コーミッシェ・オパー・ベルリン《魔弾の射手》UPしました
『オペラの感想は、なるべく早く書かないと…』とはよく言ったものです…
すっかり忘れかけていたので、なんだか尻切れトンボみたいになりましたし、オペラの感想というよりも、劇場の感想みたいな面もナキニシモ…ですが、たまにはこういうのもいいでしょう(^^!と割り切ってしまいました(^^;
ついでに、7月17日記事《オペラのプログラムコレクション》に挙げたプログラムの写真を、各鑑賞記にも載せました。中にはゴーストライターさんに書いてもらったりして、重複している鑑賞記もありますが、原則的に一番上のもの、つまり、親記事(=私が書いたもの)のみに掲載しました。
字ばっかりーー;で、殺風景な記事でしたが、これで少しは華やいだでしょうか?^^;
でもホント、コーミッシェ・オパー・ベルリンはいい劇場だと思います。とは言え、一度しか行ってませんから、それって誉め過ぎじゃないの?^^;かもしれませんけどね(^^;
3つのオペラハウスを抱えるベルリンで、一番出来の悪い子で、いつ統合されてもおかしくないという噂もありますけど、一生懸命さと言う点では、他の二つを凌ぐかもしれません。
私の好きな劇場と言えば、裏切られてもやっぱり、リンデン(ベルリン国立歌劇場)命(^^;なのですが、コーミッシェみたいに『ふらっと立ち寄れるような』雰囲気…ではないような気がします。決して、敷居が高いとか、かしこまっているわけではないんですけどね(^^;
本編に書いたことと重複しますけど、ベルリンに旅行なさる予定のある方で、あまりオペラに関心がないのだけど 『せっかく3つもオペラハウスがあるベルリンに行くのだから、一つくらいどこかで見てみよう…』 という方がいらっしゃったら、私はコーミッシェをオススメします。多分、オペラと言うよりも、お芝居感覚で楽しめるはずです。
値段も他の2つの劇場よりも安いですし、特に上の方の席では、くつろいだ雰囲気と豪華な雰囲気の両方を、割安に楽しめると思います。
今でもドイツ語上演のスタイルを保っているので、他国のオペラを見る時には、また少し事情が違ってくるかもしれませんが、足を運んでみる価値は充分にあると思います。
反面、リンデンの持つ、ある種の緊張感は、やっぱり他の劇場、他の街では得がたいものだと思います。
それは私の、ベルリンという街そのものに対する憧憬の気持ちと重なっていることは、否定できないと思いますけどね(^。^;
いずれにしろ、リンデンとコーミッシェ、2つのこの、ベルリンのオペラハウスは、私にとってはどちらも大切な気持ちでいっぱい…な劇場であることに、変わりはありません。
私ごときが、あまり威張ってこういうことを言うのもおこがましいかな?とは思いますが、海外でのオペラ鑑賞も、以前はツアーで行かれる人が多かったと思います。
ですが、個人で行く方も徐々に増えているはずです。
勿論、自分の覚え書きということが大前提なのですが、そういった方々の、ちょっとした参考になればいいなぁと思って、いつも書いてます。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
ヴァランシエンヌさん、観賞記読みました!
>オペラの感想は、なるべく早く書かないと…
最近、同じこと書いたなぁ~。耳が痛いです!細かな点は勿論ですが、感動や興奮した気分がどこかへいってしまう…。
>一番出来の悪い子で、いつ統合されてもおかしくない・・・
逆の説も聞きます…。コミッシェはドイツ語上演という特性があるので、ベルリナーには人気のようです。まずはリンデンとドイチェ・オーパーが統合される可能性が高いかも。。
私もリンデンに偏重気味(特にblog始めてからはリンデンだけ!)ですが、コミッシェも面白いですよ!クプファーの魔笛と、コンヴィチュニーのドンジョヴァンニは忘れがたいオペラでした。過激な演出に定評がある通好みの小屋ですね。
投稿: フンメル | 2005/08/03 08:05
フンメルさん、いつもお呼び立てしてごめんなさい(^^;
現地の事情に明るいフンメルさんに、突っ込んでもらいたいところが色々あったので、助かりました。ありがとうございますm(__)m
>>オペラの感想は、なるべく早く書かないと…
そう。フンメルさんのこの言葉を読んで、お尻に火がつきました(^^;
>コミッシェはドイツ語上演という特性があるので、ベルリナーには人気のようです。
なるほどね。多分値段のこともあるんでしょうね。この辺り、興味深いです…
>まずはリンデンとドイチェ・オーパーが統合される可能性が高いかも。。
私の好みからすると、それは出来れば、避けて欲しいなぁ(^^;
コミッシェでの心残りは、ホモキ演出の「エフゲニー・オネーギン」が、旅程の関係上、見られなかったことです…
コンヴィチュニーも、ベルリンではコミッシェだけでしか、演出してないんでしたっけ?
投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/08/03 22:18
政治力のあるバレンボイムが頑張っている限りは、統合は避けられそうですが。。(単に先延ばし?)
バレエは既に統合してますが、マラホフ人気もあって二つの小屋で高水準の公演を維持してるように見受けられます。
やはりオペラってお金掛かり過ぎるようですね。税金を払っている市民の立場にたてば、「もったいない」という意見ももっともだとは思います。でも一オペラファンとしては、統合されるととても残念。
>コンヴィチュニーも、ベルリンではコミッシェだけ・・・
言われてみればそうかもしれませんね。。演出ばかりを誉めましたが、歌手陣も決して悪くないですよ。ドイツの地方劇場以上の水準でしょう(ハンブルクくらい?)。日本人で活躍されている天羽明恵さんも素晴らしい歌手です。
投稿: フンメル | 2005/08/03 23:55
>バレエは既に統合してますが
ええーっ、知りませんでした(^^;というか、恥ずかしながらバレエのことは全く知らないんですよ。
確か、6月にリンデンのバレエ団が『バレエ版リング』来日公演を行ったんですよね?
マラホフのことは、ホテルに置いてあった雑誌で、派手に紹介されていたので、そこで初めて名前を覚えました(^^;
>やはりオペラってお金掛かり過ぎるようですね。税金を…
でしょうね…色んな意味で、過渡期と言えそうですよね。
>天羽明恵さん
二期会の『ルル』の方でしたっけ?そうですか、あの劇場を拠点に活躍なさってるんですね。覚えておきます(^^)
私が聴いた時の、東洋系の指揮者Jin Wang氏も、とてもよかったですよ。あの劇場専属の方なのかしら?
投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/08/04 04:00
>コーミッシェ・オパー・ベルリンはいい劇場
大賛成です!実は一昨年ベルリンに行ったとき、唯一行ったオペラハウスがコーミッシェだったんです。その時の演目は夏なのに「こうもり」と「メリー・ウィドウ」で、どちらも演技の上手な歌手ばかりでチケット代も安くてとっても楽しかったです~。
演出家の名前は覚えていませんが、「メリー・ウィドウ」でカミーユがヴァランシエンヌ(男爵夫人)に向かって歌う時、舞台上の大階段が派手なピンクにライトアップされて大笑いしたのが忘れられません。客席も適度にリラックスした雰囲気でとってもいい思い出になっています。ドイツ語のオペラもしくはオペレッタを上演している時は、翻訳に違和感を感じることも無いですし、気軽にオペラを楽しみたいときにぴったりの劇場だと思います!…私も2回しか行っていませんけど(^_^;)
投稿: Sardanapalus | 2005/08/04 07:15
>リンデンのバレエ団が『バレエ版リング』
「リンク」は、ベルリンではドイチェオーパーでの公演でした。確かにいつの間に統合してたの?という感じでしたね。
>天羽明恵さん
コミッシェ・サイトで来シーズンのソリスト表見たら、天羽さんの名前載ってなかった!少し前にリゲティのオペラに出てたんですが。。ベルリンから離れてしまうのかも?
>Sardanapalusさん、
コミッシェのオペレッタは評判いいですね。いい公演を見られたようですね!
コメント拝見していて、自分がコミッシェに行かない理由思い出しました。。ドイツ語上演だから字幕がなく、劇(と、笑い)についていけない…。これは個人的な問題ですが。
投稿: フンメル | 2005/08/04 07:49
モイカ・エルドマンと発音するんでしょうか?
要注目ということですね。
コーミッシェはまだ行ったことがないんです。来日公演は見ましたが(フェルゼンシュタイン演出のオッフェンバック「青髭」)。内部はこんなに豪華だったんですね。
投稿: TARO | 2005/08/04 10:30
サルダナパルスさん:
コーミッシェに行った事がおありなんですね(^^)《メリー・ウィドウ》かぁ…
一度実演を見てみたいんですけど、こういう楽しいものに、当たってみたいですね(^^)
>気軽にオペラを楽しみたいときにぴったりの劇場だと思います!
賛同いただいて嬉しいです。イギリスだと、これに該当するような劇場はどこになるのかしら?
フンメルさん:
>ドイツ語上演だから字幕がなく、劇(と、笑い)についていけない…。
…在独のフンメルさんでも、そうなんだぁ…と、少し安心しました(^^;
音楽がついている部分はごまかしが効くんですけど、台詞の掛け合いとなると、難しいですね。《魔弾の射手》でも、そういう「置いていかれちゃう」ような感覚を味わいましたから(^^;
TAROさん:
>モイカ・エルドマンと発音するんでしょうか?
かな?ドイツ語ですけど、経歴と写真を探し出してきました。
http://www.berlinerbachakademie.de/Biograf/MErdmann.htm
ハンブルク生まれで、ハンブルク歌劇場の少年(この場合、少女になるのかしら?^^;)合唱団で歌ってたみたいですね。ハンブルク出身の歌手って、結構多いですよねぇ?!
次回ベルリンに行かれる時には、是非コーミッシェへどうぞ(^^)
投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/08/04 21:51
あ、こういう顔なんですね。可愛いけどちょっと予想と違ってました。役柄から勝手にマティス、ポップ系のくりくりお目目の丸顔かと決め付けてました。(笑
はやくもレコーディングもあるんですね。
投稿: TARO | 2005/08/05 12:01
ふふふ。TAROさんのお好みは
>マティス、ポップ系のくりくりお目目の丸顔
ですかぁ?^^#
今回は舞台が遠かったので、はっきりとお顔を認識してなかったですけど、可愛いですよね(^^)
スタイルも抜群ですよ(^^!ざっと見た感じのレパートリーでは、スザンナを是非!と個人的に思います。
>はやくもレコーディングもあるんですね。
最近は、マイナーレーベルの数も以前よりも増えてますから、若い歌手さんたちもチャンスがあれば、どんどん出しているんでしょうね。
…誰かさんも早くソロアルバム、出してくれないかなぁ(笑)
投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/08/05 23:18