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モーツァルト《魔笛》スカラ座1995年

最初にサルダナパルスさんのお宅で紹介され、次に、edcさんのお宅で紹介されたからには、見てみなくちゃ!!ということで(^^!

舞台写真を含めた詳しい解説、感想はサルダナパルスさんのお宅一部映像はedcさんのお宅でどうぞ!!

サイモン・キーンリーサイド@パパゲーノは、2003年コヴェントガーデンでの映像でも見られますか、スカラ座ではとにかく若い!!edcさんが
《このパパゲーノはもしかしたら本当に鳥なのかも・・、まるでニワトリみたいな動きをするのが傑作です。》
と仰ってますが、全く私も同感です。

アンドレア・ロスト@パミーナは、お名前だけは知っていたのですが、彼女を見た(聴いた)のは初めてです。もっと細い声を予想していたんですが、意外と重いんですね。ビックリ(@。@;
この役に対する私のイメージと歌のスタイルが少し違うかな?でも見た目は美しいですね。
彼女、ドイツ物はあまり他にはやってないような気がしますが、どうなんでしょうか…

私の場合、諸般の事情により、どんなザラストロにもひたすら厳しくなりますけどf(^-^; マティアス・ヘレ@ザラストロ、いわゆる《ステレオタイプ的ザラストロ》だと思います。
個人的にはこの役には、もう少し色気が欲しいな…なーんてね。
ワーグナーで時々、お名前を拝見しますよね。

少し残念だな、と思うのが、小気味良いテンポで進むのは、それなりに快適なんですが、それだけに《魔笛》の、何と言うのか…《間》みたいなものが薄まっているような気がします。
でもこれがイタリアのテンポなのかもしれませんね(^^!

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パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
パパゲーナ:リーザ・ラールソン
タミーノ:ポール・グローヴズ
パミーナ:アンドレア・ロスト
ザラストロ:マティアス・ヘレ
夜の女王:ヴィクトリア・ルキアネツ
モノスタトス:セルジョ・ベルトッキ
三人の侍女:アディーナ・ニテスク(*1)、ペトラ・ラング、リーオバ・ブラウン
武装した男:アントニー・マイケルズ・ムーア
三人の童子:テルツ少年合唱団員

指揮:リッカルド・ムーティー
演出:ロベルト・デ・シモーヌ

(*1) 昨年12月、ベルリン・ドイツ・オペラの「マノン・レスコー」でのタイトルロールでした。

***************************

私は途中で脱落してしまった"we need a here!"の残りをedcさんが読了なさったので(ありがとうございますm(__)m)HPにおいてある"Collaboration"のページ、ちょっと改造しました。

今日の記事も《魔笛のお部屋》に、追記してあります。

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オペラ:ディスク感想メモ」カテゴリの記事

コメント

>《魔笛のお部屋》
リストが長くなりましたね^^!

>《ステレオタイプ的ザラストロ》
いなきゃいけないからいます〜〜〜って^^;
>マティアス・ヘレ
けっこうおなじみさんなんですよね....
声だけのほうがいい・・というか、少なくとも
気分のあしをひっぱりません。
ごく普通のおじさんなんですけどねぇ〜〜
(それが問題なのかも^^?)

わざわざ丁寧なリンクとTBありがとうございます~。こちらからも一応TBしておきます。「魔笛」のお部屋はまるで資料館みたいですね。個人的に色々比較する時に利用させていただいてます♪

>ロスト
>もっと細い声を予想していたんですが、意外と重い
あ、想像よりは重たかったですか?私としてはそれでも細めだと思う声なんですけど…外見に騙されているのかしら。

>《ステレオタイプ的ザラストロ》
これが最初の映像だった者としては、「ザラストロって、偉そうに退屈なこと言う爺さんだなぁ」としか思えなかったですよ(笑)

>《魔笛》の、何と言うのか…《間》みたいなものが薄まっているような
個人的には、山ほどある台詞が舞台のテンポを狂わせているような気がします。特に、タミーノ君の棒読みっぽい喋り方が気になります(笑)

edcさん&サルダナパルスさん:

わわ~~、TB&リンク報告に行かなくちゃ!と思ってたのに、コメント、ありがとうございます^^

>>《魔笛のお部屋》

サルダナさんに使って頂いているとは、恐縮です(^^!
edcさんみたいに、全部きちんとリストにしていると探すのも楽なんですが、少しずつでもまとめて行けたらなぁと思ってます。

>>マティアス・ヘレ
>ごく普通のおじさんなんですけどねぇ〜〜
>、「ザラストロって、偉そうに退屈なこと言う爺さんだなぁ」としか思えなかったですよ(笑)

はい、付け加えることはございません(^^; 
この役、野暮天じゃつまんないのよねぇ…

>特に、タミーノ君の棒読みっぽい喋り方

ああ~~っ、あえてそのことは避けたのに(笑)
(やっぱりそう思うよね?^^;)

>>特に、タミーノ君の棒読みっぽい喋り方

>ああ~~っ、あえてそのことは避けたのに(笑)
>(やっぱりそう思うよね?^^;)
あ、避けてたんですか。…思いますよ(笑)特に他の映像を見てからだと…あの、「演技」してほしいなぁって思っちゃうんですよね。あれじゃまるでロボットだわ(^_^;)

>特に、タミーノ君の棒読みっぽい喋り方が気になります(笑)

ポール・グローヴス!!!
棒読みっぽいしゃべり方をさせないために、今年のバスティーユでのミンコの魔笛では、いっさいセリフ無しでした...というのは冗談ですが、やはり「ガイジン」にはつらいですよねぇ。日本でカルメンを上演したとき、セリフのフランス語がものすごいものになっていました。

>ニテスク

何年か前、グラインドボーンでのマノンをTVで観ました。私としてはそんなに悪くないと思ったのですが、啼かず飛ばず、いまいちですね。ちょと残念。

サルダナさん&Bowlesさん:

タミーノは、映像では殆ど満足した例がないですんけど(さすがのシュライヤーも、視覚的にはきつかったし…^^;)これはちょっと…ごにょごにょ。

『歌は台詞をしゃべるように歌い、台詞は歌を歌うようにしゃべる』という歌手が好みですので…^^;
(その言語のネイティブじゃなくっても、抑揚の付け方が適切ならば問題ないと思うんですけど…)

>抑揚の付け方が適切ならば問題ない
異議なしです!この映像だと、同じように台詞の多いキーンリーサイドとロストのやりとりは違和感無く聞いていられるんですけど、タミーノが喋るたびに何だかテンポがおかしくなるような気がします(笑)この映像以外でグローヴスを見たことが無いのですが、いつもこんな感じなんでしょうかね?

このときはイタリア人観客で字幕なしだから、余計にやりづらそうではありますが(^_^;)

>このときはイタリア人観客で字幕なしだから、余計にやりづらそうではありますが(^_^;)

そうねぇ…ムーティが字幕には反対しているんでしたっけ?
歌はともかく、台詞は字幕があるに越したことないでしょうね。違う言語の場合…

この記事へのコメントは終了しました。

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