今シーズンを終えて…
●先日のカルメン@ベルリン国立歌劇場の中継放送での、ヴィラゾン@ドン・ホセの「花の歌」の画像クリップが見つかりました。興味のある方はこちらからGo!
画像自体はちょっと暗いですが、画質は新しいからでしょうか、割とキレイですね。
「決闘の2重唱」を探していたんですけど、見つからないわ。
しかしまぁ、この短時間の映像でも、かなりアップが多いような気がしますが。
だから何なのって…いやその、決闘の2重唱のとき、どうだったのかな~~って、ホントにちょっとだけ気になったんですけどf(^^;
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多分、先日のリンデンからの中継放送が、今シーズンの彼のFinal Stageだったと思うので、1年間お疲れ様&楽しませてくれてありがとう…ということで、この1年を振り返ってまとめておきます。普段なかなか、素直な気持ちで誉めてあげられませんからねf(^^;
(私がこの夏の情報を知らないだけで、実は何処かの音楽祭に出るのかもしれませんが、一応各劇場はオフシーズンに入るので、区切りとしては、いい時期でしょ?)
この1年、彼のレパートリーを追っかけることによって、今まで知らなかった作品や、知ってても馴染めなかった作品などにも興味が持てるようになったことが、私にとっての一番の収穫かな。
どれが一番よかった?と聞かれたら…
うーん、どれもそれぞれ、私の勝手な思い入れがありますから…困っちゃいますね。
ざっと感想を書きなぐっておきましょう。
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★コッリーネ(ボエーム@パリの放送):
コッリーネには昨夏の苦い思い出がありますから、私の個人的な思い入れは、とりわけ深かったと思います。
思いがけず早い機会にネットで聴くことができたこと、実際に舞台をご覧になった方のお話が伺えたのも、嬉しかったですね。滅多にない若い男性の役ですから、やっぱり一度くらい観ておきたい気もしますが…
★ピーメン(ボリス・ゴドゥノフ@リンデン実演):
そりゃもう、笑撃の再会ですから(笑)
演出のことはさておき、彼の母国語の歌を2回も実演で聴けたのは、本当に嬉しかったです。
シロウト考えですが、派手ではないけど、重要な役だと思いますし、彼の声質にもよく合っていると思っているので、もっと歌い込んでくれば、この役を「当たり役」にできるんじゃないのかしら。今度は白髪髭面老人で、お願いしたいですねf(^^;
★ダーラント(オランダ人@リンデン実演):
キャラズレでしょーー;と、殆ど期待していなかったのに、びっくりするほどハマっていて、これこそ「嬉しいビックリ」かもしれませんね。
おっちょこちょいで愛嬌のある、憎めない親父さんでした。この役に対するイメージが覆りましたし、髭面がよく似合うのがわかったのも、もうけものでしたf(^^;
★道化の歌(ショスタコーヴィッチ@ロンドンでのコンサート放送):
煽られて思考停止状態に陥りっぱなし。彼のロシア語の歌を聴くのは、色んな意味で嬉しいんですが、ロシア語、ちゃんとやらないといけませんねf(^^;
でも日本に帰国してきて、この作品の詳しい解説が見つかったことは、有難いと思っています。
★モーツァルトのアリア3種(「カタログの歌」「全て準備は整った」「ディッギー・ダッギー」@ロンドンでのコンサート放送):
これはもう、どの役も全部観てみたい、聴いてみたいと思っています。さし当たってその可能性が一番近いのは、レポレッロ@ヴァレンシアでしょうか。ネットで放送してくれるといいんですけどf(^^;
★レクイエム・バス独唱(ヴェルディ@バイエルン&ルツェルンイースター音楽祭放送):
宗教曲は未知の世界でしたけど、お陰ですっかりのめり込んでしまいましたf(^^;
抑えて歌っている時は、煽られて歌っている時とは違った意味のゾクゾク感がありますね(はは…^^;こんなことばっかり)
★ヴァルター伯爵(ルイザ・ミラー@フェニーチェライブ放送):
これも彼が歌わなかったら、多分縁のなかった作品です。付け焼刃で慌てて予習したのでした。
いつかまた、この役を聴く機会があるかしら?その頃には「若すぎる」って、言われなくなるのかしら。
★エスカミーリョ(カルメン@リンデンライブ放送):
「観たくない、聴きたくない、なんてずっと突っ張ってて、ごめんなさい。許して…」と、心の中でひたすら懺悔しておきましたf(^^;
今回の放送でホセとの決闘の2重唱が聴けなかったのは返す返すも残念ですが、《トレアドール》だけでも、私には刺激的でしたし、楽しみは少しずつ味わった方が…の裏返しかも、ということで、いつか聴けるのを信じて、楽しみにしてます。
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ネット時代のお陰で、いながらにして色々情報が見つけられること。いくらヒマジンとはいえ、全ての情報を一人で追っかけるのは不可能ですし、情報提供して下さる方のご好意は、本当に有難いと思っています。
彼がこれから先、どんな役をやることになるのか、まだわからないですけど、エスカミーリョ以上に過剰反応を示すような役も、今のところ思い当たらないですし「こんな役は絶対に聴きたくない、観たくないわ」なんて駄々っ子のようなことは、もう言わない…と思います。
決して彼の利口なファンとは言えない私ですけど、少しはましになったと信じたい。。。来シーズンは取り乱す回数を減らすように、努力します… ( ̄  ̄;)
来シーズンも、彼が健康で、そして幸せな気持ちで、気持ちよく歌えますように。
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コメント
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ヴァランシエンヌ さん、おはようございます。
YouTubeに、もう画像クリップが載っているのですね、すごいです。この世界(オペラしかり、ネットしかり)は奥が深いですね、私もいろいろ勉強しなくては!
投稿: ようちゃん | 2006/07/08 07:17
ようちゃんさん:
>この世界(オペラしかり、ネットしかり)は奥が深いですね、
どこの国にも、マニアがいるようですね(^^;
日本でもいつか、放送してくれるといいのですが…
投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/07/08 14:57
画像クリップとか興味と、いいリンデンなど振り返ってまとめておきます
ブレーチェンが、ベルリンで映像や新しいからでしょうオフシーズンをヴィラゾンしない
投稿: BlogPetのブレーチェン | 2006/07/09 13:04
ブレーチェン:
…
いや、いいんだけどね。
やっぱり、名前書かないと覚えられないかなぁ。
せめて《彼》くらい書いて欲しいんだけど。。。
投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/07/09 22:39