もなきにしもあらずということで迷ったのですが、同好の方々と分かち合いたいという気持ちに勝てずというところです。

某同好の方のご尽力で、正式ではありませんが、P.ホフマン氏の弟さんからその方宛ですが、ネット上での公開OKメールをいただいています。コロ氏につきましては勝手に載せておりますが、寛容に願います。こちらの進行はいつのことになりますやら・・・コロ氏は来日も多いので訳本が出るのではないかと内心期待しています。

こちらのサイトにお越しの皆様にも読んでいただければ望外の喜びです。理解困難や意味不明の文章があったら、遠慮なくメール、ゲストブックなどでお知らせください。また、もしドイツ語のできる方がいらっしゃいましたら、是非原本を入手なさり、間違いなど指摘していただければ更に感謝です。よろしくお願いします。

ごぶさたしておりました。

えうりでぃちぇさま、素晴らしいサイトのご開設、たいへん遅ればせながら、おめでとうございます!そしてヴァランシエンヌさま、えうりでぃちぇさまのサイトのご紹介、本当にありがとうございます!さっそくこれから行って参ります。

ホフマン氏がその実力にも関わらず、日本では必ずしもふさわしい評価を受けていないというのは、残念なことです。私の偏見かもしれませんが、日本のオペラ評論界では、ことヴァーグナー歌手に関しては、1950~60年代の歌手に比べて’70~80年代に活躍した歌手の評価をやや低く見積もっているような気が時々します。おそらくは歌唱スタイルの変化に関係があるのかもしれませんが……(あくまで私の勝手な想像ですが。かく申す私も、最近聴くヴァーグナーは大戦前後から’60年代あたりばかりで、’70~’80年代は一部を除いてほとんど聴いていない……反省です)。それにしても近況などは普通調べれば分かることなのに、日本の音楽評論家はプロのはずなのに、と引っかかるものを感じます。
私はホフマンさんの良い聴き手というわけでは必ずしもないのですが(何よりまだまだ聴いていない録音がいっぱいあるので)、えうりでぃちぇさまのサイトをできる範囲で応援したいと思います。ご家族からも許可が出されたとのこと、良かったですね!

えうりでぃちぇさん、こちらこそリンクの許可を頂けました事、本当に嬉しく思っています。相互リンクですので、何卒今後も宜しくお願いしますね^^

ユルシュールさん、ホフマンファンのはしくれとして(笑)是非是非、多くの方々に彼の魅力をもっと知って頂きたいというのが、えうりでぃちぇさんと私の共通の願いです。えうりでぃちぇさんのサイトで、彼の本来の姿を是非よく知っていただけたら・・と思います。
今後とも、宜しくお願いしますね^^

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