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私とオペラ(その1 出会い編)

本当は『オペラと演出』について、軽く書こうと思っていたのですが・・前置きが長くなったので3つに分けました。

今でこそ、殆ど『オタク』化している私のオペラ鑑賞ですが、実は数年前まで、私はクラシック音楽とはほぼ無縁の生活を送っていました。

それまではいわゆるJ−pop(山下達郎&竹内まりや夫妻、大好きでした^^;)を聴いてました。洋楽にはあまり関心がなかった・・かな?
それが、何となくピンと来なくなってしまったのですね。結婚前はトレンディドラマも大好きだったのですが、結婚後、ピンと来なくなっていたのと、同じような感覚だったような気がします。

要するに『飽きちゃった』んでしょう。

それでも、一人でおうちで過ごしている時に、音がないのは寂しかったので『何か』聴きたかったのです。手ごたえのあるものを。
元々クラシック音楽の愛好家で、学生時代、グリー活動に明け暮れていた夫は、私と結婚した時に沢山のクラシック関係のCDやレコード、LDを持ってきました。
その中には、オペラも含まれていました。
結婚当初『何?このCD』というシロモノにしか見えなかったものに、目が行くようになりました。

とりあえず鳴らしているうちに、何となく何処かで聴いた気がするなーと思うものもありました。でもその時には、彼のコレクションの中のオペラ関係のものには、食指が動かなかったのでした。

その後、図書館で不意に『ワーグナー前奏曲集』というのが目に留まり、借りてきました。
(今思えば、これはショルティの前奏曲集だったんですよね^^;)
これが面白い。特に『マイスタージンガー』は、生き生きとした音楽で、すーっと私の心に染みこんできました。
そして、これは『オペラの前奏曲』というものだと知り、今度は図書館で『オペラガイド』を借りてきて、筋書きを読んでみました。なるほどね〜〜マイスタージンガーは『喜劇』なら、私でも大丈夫かも・・

ということで、夫に『是非全曲を聴いてみたい!』と言うと、『オペラは音だけで聴くよりも、映像があった方が面白いと思うから』ということで、買ってくれたのがシュタイン盤『マイスタージンガー』のビデオでした。

もう面白くて、2ヶ月くらいの間、毎日こればっかり見ていました^^;やっと、求めていた『何か』にめぐり合えた気がして・・

これが私のオペラとの『出会い』です。

こういう『出会い方』をしているので、当初は『お芝居であるオペラを、音だけで聴くなんてとても考えられない!歌詞だって外国語だし、音だけだと何しゃべってるのか、わかんないでしょう?』と、真剣に思ってました。

つまり、私の感覚では『オペラ=お芝居』という図式が、当初から成り立っていたのです。

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コメント

私もオペラって、音楽の一種というよりは、演劇の一種だと思います。主として音楽で表現する演劇。音楽は独立しても存在できますから鑑賞の仕方も多様になりますね。

音楽のはじまりが祭司だとすれば、やはり音楽は行為に付随するものだっただろうと思います。音だけを純粋に楽しむようになったほうが後ではないかしら。

edcさん、TB&カキコミ、ありがとうございました!

>私もオペラって、音楽の一種というよりは、演劇の一種だと思います。主として音楽で表現する演劇。

嬉しい^^賛同者がいらっしゃって・・
いつも、私の言葉足らずの部分を補うかのような表現、ありがとうございます^^

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