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《カルメン》 ベルリン国立歌劇場

Carmenvideo011 (2006年7月5日:独仏Arte-TVにて放送:2007年5月、フランスMEZZOでも放送)

同時刻にネット中継で聴いたラジオ放送の感想は♪こちら♪
8月25日追記:+こちら+の方が読みやすいかも。読みやすいほうでどうぞ…

追記その2:*こちら*で、9月~10月の再演について補足しました。

9月1日追記:YouTubeのリンクのみ残して、ビデオクリップ削除しました。
この映像に興味がある方は、お手数ですが★こちら★より問い合わせ下さいませ。

+++ YouTubeより +++

(予告なく削除されることがあります。リンク切れしている場合は、お知らせくださると嬉しいです)

1幕 ホセとミカエラの二重唱
1幕 カルメンとホセのやり取り
2幕 ホセの「花の歌」
3幕 フィナーレ(幕切れ部分に、エスカミーリョの声入り^^!)
4幕 フィナーレ

*******************************************

噂には聞いていたけど、主要登場人物の4人が全て死んでしまうという、いわば「台本読み替え」のシリアス演出。部分的にはセックスシーン、暴力的と受け止められる場面もあるし、華やかさ皆無、決して万人向けの「カルメン」ではないかもしれません。
それでも、不思議なくらい違和感も、嫌悪感も感じなかったのは、「物語や設定を読み替えていても、こちらが意味を感じられないような、人物像の矮小化をしていないから」かな…と感じました。

殺伐、荒涼とした砂地をベースに、どことも知れない舞台+その暗い運命を暗示してか、照明も全体的に暗め。特に2幕と3幕は一貫して暗いというか、青白い感じ。場面によっては、ほぼ真っ暗ということもあります。

1幕のタバコ工場は殆ど娼館のよう。これが、質実剛健がウリの、ここのオーケストラとは思えないような甘美な管弦楽と、ゆったりした合唱団の声と不思議とマッチしていて、なんとも耽美的な気分になります。

Carmenact11音だけを聴いていたときにも感じましたが、ドスを効かせるタイプではないけれど、知的で抑制が効いていて、凄んだ時の表情も美しいカルメンは、今まで映像で見たカルメンの中で、一番私のイメージに合っているように思います。
2幕だけは長袖のシースルー風のアンダーウェアナシですが、一貫して黒いレザーのワンピース。立ち居振る舞いが美しく、シルエットも決まっています。

Carmenact4 時折羽織る、暗めの赤のショールがアクセントを利かせています。場面に応じて、このショールがホセとカルメンの関係を象徴しているかのような印象を受けます。
4幕冒頭、カルメンが既にホセを見限っている場面では、このショールは、風に吹かれて砂地に晒されたまま。フィナーレの二人のやり取りで、このショールが再び活躍?するのですが、最後には銃殺されるホセの目隠しとして使われていたのも、暗示的でした。

Carmenvideo036ホセは最後まで成り行き任せというか、子供っぽいというのか、オトナになりきれないままという感じ。これは「人物の矮小化」ではなく「人物像をより明確にした」と解釈できるかと思います。

2幕でカルメンとの密輸団に加わってほしい…いやそれはダメだ…との問答の最中、スニガが途中で入ってきますけど、刺し違えてしまって、多分殺してしまったのでしょう。これが第一の殺人。
そして3幕では、エスカミーリョとのひと騒動のあと、彼を探しに来たミカエラを意図的にではなく「誤って発砲して」殺してしまいますし、フィナーレではカルメンを殺すのですから、3人も殺せば、殺人罪で銃殺されるのも無理はないのかもしれません…

Carmenvideo035エスカミーリョとの決闘の場面でも、ぎゃあぎゃあわめきちらし、命を助けてもらったにも関わらず、形勢逆転した途端、相手を蹴っ飛ばしたり、馬乗りになったりと、まるで子供っぽい。

Carmenvideo044幕、カルメンとエスカミーリョの2重唱の後、舞台の隅っこにうずくまるように座って、いじけたように砂遊びをしている姿に、ああこのひとは、オトナになりきれていないんだな、と、納得させられました。

Sample010そのエスカミーリョ、登場場面では、何となく通りかかった街の酒場に、一人でふらりと立ち寄って、皆が乱痴気騒ぎを繰り広げている中、勢い込んで武勇伝を歌ったはいいけど、終われば何事もなかったかのように、みんな無関心。完全にこの場から浮いた部外者という感じです。一人カルメンがちょっとだけ関心を示しているのが救い?

Carmenvideo033_13幕のアクションシーンは颯爽として素敵…とは言い難く、頭を抱えてしまいましたけど、何度か見ていると、まぁ何て言うんでしょ、予期せぬところに現れた恋のライバルに対し、一人で勝手に暴れてわめく子供っぽいホセVS悠然?鷹揚と構えている(単に、モタモタしてるだけかもしれませんが)エスカミーリョ…と取れなくもないわけで(^^;贔屓目ですけど。

Carmenvideo042それにしても、辛気臭いし、地味…
もっとも、この演出では、最後には牛に突き殺されてしまいますし(^^;「華やかで強い闘牛士」を求めていないと思うので、これでいいのかもしれませんが、本当はもっと華やかに、派手派手に歌い上げて、派手な振る舞いをしたほうが、万人受けするでしょうね…

(かといって、そういう振る舞いをする彼を想像できるか?!と聞かれると、それがイヤだったから、この役はイヤよ!!って思っていたわけで…ということで、堂々巡り。要するに、「ホントはこれじゃダメだし、なんか変だけど、私にはこれでいいわ」ってことかしら^^;)

演奏の方は、3幕以外は同時中継していたラジオで聴いていたのですが、絵を伴ってみると、また違う感想になった部分もありますが、昨年末の「ボリス・ゴドゥノフ」で、裏切られた(^^;バレンボイムの指揮が、えっ?!というほど(私には)よかったので、嬉しいびっくりでした。

画質はそこそこいいのですが、照明が暗い部分が長く、映像で見るのには適したタイプの演出ではないように思いますが、元々この作品には大した思い入れがなく、スノッブぶっているわけではないのですが、普通に演出されたら退屈でかなわない…と思っている私にとっては、ちょうどいいのかな、と思いました。

日本でもテレビ放送、若しくは正規の映像発売…ということにでもなれば、それはやっぱり、飛び上がるほど嬉しいですし、縁あって先行して見られたのは、勿論嬉しいです。

映像で彼を眺めるのには慣れていませんから、片手では足りないくらい、アラが目についてしまって、何となく気恥ずかしくて、相変らず「胸の中にヴェスヴィオ火山があるみたい」状態なのですが、何度も眺めていれば、それはもう…

…愛しい人のお顔ですから。
アラが見えても「アバタもえくぼ♪」ってこと(///

《配役》
指揮:ダニエル・バレンボイム 演出:マルティン・クシェイ
ドン・ホセ:ローランド・ヴィリャゾン
スニガ:クリストフ・フィッシャー
カルメン:マリーナ・ドマシェンコ
ミカエラ:ノラ・アンセレム
エスカミーリョ:アレクサンドル・ヴィノグラドフ…(b^ー゚)v

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コメント

>「台本読み替え」のシリアス演出
こういうカルメンはまだ見たことがないような気がします。この演出家は他にもザルツブルクなどでも独特の演出をしているみたいですね。「皇帝ティトの慈悲」のDVD(国内版)が発売されるようです。

ミカエラを案内してくるのはエスカミーリョなんですか?

投稿: edc | 2006/08/24 21:18

興味深々でしたので、You Tubeも含めてクリップ見させていただきました!青い照明って、映像になると深みが消えるのでこれは劇場で見るべき演出でしょうね。

でも、映像という点を考慮しても、この演出はあまり好みではないかも…特に、群集の処理とホセの描き方が苦手です(ヴィリャゾン自身ではなく)。紹介していただいたクリップだけだと、自己中心的なお子ちゃまホセが自殺する道連れに周りの人たちを次々殺していく話に見えちゃう…。とにかく自分の感情のまま叫ぶだけで、最後もカルメンへの愛情や未練なんて無さそうだし(^_^;)1幕のホセはどんなタイプでした?田舎出の坊やでした?それともずっとこういう感じですか?演出家の解釈を読まないと分からないことが多すぎて消化不良です~。


>アクションシーンは颯爽として素敵…とは言い難く
ふふふ、確かに少しぎくしゃくしているような?でも、この演出の中では、スターのはずなのに大衆にあまり相手にされず、男気はあるけど普段はクールに振舞っているエスカミーリョが一番気に入りました!振る舞いも落ち着いているし、カルメンを愛していることもばっちり伝わるし、素敵じゃないですか~。当然歌は安心して聴けますし♪

ドマシェンコのカルメンは美しいし声も役に合っていて良いですね~。私は「カルメン」結構好きなので、正統派の演出でも彼女のカルメンが見たいです。そういえば、ミカエラはどう見てもアンセレムでしたね(笑)

投稿: Sardanapalus | 2006/08/25 02:43

edcさん:

この手の読み替えは必然ではないですけど、流れを妨げていないというか、けっこううまくはまっているというか…私は違和感を感じなかったんですけどね。
(作品に対する思い入れが少ないのが幸いしたのかもしれません^^;)

何しろ暗いのが…ホント辛いです。PCで見ても、TV画面で見ても印象は同じですね。サルダナさんが仰るように、照明は完全に劇場向けでしょうね。

>この演出家は他にもザルツブルクなどでも独特の演出をしているみたいですね

今年のザルツブルグの「ドン・ジョヴァンニ」も彼の演出なんですね。フンメルさんのお宅で話題に上っていました。

>ミカエラを案内してくるのはエスカミーリョなんですか?

はい(^^; 実は昨年見て来て下さった方からその話は伺っていたんですけど、真っ暗でよく見えませんし、台詞の声は一段と低いので、最初「???」だったんですけどね。

意味ないことするな!って言われちゃいそうですけど、ファンにとっては登場場面が増えるということで、単純に嬉しいですf(^^;

投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/08/25 08:48

>クシェイ
今年もザルツブルグで再演されたようですが、女性の下着の会社がスポンサーではないかと勘違いするような「ドン・ジョヴァンニ」もそうなんですね。
設定も衣裳も似通っているような気がします。

ヴァラリンさんの解説を読むと、カルメンではなくて、ドン・ホセに焦点をあてているようですね。ちょっと台本を自分好みに変えてみましたということなんでしょうね。

エスカミーリョがミカエラの案内人までやってますが、運命の糸にたぐりよせられて、ということなんすかね。

ビデオクリップ、おおいに楽しませていただきました。
しゃべりの部分が、耳馴れたものとは違って聞こえますので、台詞も変えているのかしら?

投稿: keyaki | 2006/08/25 08:54

サルダナさん:

見て下さって、ありがとう(^o^)丿
そう、照明は劇場向きですね。
でも実は、予備知識ナシで、一度見ただけではよくワカランという「謎解き」があるんですよ。私は実際に見てきて下さった方から、大体の流れを伺っていて、前もって知っていたんですけど、それでも何度か繰返して見て初めて「あ~~なるほどね」と思った部分があるので、劇場作品としても、本当は不完全なのかもしれませんね。

>1幕のホセはどんなタイプでした?

残念ながら同じですよ(^^;一貫してこんな感じ。
「自殺」じゃなくって「銃殺」されるんですけど、終始一貫自暴自棄だし、自殺願望があったのかも(^^ゞ

>エスカミーリョが一番気に入りました!

ありがとー(笑)
ちょっとエスカミーリョに焦点を当てすぎ?!の解説なので、良く見えるのかもよ(^~^}}}}}

>カルメンを愛していることもばっちり伝わるし

これは、贔屓目ナシに割り引いてみても、そう思いましたね。彼のいい面が出ていたと思います。

>ドマシェンコ

私は未見ですが、ヴェローナのライブDVDが出てますね。ゼッフィレッリ演出で、舞台も豪華っぽいですよ。
詳細はedcさんのレポ↓をどうぞ(edcさん、勝手にリンクしてすみません(^^ゞ)
http://blog.so-net.ne.jp/euridiceneeds/2004-12-05-5

彼女は来シーズン、殆ど「カルメンずくし」ですね。9月下旬から10月上旬にかけてベルリンの再演で歌ったあと、ウィーンでも歌いますし、ROHの12月の新演出も、ダブルキャストですけど名前が入ってますよね。

>ミカエラはどう見てもアンセレム

ね!ラジオ放送のアナウンス、かんっぺきに間違ってるじゃん!!と思いましたよ(^^ゞ
初めて見聞きしたんですが、清楚な感じでGoodですね(^。^!

投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/08/25 09:24

keyakiさん:

見て下さって、ありがとうございます。作り始めると面白いのであれもこれも…って、思っちゃいますけど、エスカミーリョが関わっている所は全て出し尽くしちゃいましたから、もうこれでおしまいにします(^^ゞ

>>クシェイ
>女性の下着の会社がスポンサーではないかと勘違いするような

言い得て妙…かも(笑)

>カルメンではなくて、ドン・ホセに焦点をあてているようですね

よかった。「エスカミーリョに焦点当てすぎよ!」って言われなくて(笑)
なーんて冗談はさておき、通して観てみると、たしかにカルメンよりも、ホセのほうが印象に残りますね。ヴィラゾン、もう少し繊細に歌ってくれよぅ(ToT)って思わなくもないのですが、あの椿姫@ザルツとか、昨秋のロドルフォ@パリの放送よりかは、役に合っているように思いました。
こういう「なりふり構わない系」のほうが、違和感がないんじゃないかしら?^^;

>エスカミーリョがミカエラの案内人

う==ん、そういう風にも取れるし、単に最近のリンデンの「一人二役で人件費削減?!」とも取れますね(^_^;)

>しゃべりの部分
>台詞も変えているのかしら?

変えているところもあると思います。字幕がドイツ語なので、今ひとつわかりにくいんですけどね。

…彼のフランス語の発音に難があるのかもしれませんけど(^^ゞ…

投稿: ヴァランシエンヌ | 2006/08/25 09:40

お久しぶりです。こちら旧ブログは、小生のところからは依然コメント不可なんですけど、回避システム使って投稿させて頂きます。

ベルリンで04年にプレミエだったというこのクシェイ演出をシャトレがリンデンから買って、10日から上演中。2日目を見てきました。

シャトレは当初アングラードという仏女流演出家の「カルメン」新演出を予定していたのだけれど、3月になって突然中止、クシェイ演出買い入れに急遽変更しました。シャトレ側の説明は、アングラード演出の舞台装置が複雑でカネが掛かり過ぎるというものでしたが、アングラードはシャトレの「気まぐれ」を非難、上演2ヶ月前で舞台装置の問題に気付いたと言うのもヘンな話ですし、真相は藪の中。

「またカルメンかいな。配役もショボイし、ミンコウスキのノーテンキ力技か。まあクシェイならアングラードより面白いだろうが。」などど思いながらモッソリ出掛けたのですが、いやあ、稀に見る、驚くべき強烈な力を持つ舞台でした。

要するに登場人物全員が、セクシャリティの泥沼メカニズムに抗い難く引き込まれ、破滅と死に向かって直進するという「エロス=タナトス」の古典的図式と言ってしまえば、平凡だけれど、最初から最後まで歯車がカチカチと音を立てるように、性的破滅へのドラマを容赦なく刻んでいくようなドラマ処理の手腕は、凄まじさを感じさせるものでしたねぇ。
舞台装置の切れ味、人物の動かし方の正確さ、群集処理の的確さ、セクシャリティのナマな噴出、どれを取ってもその力は強烈、しかも決して俗悪に陥ることも、卑近なナチュラリズムに堕することもなく、舞台はそれなりに美しく洗練されてさえいる点は、鮮烈なリアリズムがオペラ・コミックの透明で精妙な枠組みと不思議に調和しているビゼーの音楽にも相応しいように思えました。
ですから私には、ホセも「子供っぽい」と言うか、性のメカニズムの「成り行き」に運命的に自らを巻き込んでいく悲劇的人物像に映りました。
劇場で見る分には格別暗くはなく、4幕は煌々と明るかったですね。

ミンコウスキのメカニカルに強圧的な指揮は、私の苦手とするところで、今回のパンチ力連発みたいな「カルメン」にはブラヴォーに加え、かなりブーが出たのは頷けますが、音楽の表情がヴェリズモ風に誇張されることがなくある種の透明さと精妙さを保っているところはさすがですし、何よりクシェイ演出の「熾烈さ」との相乗効果には瞠目させられるものがあるので、私は全面的によしとします。
2幕の三重唱終わりのクライマックスを、クシェイは水まみれの乱痴気騒ぎに仕立てるのですが、そのセクシャルなエネルギーの爆発が、ミンコウスキの強圧的リズムで倍加される様は、手に汗握らざるをえないものがあります。

まあ私が30年間で目にしたオペラ演出の中でも屈指の部類に入ると思いますが、今回多忙なクシェイ本人は来ておらず、助手が代わりに指導したらしいから驚きです。演出プランと演技指導に一貫した明快な筋があって、3年経っても崩れていないということなんでしょう。

ザルツの02年の彼の「ジョヴァンニ」も見たのですが、あれも「商品化されたひ弱なセクシャリティ」という解釈の一貫性はあるとは思ったものの、小手先の小ネタ並列に終わっている感は拭えず、アイデアを説得的に舞台化する手腕ではこの「カルメン」はレヴェルが違う気がしました。下着姿の女性エキストラとか、コロスみたいに情景を傍観する抽象的群像とか、「ジョヴァンニ」と同じアイデアを使ってはいるんですけど。TVで見た彼のアムステルダムのショスタコ「マクベス夫人」も「カルメン」同様正攻法の優れた仕事と思いました。

配役は、ブリュネのカルメンは容姿も歌もエキストラの下着女性たちとは裏腹に色香もなく単調、声も様式感もないシューコフのホセ(ヴァーグナーまで歌ってる人だから声そのものがないと言うより様式的適合の問題でしょう)、篭り声のロデスのエスカミーリョとかなりドン底。キューマイヤーのミカエラは悪くないが、儲け役だしね。外国人主役3人の仏語台詞発音は、訓練したみたいで(字幕なし)、立派なもんでしたわ。

ヴィノさんもリンデンでこうした強烈な個性の舞台人と仕事重ねてれば、表現力はイヤでも付いちゃうんでしょうね。


投稿: 助六 | 2007/05/13 10:25

助六さん:

お久しぶりです!わざわざ回避システム使ってのコメント、ありがとうございます。

> ベルリンで04年にプレミエだったというこのクシェイ演出をシャトレがリンデンから買って、10日から上演中。

私も数日前に、別のことを調べていてシャトレのHPに行ったところ、「なんか、どっかで見たような構図の舞台写真だけど…」と思っていたんです。そういうわけだったんですか。

ミンコウスキがカルメンを振るというので、多分日本からも観に行ったかたが多いと思うので、頃合を見て検索かけようかと思っていましたが、助六さんがご覧になられたということで、その必要はなくなったみたいですね。
詳細なレポ、ありがとうございます。頷きながら読ませて頂きました。

実は、今月そちらのMEZZO TVで、リンデンでのTV録画を再放送してます。まだあと数回放送するようですし、一旦はリンクが切れていたんですが、YouTubeにも新たに、ちょっとだけUPしてありますので、その辺をリンクした記事を、新居の方に作りました。

こちら↓
http://valencienne.blog.shinobi.jp/Entry/15/

もし、ご都合がつくようでしたら、是非リンデンでの録画放送もご覧になってみて下さい。バレンボイムが聴かせどころでグイグイ煽る濃厚な指揮と、この演出がピタッと一致していると思うのですが、ミンコウスキとの比較など、お話くださると嬉しいです。

> 2幕の三重唱終わりのクライマックス

2幕冒頭の女声三重唱「ジプシーの歌」ですよね?
カルメン、苦手!と言い張っていた頃も、この部分だけは好きでした。なので、音だけ先にネットラジオで聴いたときも、本当に痺れました。あとで絵を伴ってみて、上手く合わせているよなぁ、って、改めて感心したんです(^^;

> ザルツの02年の彼の「ジョヴァンニ」

こちらも昨年発売されたDVDで見ましたけど、仰る通り、「カルメン」の方が、数段レベルが高いと思います。残念ながら、あまり(どころか、実は全然^^;)好きになれない映像でした…
一応感想はこちら↓
http://valencienne.tea-nifty.com/brot/2006/12/2006_4859.html

なので
> 彼のアムステルダムのショスタコ「マクベス夫人」
のDVD,どうしようかな…って迷っていたんですが、助六さんがそう仰るのならば、やはり見てみたくなりました。

ショスタコの「マクベス夫人」と言えば、シャトレが今年3月にコンサート形式でやっていたんですね。
シャトレのHPには、主要ソリストしか掲載されていないので、全然気がつかなかったんですけど、たまたま検索で行き当たったレビューに、ヴィノグラドフの名前を発見しまして、あら、出てたんだ(^^; って、気がついたんです。

(シャトレのHPに行ったのは、そういう理由からです^^;;;)

ものはついでなので、この時の彼の役、何なのか教えて頂けませんか?フランス語で書いてあるので、わかんなくて困っていたんです(^^;

(以前ベルリンのコンサート形式で「老いた囚人」は歌ったことがあるんですが、どうもそれではなさそうですよね? あの作品も、バスが沢山出てくるので、どれがどれなんだか??と、頭を悩ませていたので。。。)

レビューはこちらです↓
http://www.resmusica.com/aff_articles.php3?num_art=3575
レビューで触れられているわけではなさそうですから、役名だけ分かればOKです。
わがまま言って申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

> ヴィノさんもリンデンでこうした強烈な個性の舞台人と仕事重ねてれば、表現力はイヤでも付いちゃうんでしょうね。

リンデンでは、傑出した芸術家と共に仕事が出来るのは、純粋に嬉しいと以前インタビューで話してましたし、いい刺激には、なっているんでしょうね。

でも、映像をもしご覧になれば一目瞭然ですけど、身体的表現力(つまり、運動神経)はなかなか、追いつかないみたいですよ。
小柄なのに、微妙に鈍いんです^^;

まぁこれは持って生まれた資質に拠る所大でしょうし、アクションに関しては必要最小限のことができれば、それこそ、それ以外の歌の表現力、顔の表情、仕草などで補ってもらえば、私にはそれで充分ですし、そういうところも含めて、好きなのでf(^^;

投稿: ヴァランシエンヌ | 2007/05/13 23:06

えっ、あれにヴィノさん出てたんですか!
「もしかして出てたっけ」などとチラリと思いながら行ったような気がするのですが、まるで見逃してました。「見れども見えず」で情けない。最近ボケが進んできたとは感じるのですが…、いやはや。
因みに、強制された新しい仕事に適応するのは、ボケ防止に大いに効果があるそうですよ。逆に同じ仕事をずっと続けてた人は危ないとか…(笑)。

役名は、門番、歩哨、軍曹となっています。
当時、感想をdognorahさんのところに書き込ませて頂きました。
http://dognorah.exblog.jp/4385846

MEZZOの情報ありがとうございます。知人で録画してる人がいて、ほんの少し見せてもらったことはあったのですが。
「ジョヴァンニ」のエントリも改めて楽しく拝読しました。小生が見たときとは大分配役が替わってるので、大変興味深いです。胸ネタで盛り上がってたのは見逃してましたが、その点だけでも、小生が見たときのツェルリーナはコジェナーでしたから…(笑)。

投稿: 助六 | 2007/05/14 09:04

助六さん:

役名、ありがとうございます。助かりました。
3つの端役のかけもちだったんですね。調べてみたら、確かに全てバスの役ですね。
dognorahさんのお宅も拝読して参りました。

だいたい、シャトレ座のHPがイケナイんですよ。個人のサイトの鑑賞レポならともかく、たとえコンサート形式でも、主催側のHPなんですから、端役の歌手の名前まで載せてほしいです。

ヴィノさんは、よくも悪くもユウトウセイ的ですし、特別にアピール力が強いわけでもないので(笑)こういう端役ならば、事前に知っていればともかく、気がつかないのも無理はないと思います。

ロシアものの中でも、ショスタコにはとりわけ力を入れているみたいですし、そのうち、お舅ボリスを歌う気があるのかどうか???ですけど、こっそり楽しみにしているんですよ(^^;

>因みに、強制された新しい仕事に適応するのは、ボケ防止に大いに効果があるそうですよ。

ありがとうございます(笑) 強制的に出かけたり、色んな人に会ったりすることでも刺激になりますものね。
仕事しなくてもいい身分になれれば、それに越したことはないんですけどねf(^^;

投稿: ヴァランシエンヌ | 2007/05/14 12:11

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