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せんきょけっか−在外者のつぶやき−

選挙の結果が出て、こちらのCNNでも一時間毎に、ニュースを繰り返し放送しています。

お友達ブログのTAROさんも仰ってますが、この結果は非常に良くないと思います。
また、今回のような結果になったことに対し、気が滅入ると同時に、驚きでいっぱいです。

TAROさんの記事の中の
「テレビ朝日の番組では、今回若い人が投票所に足を運んだと言う話題にからめて、古館さんが「今の若者は勝ち馬に乗りたがる」というようなことを言っていました。なるほどと思いました。結局その風潮がすべてだったのかなという気がします。」
という部分を読んで何となく納得。

…ふーん、そうなんだ…

自分で物事を考えられないって、なんだかなぁという気がします。

まぁ、こうなってしまった以上、成り行きを見守るしかないのですが…この分ですと、日本に帰国するのが正直言って恐ろしいですね。

ついでですので、在外者の選挙権について、書いておきます。

在外者が選挙をするには、まず「在外選挙人登録」を済ませないといけません。
この登録自体が既にがまどろっこしくて、以前は管轄の在外公館まで直接行かないと出来ませんでした。
我が家の管轄在外公館は、車で8時間かかる場所にあります。半年に一度、最寄の大都会まで出張公館?してくるので、その時に登録できます。一応、これでも以前に比べると進歩したのでしょう。

実は我が家は、去年の参議院選挙の前に在外選挙人登録を済ませたので、その時ちゃんと投票するつもりでした。
ところが、この投票システムも、かなりまどろっこしいんです(T_T)
郵便投票か、在外公館での選挙になるのですが、ウチから在外公館まではかなり遠いので、郵便投票にしました。

この場合、
1.選挙人登録カードを予め登録しておいた、日本の選挙地区(最後に住民票があったところの自治体)へ送り、郵便投票用紙を請求
2.日本から投票用紙とカードが送られてくる 
3.投票用紙に記入し、選挙予定日に間に合うように日本へ再送…

という仕組みです。去年の選挙は7月11日でした。選挙人登録カードが送られてきたは、6月15日。
翌日の16日に送りましたが、郵便の到着までには、1週間は見ておかなくてはなりません。戻ってくるのにまた一週間。すぐに処理してもらえば、なんとかギリギリで間に合ったことでしょう。

この時、7月3日から夏休みの旅行を控えていたので、日程的に「厳しいかな」という不安はありました。しかし、選挙日も間近にせまっています。出かける予定があるなしに関わらず、6月中に送ってくるのが、筋でしょう。

もちろん、郵送費は『自費』ですし、返信用の封筒も自分で用意。。
同じ地区で選挙人登録をなさったお宅は、2.のカードがウチよりも一週間遅く届いた為、こちらからの請求用紙を送る時に、速達で出したところ、7月2日に、速達で届いたとか・・
でも我が家には、待てど暮らせどカードは届きません。

結果的には、出発した日の午後(つまり、7月3日の午後)に速達(EMS)で送られてきました。10日間の旅行の後、不在票が入っていたので、郵便局へ行ったら、こちらではEMSは5日間しか保管しないので、日本へ送り返したと言われました(^_^;)

そもそも、7月3日に届く速達なんて、いつ送ったんだ?!と、その時は抗議の電話をしようと思っていたんですが…のど元過ぎればーーで、すっかり忘れていました(^^ゞ

いずれにしろ、郵便事情を考慮すると、選挙日まで一週間弱の日程で送ってくること自体、間に合うかどうか、ギリギリ…というところでしょう。

そう思うと、こちらから最初に出した時に、速達で出すべきだったのかな・・と、少し後悔してます。
でも普通郵便だと80セントのところが、速達だと12ドルですしねーー;
権利を行使する為に、お金がかかるというのもなんだかなぁという気がします。せこい話ですけど。

そういうわけで、我が家は選挙人登録をしているのですが、このカードを紛失してしまった形になっている為、今回は(も?)残念ながら選挙できませんでした(ToT)

今回のように解散から公示日までの日程の短い選挙では、「間に合わない」のが実情です。今回は選挙期間中、こちらのレイバーディの連休にかかっていたこともあり、在外公館のある場所へ旅行した方も少なくないようです。

しかも、これだけ苦労をさせておきながら?!投票できるのは「比例代表」のみ。小選挙区の代議士さんへの投票はできないのです。
(だったら、最後に住んでいた所へ選挙人登録するのも、あまり意味がないような気もするんですけど…)

在外者の数も、昔に比べるとうんと増えているんですから、こういうことももっと改善して欲しいのですが、今回の結果では、とても改善されるとは思えませんね。

あーあ…ますます気が滅入るーー;ということで、気分転換にメインサイトのトップページのお色直しをしました(^。^;

…これで10月末まで、乗り切るんだー!

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American Life」カテゴリの記事

コメント

私もウェブニュースで結果だけ見て、余りにも気分を害したので記事も読まずに論文に戻ってしまいました。タダでさえ頭が痛いのに、余計に頭痛のネタが増えてしまった…。私も今回は投票してません。っていうか、急に解散総選挙だったので、それからヴァラリンさんが書かれている「在外選挙人登録」手続きをしても間に合わなかったから諦めたというのが正しいですね。今日も日本人の友達と「2年もしたら徴兵制が成立してるかもよ~」と言いながらクラ~くなってました。

投稿: Sardanapalus | 2005/09/13 04:55

サルダナパルスさん:

海外在住者のほうが、特に

>「2年もしたら徴兵制が成立してるかもよ〜」と言いながらクラ〜くなってました。

の点に関しては、危機感を募らせているのかもしれませんね。
今回、若い方の支持を集めたということだそうですが、ホントに状況を認識しているのかしらね?

テレビが見られなくて、生のニュースがわからない…と感じていても、昨今の報道情勢のお話を日本在住の方から聞く限り、実はその方が健全なのかもしれません。

>「在外選挙人登録」手続きをしても間に合わなかったから諦めたというのが正しいですね。

そうですね。こういう急な選挙に制度が対応してませんものね!

投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/09/13 07:36

>ホントに状況を認識しているのかしらね?
「自分にとって大事なこと」がわかってないんじゃないの?

「郵政改革?!」なんてものに踊らされるってことは・・・

「劇場型」とかマスコミが命名してますが、まさに自分は客席にいて、舞台で起こってることとは無関係だと思ってるってことでしょう。その感覚を煽ってるのがメディアですね。

投稿: edc | 2005/09/13 08:27

edcさん:
>「劇場型」

でもぉ、実際には「劇場」というよりも「ワイドショー」なんじゃありませんこと?!
こういうことで「劇場」という言葉を、シレシレと使わないで頂きたいわ。劇場に対して、失礼だもんーー;
(って、そういうのは本筋ではないんですけどーー;)

>その感覚を煽ってるのがメディア

こういうのが怖いんですよーー;
なんとなく…な雰囲気に酔いしれて、気がついたら大切なものを失ってしまった…なんてことにならなきゃいいんですけど。

投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/09/13 11:19

ヴァランシエンヌさん

TBありがとうございました。こちらからもTBさせていただきました。

それにしても驚きましたね。海外での選挙、こんなに面倒くさいものだったとは。しかも時間かかるし。
「手間かかるから、投票するんじゃねえよ!」といわんばかり・・・

比例代表しかできないというのは、日本のTVでも報道されていたので知ってましたが、手続きの複雑さとか、在外公館までいかないといけないとか、何を考えているんでしょうか、ほんとに。

>「劇場」という言葉を、シレシレと使わないで頂きたいわ。劇場に対して、失礼だもんーー;

そうそう、大賛成。(笑

テーブルの向こうのグリーンが素敵です。

投稿: TARO | 2005/09/13 12:48

日本で話題などを放送しなかった。


投稿: BlogPetのブレーチェン | 2005/09/13 14:17

TAROさん:
こちらこそ、TBありがとうございます。

>海外での選挙、こんなに面倒くさいものだったとは。

そうなんですよーー; 選挙権は国民の権利なのに…
今回のような急な選挙の場合は、上のコメントでサルダナパルスさんも仰ってますが、間に合わないのが実情です。選挙人登録自体に時間がかかりますからね。

選挙もネット対応できるようになるといいんですけど、今回の結果ではそっちの方向に動く可能性は、限りなくゼロに近いですよね(ToT)

ブレーチェン:

>日本で話題などを放送しなかった。

そうね、どうやら偏った話題しか放送しなかったみたいだから…

投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/09/13 21:04

「魔笛」の台詞の件といい、この問題といい、ヴァランシエンヌさんの本質的論点を拾い上げる慧眼には、いつも感心させられます。
ご存知でしょうが、14日に最高裁が96年来の訴訟について、在外者が、衆院小選挙区と参院選挙区で投票できないのは違憲とする判決を下したそうです。国側が説明する、選挙区選挙に投票できない理由は「候補者個人の名前や政見についての情報を在外者に平等に提供するのは困難」というワケの解らぬものだったそうです。領事館の人手が足りないといった問題も生じうるようですが、最後の住民票があった場所か本籍地の選挙区に投票できるようになる方向のようです。因みにフランスの選挙制度では、在外公館に直接出向けない場合は、代理人による投票を認めているようです。
でも、つい10数年前までは最高裁も、政府の選択を追認するだけで、「法の番人」の役は事実上果たしていなかった事情を考えると今昔の感もあり、最高裁判決に敬意も表しておこうと思います。戦後、検事はGHQによるパージの対象になったけれど、なぜか裁判官には対しては一切行われず(裁判制度改革だけで手一杯だったとも、「防共壁」としての日本の復興を急ぐため戦前との完全な断絶は避けたからとも言われる)、戦前治安維持法を適用して思想弾圧に寄与した裁判官が戦後最高裁等の要職についた例もあるとかで、そうした事情もあり最高裁の戦後タカ派路線が定まったとか聞きます。まあフランスでも、憲法裁に当たる憲法評議会メンバーは、現在シラク大統領が任命したシラク派が過半数で、真の「法の番人」とは言えないとも言われていますが。アメリカの連邦最高裁は、盛んに違憲判決を出し、きちんと機能していると言いますね。

投稿: 助六 | 2005/09/17 08:28

助六さん:

詳しいフォロー、ありがとうございます。勉強になります。

>在外者が、衆院小選挙区と参院選挙区で投票できないのは違憲とする判決を下したそうです。

そうですか。これで少しはいい方向へ向くといいんですが…
私も自分が在外者になってみて、初めてこういうことを知るようになりました。助六さんのように、長年外国暮らしをなさっている方にとっては、一応朗報ということになるのでしょうね。

>アメリカの連邦最高裁は、盛んに違憲判決を出し、きちんと機能していると言いますね。

法の見直しを図ると言う点では、確かに見習うべきところが多いかと思います。
合わないものに関しては、時代のニーズに合わせていくべきでしょうね。

(でも、基本的には「護憲派」ですよ^^;今回の選挙結果では、そっちの方が心配ですーー;)

投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/09/20 07:05

郵政改革、賛否両論どちらの意見も聞きましたが、どちらももっともらしく、経済の話はやっぱりよくわからない…とロムするつもりだったのですが、出てきてしまいました。

アサヒコムで「欧州ど真ん中」を連載中の美濃口坦氏が、火曜日のコラム(AIC)で日本とドイツの総選挙を比較して、

>どこの国でも「改革、改革」と叫ばれている。「改革」とは紛らわしい。本当は「経費削減」と呼ぶべきで、誰かが敗者になって既得権を失うことである。こう考える人が増えつつある国から見て、「改革を止めるな」で、3分の2近くの議席をとってしまった日本の総選挙の結果は驚異に値する。でもそうなったのは、改革が開始していないか、誰もが自分は既得権を失う敗者にならないと思い込んでいるか、あるいは自分が既得権を享受していることにも気がつかないかの三つの場合しかないのではないか。

とコメントしておられます。
難しい話はよくわかりませんが、郵政改革を最優先課題にするのがはたして賢いことなのか、それがやっぱり怪しく思えるのです。

夫曰く、
「郵政改革で選挙勝てるなんて、日本は呑気だね。ブッシュはテロと同性愛者間の結婚で有権者の恐怖につけこんで勝ったのに。」

本記事はこちら:
http://aspara.asahi.com/club/user/member/weekContents.do?oid=-8575&contentOid=106271
アクセスは無料ですが、アスパラクラブに登録される必要があります。鐸木能光のコラム「デジタルストレス王」では、何だか非民主的な選挙区制度について書いてあり、これも勉強になります。

ところで、合衆国の連邦最高裁も、今大統領が判事2人を新たに任命することになり、おおいにもめています。判事は終身勤めることが可能なため、今の人選がこの後30年、40年に渡って最高裁の判決に影響を与えることがありうるからです(最近亡くなったレーンクィスト判事長はニクソン大統領に任命されました)。今保守3人、革新3人、中道1人でバランスがとれていますが、レーンクィスト氏が亡くなる前に中道のサンドラ・オコナー判事が引退を表明しました。大統領は保守系の判事を二人任命して、最高裁を保守系寄りにしようとするはずです。現在行われている判事候補の公開質問では、保守・革新どちらの議員も生命倫理に焦点をあてており、候補がのらりくらりと玉虫色の応答をしている模様です。
三権分立はどうなっているの?

投稿: 雪虫 | 2005/09/21 05:38

雪虫さん:

レス遅くなってごめんなさいね。興味深いサイトのご紹介も、ありがとうございます。
ご主人の仰ることは正論でしょうね。世界の常識から見たら、不思議がいっぱい??だと思います。
郵政改革以外に考えなくてはならないことが山積みなのに、そっちに目を行かせないように、わざわざ騒いでいたようにも感じられて仕方がないのです…

お友達ブログのTAROさんの御宅で再び話題になりましたが、一日あたりのTV視聴時間が長いほど、与党に投票するひと、首相を支持するひとが多かったそうです。

http://taroscafe.cocolog-nifty.com/taroscafe/2005/09/3tvwatch_what_h_bb9e.html

「改革に、一票♪」と軽いノリで投票する人が多かったそうですね。
そして、そうやって投票した人たち(特に若い世代で)は「こんなに数が増えるとは予想もしていなかった」と、しゃあしゃあと言っているとか、いないとか…

>合衆国の連邦最高裁

解説ありがとう♪
このあたりのことは、あまりよくわからないので、教えて下さると助かります(^^!

投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/09/23 06:07

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