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速報!ベームの『アリアドネ』映像

今日の更新は、『ソフト鑑賞記』にR.シュトラウス『アラベラ』を追加しました。
先日実演の感想をUPしたので、ついでに・・というわけですが、シュトラウスが続いてしまいましたね^^;

で、日記もシュトラウスネタです。ベームの『ナクソス島のアリアドネ』’65ザルツブルグライブの映像を見ました。

タイトルには『速報』と書きましたが、既に先行してヨーロッパPAL式DVDは8月に発売されておりました。先月末、アメリカ仕様でも発売されましたので、速攻買いしたわけです。

ベームのザルツブルグライブシリーズは、去年も’66『フィガロの結婚』の映像が発売され、白黒ですが画像も鮮明ですし、昔の歌手たちとは言え、皆さん芸達者で驚いたものですが、今回の『アリアドネ』も期待を裏切らない演奏でした。

まず、ツェルビネッタ役のレリ・グリストがとーってもキュート!彼女、上述した『フィガロ』ではスザンナを歌っておりましたが、動きがとっても軽やかなのにビックリしたのです。
今回、ツェルビネッタということで、まさに『踊り子』の千両役者です。本当に『歌手』ではなく『踊り子』がそこで踊っているのです。あの超難しいアリアは、多少苦しそうでしたが、役作りも表情も見事。

アリアドネ役のヒルデガルト・ヒレブレヒトは初めて見た(聴いた)方でしたが、演技がとても細やかです。声は多少、ドラマティック系ですが、歌い回しも表情豊かで、見ていて飽きませんでした。

作曲家役はセーナ・ユリナッチ。動く彼女が見られるのは貴重です。ズボン役を得意としていた彼女ならではの役作りが見られます。

そして、個人的に気になっていたのがバッカス役のジェス・トーマス!何と言っても、いとしのペーター・ホフマンの大恩人にあたるこのお方(詳しくは、リンクしているえうりでぃちぇさんのサイトでどうぞ!)の動く映像は初めてで、とても楽しみにしていました。
歌そのものは、少しチカラが入っているかな?もう少し、柔らかい歌い回しの方がこの役には合っているかな・・と思うのですが、姿はまさに『若くて美しい神』そのものです。立ち姿も立派。
声もシャープで、やっぱり第一級のバッカス様だと思いますよぉ。凛々しい感じがとてもよかったと思います。

P.ホフマンも’79にハンブルクでこの役を手掛けていますけど、きっとこんな感じで歌ったんだろうな・・というイメージが湧きます。同じ歌の先生についていた二人は、歌い口に共通点もありますからネ。

日本で発売された暁には、是非是非ごらんになってみて下さいませ!ちなみにアメリカ仕様(NTSC)は、リージョンフリーですので、待ちきれない方はア○○ンでどうぞ(@^^)/~~~

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オペラ:ディスク感想メモ」カテゴリの記事

コメント

ウ〜〜ン、食指が動きますね^^ トーマスのバッカス、かっこいいですかあ〜〜〜〜 この方、写真によっては、鋭い感じがして、強烈なところがありそうって感じですものね〜〜どうということのないおじさん写真だと、どうってことないですけどね〜〜あのおもしろくないテレビ映画「ワーグナー」にちょっと出ているのは、たいして魅力的じゃなかったです。

>トーマス

うーん、今読み返してみると、ちょっと買いかぶりすぎの私の感想かもしれませんねぇ^^;
『かっこ良さ』とか、美の基準ってその時々のトレンドがありますでしょ?!

トーマスは、やっぱり『昔の』いい男って感じがしますわ。

でも、演奏水準自体高いものですし、個人的には映画版よりも完成度が高い演奏かな?と思いました。勿論あの映画版もいい映像ですけどね~~

(実演のこのオペラの映像、お初だったので^^;;;)

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