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《カタログの歌》の歌い手さんたち

オートミールづくし こちらも楽しいコメント、ありがとうございました^^
既に元記事のコメント欄で、答えが大方出ているので、「ドン・ジョヴァンニ」1幕からレポレッロのアリア ♪カタログの歌♪ は、私の感想と答えを同時に発表しちゃいますね(^-^;

実はこのアリア、長くて、難易度の高いアリアなので、あまり好きではないのが正直なところです(^-^;
(もしかしたら、そう思っていらっしゃる方が多いのかな?アクセス数は、《全て準備は整った》の半分以下ですし(^^;)

このアリアだけでは何とも言えないのが本当のところですが…全体の雰囲気も大切ですものね。

感想は「あくまでも私(一箇所相方のが入ってますけど)の感想」ですし、人それぞれですから、「これはこんな感じ」とか「これが好き」等など、答えを見てから聴いてみて…のコメントも引き続きお待ちしています(^-^/~

●元記事はこちら

※S…スタジオ録音、L…ライブ録音

1) ジョゼ・ファン・ダム('78映画版/S/マゼール/DVD)
・今回改めて聴きなおしてみたら、さすがに最近の歌手さんと比較すると、巧さが際立っていると実感しました。でもこの人は、フィガロで聴く方が断然好きです。

2) アレクサンドル・ヴィノグラドフ('06ロンドンフィルコンサート/L/ユロフスキ/ネットラジオ放送)
・相方曰く、彼独特の特徴が最初のひと声だけで、わかるそうです。私に無理矢理付き合わされて実演を4回聴いているだけのことはあるかしらf(^-^;で、感想は…

「すっげー、くそ真面目!!(端正って言ってよ、端正って…)それに集音マイクが近いからかぁ?声が妙に響いてるのは…(し、失礼なっ!!(;==)ノ☆);><)それを言うなら、会場が小さかったからだってば(¬o¬)----☆)

3) イルデブランド・ダルカンジェロ('99ウィーン/L/ムーティ/DVD:映像感想はこちら
・現在人気のバスバリトンさんですね。声は素敵だと思います。少し歌い急ぐようなところがあるのは、指揮のテンポが早すぎるからじゃないのかな〜〜とか、シロウト考えですが…

4) オットー・エーデルマン('54ザルツブルグ/S?L?/フルトヴェングラー/TV録画)
・この映像は好きで、よく観ているのですが、こうしてこの部分だけを取り上げると…随分のんびりとしたテンポですね。特に3番と比べると、2倍くらいかかっているような気が(^-^;
この人は、ザックスで聴くのが一番好きなのです。声自体はとっても立派で、素敵だと思うんですけど、こういう役だと、「わざと、おちゃらけている」ような雰囲気が見え隠れするのが、現代の感覚からすると古いのかも…

5)/12)ワルター・ベリー(5:'62ベルリンドイツオペラ/L/フリッチャイ/LD廃盤/独語)/(12:'78ザルツブルグ/L/ベーム/CD)
・フィガロもそうなんですけど、この人に関してはドイツ語で聴く方が素直に聴けるかな(^-^;
5)の白黒映像は面白くて、よく観ています。12)のCDは、以前「シャンパン特集」をやった時にテンポの取り方が遅すぎる!と不評?だったものと同じです(^-^;
確かにゆっくりかも…

********************************

6) ローランド・パネライ('85バイエルン放送響/S/クーベリック/CD)
・少しお年を召してからの録音…になりますかしら?ちょっと雑な感じがして、残念…

7)/10) エーリッヒ・クンツ(7:'49ウィーン/S?L?/アッカーマン/'57フィガロCDのオマケ)/(10:'55ウィーン/L/ベーム/CD/独語)
・アリア単体で聴くなら、7)が好きです。この人は当然イタリア語での全曲録音もあるはずですけど、手元にないので、これを時々取り出して聴いてます。フィガロも同様ですけど、聴いていてホッとするというか、自然とニンマリ(⌒-⌒)するような、暖かい感じが好きです。10)は音が悪すぎて、なかなか聴く気になれないのが辛いところ…

8)/16) フェルッチョ・フルラネット(8:'85ベルリンフィル/S/カラヤン/CD)/(16:'87ザルツブルグ/カラヤン/DVD)
・この映像もCDも、結構よく見聞きしてるんですけど、こうやって取り出してみてビックリ。声はまさしく同じ、指揮者も同じなのに(しかも、カラヤンなのに!!)全然違うような感じがします。
映像で観ると、道化一筋ではなく、乾いたユーモアセンスもあって、粋な感じが気に入っているのですけど、容姿と演技の巧さに騙されちゃうようなところがあるかも(^-^;でも割と好きな歌手さんの一人だったりします。

9) スタッフォード・ディーン('73ミュンヘン/L/サヴァリッシュ/CD)
・この録音だけでしか存じ上げないのですが、ちょっと印象が薄いかしら…

********************************

11) ジル・カシュマイユ('02エクサンプロヴァンス/L/ハーディング/TV放送)
・コメント欄でもちょっと話題?になりましたが、この中では一番ごにょごにょ…かしらo( ̄ー ̄;)ゞううむ。映像も一通り流して観ただけですので、全体がどうだったかもあまり覚えていないのですが…ちなみにこの映像でしか、存じ上げません(^-^;

13) サミュエル・レイミー('91ウィーン/S/ムーティ/CD)
・特徴がなさそうで、実はこういう感じで歌う歌手は他にいらっしゃらない…つまり、特徴大有りだってこと(^^!

14) フェルナンド・コレナ('55ウィーンフィル/S/クリップス/CD)
・このCDも好きで、時々聴いているんですけど、あれ?こんなんだったっけ??と、ちょっと意外でした。時代のせいかなぁ?

15) テオ・アダム('69アリア集/スイトナー/CD)
・やっぱりヴォータンが宴会で一杯飲んで、余興で歌っているような気が…(● ̄▽ ̄●;)でも楽しそうに歌ってますから、アダムファンとしては何気に嬉しいのですけどね(^^;

********************************

人形劇バスティアンとバスティエンヌ・真ん中がコラ おっと!忘れる所でした。
+α) アレクサンドル・ヴィノグラドフ('06ロンドンフィルコンサート/L/ユロフスキ/ネットラジオ放送)
・モーツァルト12歳の時の作曲「バスティアンとバスティエンヌ」から、村の賢老・コラのアリアです。呪文を唱えているんだと思うんですけど、こういう謎めいたヘンテコな役は、どんな顔して歌っているのか、何となく(・・*)。。oO(想像つきます^^#)

実演も観てみたいですけど、もし、こういう人形劇を映像化する時の音声に使ってくれたりしたら、それだけでも幸せ!って思います(@⌒ο⌒@)b

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オペラ」カテゴリの記事

コメント

あ、のんびりしてたら間に合わなかった~。けれど、こちらは既に出ていたお答え以外はさっぱり?だったのでアンチョコつきで聞きなおしています(笑)個人的には、このアリアはエルヴィーラとジョヴァンニが再会して一通り騒いだ後の小休止として聞いてます(^_^;)

>フルラネット
この方は劇場空間で芝居しながら歌う方が魅力を発揮できるみたいですね。

サルダナさん:

2月中にキリをつけておきたかったので、フライングした形になりましたけど、こちらの方がフィガロよりも難しかったと思います。お馴染みさんも少ないでしょうし(笑)

>小休止

にしてはねぇ…ちと長すぎるのではないかと(笑)

こちらも当分の間、置いておきますので思い出した時に聴いてみて下さいね(^-^/~

この曲で一番思い出に残るのは、すごい大昔TVで見たんですけど「ニュー・イヤー・オペラ・コンサート」での大橋国一さんの歌。彼の普段のレパートリーだったのかどうかは知りませんが、さすがぁ!って感じで。
スタッフォード・ディーンはこの役ではわりと有名なんじゃないかと思います。
ライモンディとはこのミュンヘンのほかに、シュタイン指揮のジュネーヴの公演でも組んでますし、ギブソン指揮のハイライト盤というLPもありました。

ルネ・パペはレパートリーにはしないんでしょうか。彼の歯切れよく美しいディクションで聞いてみたい気もしますね。(もちろんその時タイトル・ロールは・・・ニヤリ)

TAROさん:

>スタッフォード・ディーン
前にKeyakiさんにも教わっていたんですけど、カタカナ表記に直すのを忘れてました。改めてありがとうございます。

>ルネ・パペは

レパートリーにしてますよ(^^
ベルリンドイツオペラでのガラコンサートの映像で、このアリアを歌ってます。私は未見なんですけどね。

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1084628

6月の来日公演@メトでは、ドンを若手のアーヴィン(エルヴィン?彼もどっちで表記すべきか、迷うところですね^^;)・シュロットが歌って、パペがレポレッロです。

http://www.japanarts.co.jp/html/20060216news/20060216news.html

それにしても「スリー・ビューティフル・バス&バリトンズ」って…すごい宣伝文句ですねぇ(^o^ゞ

それはともかく、二人ともどっちともレパートリーにしてますから、一日くらい交代して歌うと面白いかもしれませんね(^^;

2000年のリンデンのプレミエ時の「ドン・ジョヴァンニ」では、レポレッロだったようです。
この演出が、来年秋のリンデン来日公演の演目の一つですね。

http://www.nbs.or.jp/festival/2007berlin.html

十中八九、ドンはパペでしょうね。
レポレッロは、現在のリンデンの上演形態をそのまま持ってくるとすれば、リンデンの2番手バスバリトン・ハンノ・ミュラー=ブラッハマンのはずですけど(この3月のリンデンでの上演も、このコンビですし)来日公演ってその劇場で実際に活躍中の若手よりも、名前の通った有名歌手を連れてくる可能性大ですから、何ともいえないところですね…

http://www.staatsoper-berlin.de/de/fs_b2_neu_giov.htm

パペのサイトからレポレッロの写真を頂いてきました。珍しく?結構可愛く写ってますよ(^^;

こんな感じだったり↓
http://www.geocities.jp/traeumereienvalencienne/image/pape_leporello1.jpg

こんな風にちゃっかりしていたり↓ドンはEldar Aliev という人です。ご存知ですか?
http://www.geocities.jp/traeumereienvalencienne/image/pape_leporello3.jpg

で、その後リンデンでは出世して、めでたくドンというわけです↓
http://www.geocities.jp/traeumereienvalencienne/photoclip-02.htm

…リンデンでの上下関係そのものですわね。いつかドンを観てみたい…とは思ってますけど、このお面はちょっとねぇーー;
(バーコードとか髭面のほうがいいわぁ)

>スリー・ビューティフル・バス&バリトンズ
あはは、何かこの3人の歌手のファンです、って言いにくくなりますね~(^_^;)

でも最初の二人はビューティフルだと思うけど、パペって・・・。いや、歌手としては好きなんですけどね。ビューティフル・・・

>Eldar Aliev

知らない人ですが、私は男性歌手には無知なので・・・。基本的に男声の場合、リート歌手にしか興味がないものですから。

パペはレポレロをレパートリーにしてるどころか、がんがん歌ってたんですね。
パペのドンはさぞ立派でしょうけれど、なんとなくセクシーさが足りないんじゃないだろうかと予想。

サルダナさん&TAROさん:

>>スリー・ビューティフル・バス&バリトンズ
>ファンです、って言いにくくなりますね~(^_^;)

同感です。なんだかなぁって感じですものね…

>パペのドンはさぞ立派でしょうけれど、なんとなくセクシーさが足りないんじゃないだろうかと予想。

そうなんですよね。実はどの役でもそう思っちゃうんですけどm(__)m欧米の(特に年配の?)女性にとっては、セクシーさで人気を博しているそうですよ。

このセクシーさというのは、メンタルとか声的なものというよりも、フィジカルな面で…ってことみたいですけどね。

それを意識して、この「びゅーてぃふる」な宣伝にも「ムキムキの肉体を誇るセクシーな悪魔」って書いてあるんでしょうね(^o^ゞ

本拠地リンデンでは勿論ですけど、メトでも大人気なんですよねぇ。
あんまりああいう大きな劇場には向いてないと思うんですけど。

ご本人はいたってシャイな方だそうですよ(^。^!

改めて聞いてみました。
テオ・アダムとパネライは、知っていてわからなかったので、なーーるほどでした。
ドン・ジョヴァンニとレポレッロ両方歌う歌手がほとんどですけど、テオ・アダムってどっちがメインだったんでしょう。
歌手自身もどっちが好きとかあるんでしょうね。
シュロットは、レポレッロの方が好きと言ってましたものね。

>>スリー・ビューティフル・バス&バリトンズ
男にビューティフルねぇ。気色悪! 場末のなんかみたいな宣伝文句でセンスないし、よくもまあ、あんなにだらだらと歯の浮く様なことを書けるもんですね。恥ずかしすぎ!

ところで、パペって、バス? バス・バリトン? 
ボリスのレビューで、深いバスじゃないって書かれてたんで、ありゃ、RRと一緒じゃんと思ったんですけど。
でも深いバスじゃないほうが、つぶしがきくみたいですね。

keyakiさん:

>テオ・アダムってどっちがメイン

多分ドンだと思います。これは、日本でも歌ったことがあるみたいですし、前にKeyakiさんのお宅で、RR氏とダブルキャストっぽい、ミュンヘンでのドンの話題もちょっとだけ出たことがありましたよね(^。^!

アクセントが強いので、イタリア語の流れるような語感には、ちょっと遠いですよね(^^; やっぱりワーグナーで聴く方が好きです…

>>>スリー・ビューティフル・バス&バリトンズ

いやもう、この話題では密かにお待ちしておりましたのです(^-^/~

>あんなにだらだらと歯の浮く様なことを書けるもんですね。

同感です(^^; こういう危険性?があるから、来日して欲しいような、して欲しくないような…って、複雑な気分になるんです(^-^;
それにしても、何方が書いたんでしょうね?

>ところで、パペって、バス? バス・バリトン? 

公式サイトには"German bass"と書いてありますよ。レパートリーを見ても、いわゆる「正統的バス」っぽいものが多そうですしね。特にワーグナーではその傾向が顕著みたいです。

去年のOperanewsのインタビューでは、ザックスやヴォータンも歌いたいって、話していたはずですけど、個人的にはその2つよりも、是非ハーゲンをやって頂きたいですね(^^;
ボリスよりも、絶対似合うと思います…

「深いバスじゃない」ってのは当たっていると思います。うまく言えないんですけど、低い声だからと言って、必ずしも深いわけじゃないですし…

ところで
>ボリスのレビュー
って、Keyakiさんが購読なさっている、例のイタリアの雑誌のですか?ちょっと興味あったりして(^^;

>>ボリスのレビュー
そうなんですけど、歌手については、あまり書いてないと思います。というか、なにが書いてあるのかよくわからん、、というとこです。
グレゴリー、ピーメン、白痴、シュイスキー、は○○が歌ったというような記載です。
グレゴリーは○○、ピーメンは○○、、で一座でパペの脇を固めたみたいな書き方かなぁ。まあ、一言形容詞がついていたりしますが。それが、歌手についてなのか、役柄についてなのか、ごちゃ混ぜのような書き方なんですよ。

私が思うに、ピーメンって、長く歌うわりには目立たない役ですよね。
どちらかというとワルラームの方が、注目度が高くて得な役だとおもいませんか、「カザン」の歌も愉快だし。
私としては、ボリスでなければ、ワルラームを歌って欲しいな、ライモンディもそうだったし、、、ね。

Keyakiさん:
>>>ボリスのレビュー
ありがとうございます。んー、何となくわかる気がします(^^;

>ピーメンって、長く歌うわりには目立たない役

…^^;初演版だと、皇子殺しの部分がさらにリアルな描写になるから、ますます長いんですよね(笑)

確かに、役自体美しいとは言い難いし、美味しい役とも言えないかもしれませんけど、作品の中では重要な役どころだと思ってます。

ボリスとピーメン、両方歌う歌手も沢山いますけど、私はヴィノグラドフには、出来ればピーメン一本で行って欲しいと願ってます。彼の声質に、本当によく合った旋律と、彼の生真面目な芸風によく合った役だと思うからです。

適切な指揮で歌えば、必ずいいピーメン歌いになるんじゃないかしら…って、勝手に妄想しているんですよ(笑)
次回は、バーコードじゃなくって白髪髭面老人を希望しているんですけどね(^~^}}}}}

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