R.シュトラウス《ナクソス島のアリアドネ》 映画版 1977年
edcさんのお宅でも既に紹介済みです(^o^)
3年ほど前でしょうか?最初に見たのがこの映像でした。バラの騎士やアラベラなどの、お洒落な感じのメロディがついているシュトラウスの作品にハマり始めた頃だったと思います。この作品にもすぐに反応。なかなか開眼とまでは行かなかったのですけど…
豪華なキャストで、役柄と見た目のズレもなく、王道中の王道とも言える演出ですし、作品の面白さを窺い知るのには、充分な映像です。
作曲家とツェルビネッタ、声的にも勿論ですが、姿も本当に美しいです。特に作曲家のトゥールデリーゼ・シュミットは、私はこの役以外での録音・録画を知らないのですが、とっても魅力的な方ですね。真っ直ぐな作曲家のイメージにピッタリだと思います。
このコンビは、昨年Orfeoから発売された'82サヴァリッシュ指揮のザルツブルグライブ盤のCDでも聴けますが、音楽的にはCDの方が、ライブということもあってか、盛り上がっているような気がします。
でも目も一緒に楽しみたい!という意味合いでは、この映像は魅力的だと思います。
バッカスは最高(^^! プロローグでのワガママぶりは、もしかして地じゃないのぉ?!とつっこみたくなるくらい、ハマってますし、「オペラ」の方では、あま〜い二枚目ぶりを発揮。
ルネ・コロは最近すっかりご無沙汰でしたが、こういう派手な旋律で、ぐーっと歌い上げる役だと、ホントによく合っていると思います。久々に痺れさせて頂きました(^^;
edcさんが「凛々しいショットを捜すのに苦労?!」なさって、ステキな立ち姿(とプロローグでのワガママぶり?!)を紹介していらっしゃいます。ということで、私は思いっきり甘いショットをご紹介しましょう(^^!
えーと、この作品の《道化オタク》としては、道化さんたちにも注目しないわけにはいきません(^^;
テノールの道化の一人(ブリゲッラ)にツェドニク(彼は舞踏教師との二役ですね)、バスのトゥルファルディンにはマンフレート・ユングヴィルトと、なかなか豪華な組み合わせです。
アンサンブルのテンポの取り方は、古きよきウィーンの香り?!という感じがします。
主な配役:
プリマドンナ/アリアドネ:グンドラ・ヤノヴィッツ
ツェルビネッタ:エディタ・グルベローヴァ
テノール歌手/バッカス:ルネ・コロ
舞踏教師/ブリゲッラ:ハインツ・ツェドニク
音楽教師 :ワルター・ベリー
作曲家:トゥールデリーゼ・シュミット
執事長:エーリッヒ・クンツ
トゥルファルディン:マンフレート・ユングヴィルト
カール・ベーム指揮 ウイーン・フィル 1977年
ウィーン国立歌劇場フィリッポ・サンジュスト演出に基づいた映画版
《関連記事》
・2005年10月27日:ドレスデン1999年 映像鑑賞メモ
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コメント
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TB、どうも・・ 私のほうもしました^^!
基本的な映像として最適ですね。DVD化してほしいです。
投稿: edc | 2005/11/05 07:25
>バッカスは最高(^^!
>あま〜い二枚目ぶりを発揮
おおっ、今度はレディキラーなコロですねぇ。髪もふさふさだ~(これって自毛ですよね?)
衣装・美術をちゃんと時代考証して作ってあるのが分かります。こういう「王道」演出こそDVDにするべきだと思うんですけどね~。
投稿: Sardanapalus | 2005/11/05 11:31
edcさん&サルダナさん:
>DVD化してほしいです。
>こういう「王道」演出こそDVDにするべきだと思うんですけどね~。
そうですね。新しい演出の方が面白いことは面白いんですけど(^^;やっぱり王道は必要ですものね。
>髪もふさふさだ~(これって自毛ですよね?)
う==ん、どうだったかなぁ?!
この方はCDのスナップ写真とか見ると、単なる普通のおじさんですけど、こういう舞台メイクがとても映える顔立ちですし、お化粧に合わせたカツラなのかもしれません(^^;
投稿: ヴァランシエンヌ | 2005/11/07 23:43