« 待ち遠しい… | トップページ | ↓の追加で »

アイドルを探せ!Vol.5 アーヴィン・シュロット(Bs-Br)

《10月12日》
E.シュロットの市販映像の紹介を追記しました。《愛の妙薬》ドゥカマーラは、お勧め!
配役はこちらでも確認できます。

ロサンゼルスでのフィガロ この《自分勝手な不定期連載》は、Vol.4 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br) を取り上げた時点で、一応終わりにしようかな、と思っていました。

ですが今までのラインナップでは、あまりにも活動範囲(ベルリン中心)と知名度に偏りがあるし、元々このシリーズを書きたいと思った直接のきっかけとなった、ダレカさんに関しては、暴走して別館まで作ってしまいましたからもう少し気楽な気持ちで、若手の歌手さんたちを取り上げてもいいかな…という気になりました(^。^;

ということで、前と変わらずに《不定期連載》ですが、再開したいと思います。宜しくお願いしますm(__)m
特に今日取り上げるこの人↓については、絶対に皆様の方が詳しい!と思いますので、是非楽しいコメント、お待ちしてます。

アーヴィン・シュロット(Erwin Schrott:1972年ウルグアイ生まれ)
(彼の名前は、「エルヴィン」「エルウィン」「アーヴィン」「アーヴィン」と、様々なカナ表記があるようですが、どれが一番普及しているんでしょうね?o?)

ざーっと検索してみた所、プロフィールはこちらのサイトが詳しいようですね。

実はシュロットを取り上げたのには、ちゃんと自分勝手なワケがあります。
keyakiさんが10月5日の記事で

「イタリアのオペラ雑誌"l'opera"から気になる歌手の公演記事をご紹介」

という記事を書いていらっしゃいますが、ここでシュロットの興味深いインタビューを取り上げて下さいました。

そこのコメント欄で、keyakiさんから
「若手のバス歌手、4、5才お兄さん(←※註1)ですから、関心がありますでしょう。」
と、しっかり見透かされたツッコミを受けましたので、ハイ、正直にお答えします(^。^;

ええ、もう関心があるどころか(!)シュロットとヴィノグラドフは、私が勝手に思い込んでいる共通点がいくつかあるんです(^。^;

※註1:
シュロット→'72生まれ。
ヴィノグラドフ→'76生まれ。

シュロットのことを初めて知ったのは、かれこれ5ヶ月近く前の話になりますが(時がたつのは早いですねー!)なつさんのブログで話題に上ったのをこっそり読ませて頂いたのがきっかけでした。
(なつさん、その時は書き込まなくて、失礼しましたぁ…^^;)

そちらのコメント欄で、ウルグアイ生まれ?(←※註2)ドミンゴのコンクール?!(←※註3)コッリーネがかっこよかった?!
…などと話題になっていたので、色々調べてみると、レパートリーもコッリーネやフィガロ、そして更にエスカミーリョと、同じものが確かに。

※註2:
これは共通点というよりも、私のバカ話を披露します(^。^;

シュロットの顔、どう見てもラテン系だけど??でもまぁ、一口に東欧と言っても、様々だから、こうい系統の人もいるんだろうなって、思ったのです。 → おバカな私、この時「南米のウルグアイ」を「東欧のウクライナ」と完全に勘違いしてました…

※註3:
シュロットはドミンゴ主催国際オペラアリアコンクール’98の優勝者
ヴィノグラドフは’03に出場してますが、最終選考に残ったものの、優勝はしてません。

…いえ、別にいいんですけどねっ。

というわけで、噂のコッリーネを見てみようと思い、映像を見てみることに。その時の映像鑑賞記はこちら
確かに容姿もいいし、もっと音域の高い歌手かと想像してましたが、意外と低めなので、ちょっとビックリ。歌い回しも上手いし、お芝居も自然でいい感じでした。

《10月12日追記》
ジャケットにいんちき薬売りが?!
上記の「ボエーム」の映像は、テレビ録画を見ました。残念ながら市販されていないので、市販映像でシュロットを見てみたい方は《愛の妙薬》ドゥカマーラがお勧めです(#^.^#)
私はこのオペラ、あまり馴染みがないので詳しくは語れませんが(笑)なかなか楽しかったです。

なつさんedcさんのお宅で話題になったのも、この映像の発売がきっかけでしたね!詳しい感想を読みたい方は、お二人のブログへGo!

こんなエスカミーリョなら、恥ずかしくないです…さて、"l'opera"のインタビューで、エスカミーリョについて語っているのが興味深いですね。

「エスカミーリョをやる歌手はみんなそう言うでしょうけど。ちょっとたいくつな役です。今の公演が終わったら引出しにしまおうと思います。」(もっと詳しく読みたい方は、keyakiさんちへGo!

…ほらぁっっっっっっ、やっぱり(^_^;)

とはいえ、上の写真(クリックすると拡大します)で見る限り、ラテン系の顔立ちの彼のエスカミーリョはとっても素敵ですね!派手な衣装も、よく似合っているじゃないですか(#^.^#)

これならわたしだって、恥ずかしがらずに見れると思います(^_-)-☆

…なんか、シュロットで埋め尽くさないといけない「はず」なのに、いくら「気楽に取り上げる」とはいえ、気がついたら、なんて自分勝手な取り上げ方…
シュロットを愛する皆さん、ごめんなさい^^;

ついでに付け加えておくと、確かに二人のレパートリーは重なっているものもいくつかありますが、活動地域がばらついているのが、興味深いですね。
ざっと見たところ、シュロットは主にイタリア、アメリカ中心で活躍中ですが、ヴィノグラドフはベルリンを拠点に、フランスも少々…です。

こういう面から見ていくのも、面白いですね。

・シュロットの今後の予定はこちら(Operabaseより)
なんといっても、話題は来年6月のメト来日の「ドン・ジョヴァンニ」でしょうか?我が家でもお馴染みの?ルネ・パーペがレポレッロで共演しますね。なつさんは、ご覧になる予定なのですね!
今からお話を伺うのを、楽しみにしてます(^^)

《おまけ》
シュロットについて検索していたら、こんなサイトを発見しました。
当代のバリトン歌手がずらりと並んでますね!ファンの方には周知のサイトかと思いますが、一応紹介しておきます。
シュロットは勿論のこと、キーンリーサイド、ホロストフスキー、ダルカンジェロなどの素敵な写真が見られますよ!

« 待ち遠しい… | トップページ | ↓の追加で »

アイドルを探せ!」カテゴリの記事

コメント

TBありがとうございます。
>「南米のウルグアイ」を「東欧のウクライナ」と完全に勘違いしてました…
こういう勘違いわかりますよ、ヴァラリンさんは、ドイツとかロシアの方を向いているってことですよ。

フィレンツ5月音楽祭のドン・ジョヴァンニはネットで放送されましたが、録音してないんですよ。再放送されれば、ぜひ聴いてみたいですね。

不定期でも連載再開ありがとうございます~。今度は誰が見ても男前(笑)のシュロットですね。実は今シーズンのROH「フィガロの結婚」でタイトルロールなので、私も注目中なんです。名前は苗字がドイツ系っぽいので「アーヴィン」もしくは「エルヴィン」になりそうですけど…。オペラ歌手の名前って本当に困りますよね~。

>「南米のウルグアイ」を「東欧のウクライナ」と完全に勘違い
ふふふ、すみません、ついつい笑ってしまいました~。でも、こういう勘違いってありますね。

>来年6月のメト来日の「ドン・ジョヴァンニ」
カッコイイだろうなぁ。日本はやっぱり羨ましいですね~。チケットの値段が高いけど(笑)パーペはベルリンでジョバンニやった後、日本でレポレッロですね。歌うパートを間違えそう(笑)レポレッロやりたいシュロットと1回くらい交代したりして!?

>おまけ
よく覗いてます(笑)世の中にはこんなページを作ってくれる奇特な人もいるんですよね~。低音好きは必見ですね。

TBありがとうございました!
シュロットくんのファン始めたのに、ウルグアイ生まれということぐらいしか知らなかったので、ご紹介のページとてもありがたいです。
私は初めて「愛の妙薬」でシュロットを観た時に、思いっきりラテン顔なのになぜゲルマン系の名前???と思いました。
ウルグアイってドイツ系の移民が多いのかもしれませんね。

実は私も、男性は低声の方が好きなのかなと、思うことがあります (^^;
テノール=王子様だけど、セクシーなのはバス、バリトン…なんて、失礼しました~

keyakiさん:

こちらこそ、ネタ提供ありがとうございます。
たまには違う人のほうを気楽に向いてみないと…と思ったので、ちょうどいいタイミングでした。
今月に入ってからはボエーム騒動で、暴走気味でしたから(^_^;)

>フィレンツ5月音楽祭のドン・ジョヴァンニ

え~~keyakiさんでもそんなことが(^_^;)
私も是非、シュロットのレポレッロを聴いてみたいですね。

サルダナパルスさん、再開喜んでいただけて嬉しいです(#^.^#)
とは言っても、あまり詳しくないですから、これ!というひとがいたら、是非教えて下さいね。

>今度は誰が見ても男前(笑)

辛気臭い顔が好きな私には、本当は眩しすぎるんですけどね(^^;
でも客観的に「イイ男」を見るのも、審美眼を保つ為には必要でしょう。

>ROH「フィガロの結婚」でタイトルロール

お話を伺って、Topにロスでのフィガロの写真を貼り付けました(…って、昨日オペラベースで一応調べていたんですけどね…)年明けの公演ですね。
レポートお待ちしてます(#^.^#)

>>勘違い

ここまで思い込むか!って感じですよね…付ける薬がないんですよ、私には(///;

>パーペはベルリンでジョバンニやった後、日本でレポレッロですね。

んー、そういえばそうですね(^^;この場合、視覚的にはこの組み合わせが…と思いますけど、でもシュロットのレポレッロにも興味をそそられますよね!

余談ですが、パペは’07のリンデン来日公演で、ジョヴァンニをやる可能性大でしょう。
http://www.nbs.or.jp/festival/2007berlin.html

ちょっと前まで、オランダ人が演目に入っていたんですけど、「ドン・ジョ」に変わったんですよね。なんか、日本は毎年来日公演で「ドン・ジョ」の嵐?!ですね^^;
(いけないわ、つい話題がリンデンに逸れちゃう…)

>>おまけ
キーンリさんがいきなり目に入ってきたので、絶対ご存知だろうと思ってました(^^!

なつさん、早速遊びに来て下さって、ありがとうございます(^^!
元はといえば、なつさんのお宅で話題になったのがきっかけでしたから、ご紹介ありがとうございました。
一晩眠ってから、ちょっと追記したので、また新たにTB&リンクさせて頂きました。

>思いっきりラテン顔なのになぜゲルマン系の名前???と思いました。

そうなんですよね…私の勘違いには、彼の苗字も影響したと思いたいです(^^ゞ

>実は私も、男性は低声の方が好きなのかなと、思うことがあります (^^;

はは^^;私も今でもテノール愛好に変わりはないんですよぉ(笑)
テノールでも、あんまり高くて細い声よりも、重心の低い、いわゆる「男らしい声!」が好きですから、パート云々よりも、好きな声は好きな声でいいんじゃないかな~~と、自分勝手に解釈してます(^^;

「アイドルを探せ!」も、いい若手のテノールがいれば、すぐに取り上げますわよ(笑)

TB どうも^^!です。

>男性は低声の方が
ネットで知り合った女性の皆さん、こうおっしゃる方が多いですね。

正直に言いますと、低声歌手(バス、バリトン)というか、その役柄でまさにセクシー!と感じることがあまりないのですが

いわゆる王子さま、例えば、ロッシーニの「シンデレラ」の、もセクシーだとは思いません。

で、どんな声、あるいは誰の声が、私にとって、セクシーかって、言わなくても、わかりますよね・・^^!

>シュロット
この間、CSで放送していた、ロッシーニ「モーゼとファラオ」に、ファラオで出演してたようですけど・・ 終わりの方のモーゼ変奏曲になっている部分まで、早送りしちゃいました・・ シュロット、どこ?どこ?で、全然目にも耳にも留まらないままでした:-)

あーedcさん、被っちゃいましたね(^^;

>で、どんな声、あるいは誰の声が、私にとって、セクシーかって、言わなくても、わかりますよね・・^^!

そりゃもう…(笑)
上で私が書いたこと、ほぼ合っているでしょう?^^;

>>シュロット

いいですねー、映像が次々と(笑)
(いえ、ひがみじゃないですよ…ホントに)

あらら、見事に太平洋はさんで、同時送信^^!!

>そりゃもう…(笑)
上で私が書いたこと、ほぼ合っているでしょう?^^;

はい、はい。その通りです。類型化は無謀かと・・:-)
>セクシー とは、端的に言えば、
>「男らしい声!」
ですね!

わー、チャット状態嬉しいです(#^.^#)

>類型化は無謀かと・・:-)

ですね(^_^;)
前にこんなこと↓も書いたんでした(^^ゞ

http://valencienne.tea-nifty.com/brot/2005/07/post_9fec.html

>ロスでのフィガロの写真
うわ、セクシーなフィガロだ~(@_@)マクヴィカーが演出するので、さてさてどうなることやら!と興味津々です。他のキャストも充実してますしね。

>パペは’07のリンデン来日公演で、ジョヴァンニをやる可能性大
そうそう、そういえば今回チラシを見たんでした。そりゃ、「ドン・ジョバンニ」はパーペでしょう。2004年ウィーン、2005年モネ、2006年メト、2007年ベルリン…日本は毎年レベルの高い「ドン・ジョバンニ」が見れるという幸運に恵まれているわけですね~。リンデンの来日で一番気になるのは名前が出ているトレーケルの役…何やるんでしょう?

>うわ、セクシーなフィガロだ?(@_@)

ね!
ざっと写真を検索してみると、結構脱ぎ気味の写真、目立ちますね…
(目指せ!キーンリさん!なのかも^^;)
コヴェントガーデンのフィガロは、マクヴィガーの新演出ですかぁ。ということは、脱ぎ気味決定かも…^^;

>リンデンの来日
>一番気になるのは名前が出ているトレーケルの役

パペは、ジョヴァンニ&マルケ王のダブル出演というセンが強いと思ってます。

で、トレーケルですが…う==ん、クルヴェナールかなぁ?
でもこの役一つのために…とは考えにくいので、もしかしたらリサイタルを持ってくる可能性もありますね。オペラの来日公演と合わせてリサイタルを開くかたもいらっしゃいますし…

どの話も、100%私の憶測ですけどね(^^ゞ

リンデンの「トリスタン」は、来年4月のフェストターゲで新演出ですし、二人は一応、このプレミエに出演しますから…

http://www.staatsoper-berlin.de/de/fs_b2_neu_tristan.htm

来日公演は、必ずしも本拠地で実際に活躍中の歌手を連れてくるわけではないし、どちらかというと、知名度の高い歌手に偏る傾向もあるから、「え?このひとリンデンに出てるっけ?!」というひとも、もしかしたら含まれる可能性がありますよね。

(いけないわ、どうしても話がリンデンに…(笑))

この記事へのコメントは終了しました。

« 待ち遠しい… | トップページ | ↓の追加で »

Search




  • WWW here

カテゴリー

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ