ベートーヴェン交響曲第9番@リスボン・グルベンキアン財団
★こちらの方が読みやすいかも。お好きなほうでどうぞ…
♪O Freunde,nicht diese Toene!♪
熱いエスカミーリョに煽られてから、わずか2週間。
こっちの気持ちとは全く正反対の演目、しかも予期していなかった放送に、戸惑いながら。
明け方・お部屋真っ暗の中での放送にも慣れてきたのか、ちゃんと放送時間になると目が覚めるんですけど、第4楽章まで人の声ナシだし~~とりあえずタイマーして寝ちゃおうかな、とか思っていたのですが。
3:30からの放送なのに、おしゃべりが15分も続いて、ホントに始まるの?!と疑っていたこと+これ、いつものことなんですけど、生放送の場合、アナウンスで彼の名前を言われていても、声を聴くまでは絶対に信用できないわ!と疑っているので(^^;すっかり頭が冴えてしまって…
それでもやっぱり、年始にリンデンで実演を聴いた時にも思いましたが、第4楽章まで長いですよねーー;最後まで通して聴いたとはいえ、あんまり集中してなかったかな、今回は(^^ゞ
第9のバス独唱は、人の声が初めて入ってくるところですし、歌う側の緊張感は相当なものだと思います。
で、いつもならばそんな状態の彼を聴くのは、彼が出てくる前からボルテージが上がってドキドキドキドキ…のはずなのに、ん、間違いなく彼の声ね…というのはちゃんと認識しているのに、どこか頭が冷めてて没入できない。
…今日の彼は貞淑な人妻を困らせるようなことはしない優等生だよな~~なーんて思ったり。
声もよく出ていたと思うし、重唱の所はいつもながら上手く合わせていたと思いますし…危なげなくまとめていたと思うし、調子は良かったと思うんですけどね。
指揮もちょっと物足りなかったかな。彼を含めて、もう少し突き抜けて来てくれるといいんだけどな~~なんて思ったり…年始のリンデンでは、健康的なカタルシスを味わえたんですけど…ネ。
エスカミーリョ@リンデンで煽られてから、殆ど間をおかずに、この真面目一辺倒 ⇒ お堅い曲というのは、私のほうのタイミングが悪すぎたかな。メンタル的にもフィジカル的にも物足りない…彼のせいじゃなくて、これは曲の本質から、やむを得ないでしょう(^^;
何しろ、官能性・耽美性とはあまり縁のない、健康的な《第9》ですから。
年末に聴いたら、また感じ方が変わるかも。
若いバス歌手の特権?!本人が無名でも、有名歌手と共演すると、必然的に放送が増えるのは素直に嬉しいですし、ファンにとっては有難いことですけど…
贅沢な悩みと思いつつ、私は一つの作品をじっくり聞き込んで考えるタイプなので、あんまり頻繁に色々あると、こなせなくなっちゃうんですよねf(^^;
なーんて、歌う方はうーんと大変ですよね。短期間で全然違うタイプの作品に頭を切り替えなくちゃいけないわけですから…
ま、火照った体と心を冷ますのには、ちょうどいいのかも…
とか言いつつ、音声編集の為に何度か聴き返してみると、あんまり真面目に歌っているから、可笑しくて(^^ゞ一体どんな顔して歌っていたことやら…
♪O Freunde,nicht diese Toene!♪
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リスボン・グルベンキアン財団50周年記念コンサート
(カルースト・グルベキアン財団大講堂:Grande Auditório da Fundação Calouste Gulbenkianにて)
ベートーヴェン交響曲第9番作品125合唱付
ローレンス・フォスター指揮 グルベンキアン管弦楽団、合唱団
(S)エリザベート・マトス
(A)マリアナ・リポヴシェク
(T)ヨハン・ボータ
(Bs)アレクサンドル・ヴィノグラドフ…多分ポルトガル・デビューだったと思うので…お疲れ様(b^ー゚)v
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コメント
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リスボンに出張だったんですね。
第9なんて、ほんと久しぶりです。
無事合唱のところが録音できてよかった、よかったですね。さっそく聴かせていただきました。楽しそうに歌ってるじゃないですか。
マトスがポルトガル出身みたいですね。
サンカルロスという劇場があって、イタリアのジェノヴァのサンカルロと混同されたりするようですが、場所はどこだったんでしょう、書いてありましたかしら。
ポルトガルというと、ヨーロッパの端っこ、実際にもそうですが、昔は、観光ビザだと三日間だけしか滞在できなかったんですが、今はどうなんでしょう。スペイン旅行のついでに、リスボンと近郊の町に行ったことがあります。真冬でしたが、暖かかったです。あの当時は、やけに日産の車が目につきました。リスボンの街の建物は、昔の繁栄を誇るかのように大きくて立派ですが、「ヨーロッパの田舎」というかんじでした。私のブログから入れますが、昔のアルバムにたった4枚ですが写真がありますよ。リスボンは大きな街ですが、路地に入ると、魚の匂いがして、日本人には懐かしく感じる街でした。
投稿: keyaki | 2006/07/21 08:51
keyakiさん:
いつも聴いて下さって、ありがとうございます(^-^/~
全然心の準備が出来ないまま、放送を聴いちゃった…というのもあるんでしょうけどネ。
現金なもので何度も聴き返していたら、だんだんよくなってきました(^^;
第九のバス独唱については、以前edcさんのところで話題になった岡村喬生氏の本に色々と興味深いことが書いてあったことを思い出して、読み返しているところです。
出だしはベテラン歌手でも、とても緊張する瞬間だそうですから、推して知るべし・・でしょうね。9月上旬には、トリノでも歌うんですよ。
>場所はどこだったんでしょう、書いてありましたかしら。
う==ん、よくわかんないんですよ。
検索しなきゃ~~と思いつつ、もう済んじゃったことだからいいかな、とも思ったりして(^^;
>マトスがポルトガル出身みたいですね。
そうなんですか。他の方はお名前を存じ上げていたのですが、彼女だけ知らなかったんです。何度か来日しているソプラノさんのようですね。
テノールがとても立派な体格の方でしたから、いつも以上に蚊トンボみたいに見えたことでしょう、多分f(^^;
>昔のアルバム
拝見させて頂きました。今も同じような雰囲気なんでしょうね、きっと。
老後はこういうところでのんびり過ごしたいな、と思います(^^;
投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/07/21 10:33
ヴェランシエンヌ様
こんばんは。
演奏会場についてですが・・・・
Grande Auditório da Fundação Calouste Gulbenkian(グランデ・アウディトリオ・ダ・フンダサオ・カルースト・グルベキアン)日本語訳するとカルースト・グルベキアン財団大講堂みたいな感じになると思います。ポルトガル語の日本語表記に自信がないのと、日本語訳してもなんかかっこ悪いような気がしたので・・・意図的に演奏会場の情報を飛ばしてしまいました。ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
投稿: のび~ | 2006/07/21 21:02
のび~さん:
あらあら、すみません(^^;
わざわざ直して下さって、ありがとうございます。
この財団所有の講堂という感じでしょうか。
せっかく直して下さったので、追記させて頂きますね。いつもありがとうございます。また何か見つかったら、教えて下さいね。宜しくお願いします。
投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/07/21 21:53
たぶん、こういう会場みたいです。
http://www.gulbenkian.org/images/fundacao_auditorio.jpg
投稿: TARO | 2006/07/21 22:30
ヴェランシエンヌ様
>この財団所有の講堂という感じでしょうか
まさにそんな感じなんだと思います。
それとこの第9のコンサートですが、どうやら7月18、19日の2回行われたようです。
http://www.askonasholt.co.uk/green/green/home.nsf/news (情報元)
お手数とは存じますがこちらも修正お願い致します。 (*- -)(*_ _)ペコリ
投稿: のび~ | 2006/07/21 22:31
すみません リンクみすりました。情報元の正しいリンクは下記のアドレスです。 ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
http://www.askonasholt.co.uk/green/green/home.nsf/news
投稿: のび~ | 2006/07/21 22:38
TAROさん:
わわっ、すみません(^^;
ラジオ局にコンサートホールらしき画像があったので、それをそのまま拝借していたんですけど、差し替えておきました。
結構大きな会場っぽいですね。
ありがとうございます~~
のび~さん:
わー、ホントに恐縮です(><;
いつもチェックしているページのはずなのに、全然気がついていませんでした。
早速直しておきました。何度もありがとうございます。
投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/07/21 22:51