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外を歩かないアメリカのひとたち

私ががアメリカへ来て、色々と驚いたことは沢山あります(^_^;)
土地が広いこと、おうちが広いこと、太った人が異様に多いこと・・など多々ありますが、中でも初期の大きなカルチャーショックは
『外を自由に歩けない』ということでした。

うちから歩けばおそらく10分もかからない所にスーパーがありますが、住み始めた頃、夫から「昼間、外をフラフラと歩かないように(~_~;)」と強く言われました。
私の住む地域は、治安はかなり良いほうなのですので、危険じゃぁ〜〜というわけではなく、要は『習慣の違い』なのですが、とにかく外を歩いていると目立つんですね(^_^;)
何しろ、どこへ行くにも車、車、車!

例えば、郵便受けにまつわるお話。

こちらの郵便受けは、私の知る限りでは殆どの場合、道路沿いに備え付けられています。
それは何故か?郵便屋さんがいちいち車から降りなくても、そのまま入れられるようになっているからです^^;;;

(と私は解釈しているのですが・・もっと真っ当な理由をご存知の方、是非お知らせ下さい^^;)

アメリカはご存知のように右側通行、左ハンドル車ですが、郵便配達車だけは右ハンドル車になっているのです→これなら、道路沿いに備え付けられている郵便受けが、すぐ手に届く所になるわけですね^〜^)}}}}

我が家は長屋仕様のアパートタイプですが、こういうおうちの場合、共同の郵便受けです。中は個々のお宅ごとに分かれていて、カギがついてます。郵便受けが自宅から遠くにある方は、車に乗って郵便物を取りに来ます
これはまあ、ちょっと外出のついでに・・という場合もあるでしょうから、仕方がないとして・・
大きなおうちに住んでいらっしゃる方は、お庭が広い為、本宅と郵便受けが離れていますが、その郵便受けの所まで来るために、車に乗ってくる人が多いのです(^_^;)
(何度こういう光景を目撃したことか^^;;;)

また、こういう話を聞いたこともあります。
とある工場でのこと。数メートルも離れていない人に向かって、「お〜い、ちょっとこっちへ・・」と手招きして呼んだところ、わざわざカートに乗ってやってきたとか(^_^;)
カートのところまで歩いて行き「よっこらしょ」と乗りこみ、動かすまでの時間を考えると、どう見てもそのまま歩いて来る方が早かったはずだが・・と、話してくれた人は唸っておりました・・;

大きなスーパーへ行くと、『太りすぎて歩けなくなった人の為の、お買い物カート付き電動車椅子』があります。(勿論、その人たちだけの為ではなく、ご年配の方たちも使ってますが・・サイズがデカイんですよね^^;)
中には、ご夫婦揃ってそれを使いながらお買い物をする方も・・(^_^;)

通路が広いので、走行?には何の問題もないのです。2台がハチアワセしても、余裕で通り抜けられるのには感心しましたが・・
『ナンか、間違ってない?^^;』との疑問がなきにしもあらず・・;

どこへ行くのにも車、車、車!ということは、当然?!そこから降りなくてもよい仕組みも整っています。こちらの店舗には、大抵ドライブスルーが付いてます。
日本でもお馴染みのファストフードショップは勿論のこと、酒屋さん、薬屋さん(処方箋を出してもらった際に調合してもらうお薬を取りにいく場合など・・)挙げるとキリがないのですが、個人的に一番びっくりしたのは『銀行のATMまでもがドライブスルー』でした(@。@;

これには『防犯上の理由』もあるのですが、当初は『何これ?ものぐさすぎるわ<|( ̄0 ̄)o>』と思ったものです。。

外を歩いている人が全くいないわけではないのです。大抵の場合、ヒスパニック系の方、黒人の方などですが、稀に白人の方も歩いている時があります。
また、シカゴクラスの大都会へ行けば、中心部には歩いている人がたくさんいらっしゃいます。

日本でも恐らく、都会の方が歩く機会が多く、田舎へ行けば行くほど、公共交通機関も少なくなる為に、車で移動することが多いとは思いますが、とにかくこちらの田舎での車依存度は、半端ではありません(^_^;)

防犯上の理由を楯に?歩かなくても済む方法を次々と編み出し→動かない→太る・・という構図が私の頭の中では出来上がっているのですが(^_^;)

海外生活において、目立つことはあんまりよろしくない・・なるべく現地仕様に合わせて暮らす・・をモットーとしているので、初めの頃は、この『外を歩けない』ことにより、幾分ストレスも感じたのですが、郷に入っては、郷に従え・・ですね。

最近では、歩いている人を見ると「うわ、歩いてる人がいる^^;;;」と思うようになってしまったのですから、慣れってコワイですね(^_^;)

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・サイト開き始めの頃に書いた「異文化シリーズ第一弾」の記事です(^^;暫く引っ込めていたのですが、サイト改造の一環で、こちらの《American Life》に移管することにしました。今読むと、文章がこなれてないのが恥ずかしい…

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American Life」カテゴリの記事

コメント

色々ありますよね~カルチャーショック。本当にアメリカは「歩かない国」なんですね。イギリスは「歩いて会社に行こう」とかいうキャンペーンをやったりしちゃうくらいで、歩くことには何も問題はありませんが。逆にイギリスで驚いたことは…紅茶を頼むと、ミルクティーで出てくるのが普通ってとこですか。他にもいくつかありますけど(笑)

>今読むと、文章がこなれてない
そうですか?ドライブスルーのATMの辺りとか、おかしくて爆笑しちゃいましたよ~。このシリーズ、もっと書いてください!人気スポーツとか、テレビ番組構成とか、知りたいです!

お久しぶりです!!

そうですか、噂には聞いていましたが……。
オデュッセウスも日本の田舎に暮らしていますので、車依存度はかなり高いですが、最近は意識して歩くようにしています。

最近は親父狩りが怖い……。

サルダナさん:

モトを辿れば、散歩大好きのイギリスやドイツからの移民が多いはずなんですが、どうしてこうなっちゃたのか、不思議ですね(^^;

異文化シリーズは、実はサイト開いた時には目玉として扱う予定だったんですけどねf(^^;
生活日記の一環として扱っていければいいかな、と思ってます。

オデュッセウスさん:

お久しぶりですー!お元気でしたか?

>親父狩り

嘗てルネ・コロが来日した時、渋谷?新宿?で親父狩りに遭ったそうですが(^^;今では田舎のほうが危ないかもしれませんねーー;

>最近は意識して歩くようにしています。

○十歳過ぎたら(^^;その方が健康には絶対、いいと思います!!
私も体力低下をヒシヒシ感じますもの…

ルネ・コロは1998年ベルリン・ドイツ・オペラでの来日公演でタンホイザーを歌ったときですね。確か渋谷のセンター街でした。そのときのコロのタンホイザー、一生の思い出です。素晴らしかった!!

オデュッセウスさん:

>1998年
>渋谷のセンター街

フォローありがとうございます^^ 
私は当時のことは知らないんですけど、話を聞いて「犯人のは何を考えていたんだぁ^^;」って思いました。
だって、ガタイのいいドイツ人のおっさん(失礼^^;)相手に…だなんて^^;

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