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オペラ関係のコネタ3つ

Adam3 久々にまとまった時間が取れたのであっちこっち巡っていたら、3つほどコネタを見つけました。

●テオ・アダム引退:

今年の8月に満80歳を迎えたテオ・アダム(Theo Adam:Bs-Br)の引退公演が先日ドレスデン・ゼンパーオパーで行われました。
(最後の舞台は《魔弾の射手》隠者役)

☆こちら☆ がその時の記事。 ⇒ ここからリンクしていたビデオクリップは、★こっち★に移動しました。Realplayer か Windows Media Playerがあれば、この時の肉声と舞台の様子がちょっとだけ(&小さな画面)ですが、見られます。

アダムは、好きの意味合いこそ違うけれど、私にとって思い入れの深い歌手さんですし、お誕生日の8月1日にまとめ記事を書いて、その時にこの引退公演のことも教えて頂きました。
ビデオでの話し声★には、さすがにそこはかとなく「おじいちゃんっぽさ」がにじんでいますけど、やっぱりいい声(#^.^#)
とても、嬉しそうなお顔ですね(^^)

(情報はMitteleuropaさんのBBSより。ありがとうございます)

以前、彼の同僚であるペーター・シュライヤーの本を読んだときに「テオは根っからの舞台人」と評しているのが印象的でしたが、ここで見る限り、まさにそんな感じの引退公演だったようですね。

それにしても、うふふ。
やっぱり…お髭つけると、左サイドバーの写真のひとと、ちょっとだけ似・て・る・って思うんだけどなっ。

●ルネ・コロ、バルセロナでの「マノン・レスコー」に出演:

12月~1月にかけて、バルセロナ・リセウ劇場で《マノン・レスコー》が上演されますが、ここにルネ・コロ(Rene Kollo)の名前を発見!

と言っても、今更デ・グリューではなく、(だとすれば、それはそれでセンセーショナル?!)Il maestro di ballo…舞踏教師の役だそうです。

2幕のジェロントのお屋敷で、マノンにダンスを教える人がいましたっけ、そういえば。一応テノールの役ですけど、まさか同姓同名の別人って事はないでしょうし。。。

う~~ん、そっかぁ。去年の夏だったかしら、ベルリンのクラシック・オープン・エアという野外コンサートで娘さん(娘が歌手になることには反対していたそうですが、結局許したそうですね…)とのジョイントコンサートに出演して以来の情報?!

と思ったら、今年の6月にはトリアーでの音楽祭にも出演していた模様ですし、まだまだお元気でご活躍なさっていらっしゃるということですね。

Trekeldrfaust_01 ●ローマン・トレーケル、久々に長髪カツラ着用?!:

12月2日にベルリン国立歌劇場でプレミエ公演のあったフェルッチョ・ブソーニ作曲の《ファウスト博士》
(珍しくKulturradioがプレミエをライブ中継したらしいです…忘れてました)

タイトルロールはローマン・トレーケル(Roman Trekel)ですが、久々に長髪カツラ着用の演出みたいですね。(オペラ全編を通してじゃないみたいですけど)

しかし、どうせ使うなら、もう少し額が隠れるようなものにすればいいのに…^^;前髪があると、邪魔なのかしら??

リンデンのプレスフォトでは《ダウンロードすると超特大サイズになる写真》が見られると思いますが、そうまでして鮮明な写真が見たいわけではないので(愛の差…)トレーケルの公式サイトで見るだけで、私は充分ですf(^^; 

画面の下のほうに、小さい写真が3つ並んでいますが、その一番左端の写真をクリック ⇒ 舞台写真 ⇒ 右のほうにズズッと移動して、右端1番目~10番目までが、今回のファウスト博士の写真です。

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オペラ」カテゴリの記事

コメント

アダムは80歳なのですか!素晴らしいキャリアですね。言われて見ると、特に鼻筋がサイドバーの方と似てると思います。


>コロ
>今更デ・グリューではなく、(だとすれば、それはそれでセンセーショナル?!)
一瞬勘違いしちゃいましたよ~。そうなったらマノンは誰がやればつりあいますかね?(笑)


>トレーケル
>久々に長髪カツラ着用
>どうせ使うなら、もう少し額が隠れるようなものにすればいいのに…^^;
このコメントには爆笑させていただきました!あー可笑しい。でも、額が見えていてもかっこいいですよ、とフォローフォロー(^_^;)

ご無沙汰しておりました、ユルシュールです。

アダムさん引退されたのですか。ほんと、素晴らしいキャリアですね!
ビデオ拝見しました。お年を召されてもいい声、いい男(私がこう言うのは僭越ですが)ですね。うらやましい年齢の重ね方です。
コロさんも元気に活躍されているとのこと、何だか嬉しいです。

トレーケル氏、ちょっと額広めなヅラ(?)ですけれど、いい男ではないですか、とユルシュールは思うのです。なかなかデモーニッシュな感じが魅力的です。

サルダナさん:

久しぶり~(^^)
今年は満80歳を迎えた歌手、多いんですよね。ちょっと前に取り上げた、ガリーナ・ヴィジネフスカヤもそうですし、ジョン・ヴィッカースも確かそうだったような記憶が。。。


>鼻筋がサイドバーの方と似てる

あーそうかも。パーツそのものは似てないのに、組み合わせると何となく…って、いつも思うのよね。特に髭面の時は、尚更。


サイドバーのひとが、アダム様のように80歳までキャリア…なぁんてことになるまでには、あと50年かかるわね…(私の方が生きてないわ、多分^^;;;)

ちょうど50歳違いなのね、この二人(笑)


>>コロ


ちょっとねぇ、びっくりでしょ。もう舞台には立ってないのかと思っていたので。。。
マノンとデ・グリューは、デッシー&アルミリアート夫妻の模様です。


>>トレーケル


最初はアダムとコロの二人だけにして「あの人は今」とかいうタイトルにしちゃおうかな、って思ってたんだけど、ふと思い出してリンデンのサイトを見たら、グッドタイミング(笑)


今回の彼は、役柄のせいかしら、いつもにも増して鋭さが際立っていますね。

ユルシュールさん:

も、久しぶり~(^^)


アダムみたいなキャリアの終え方は、ある意味理想的でしょうね。
低音歌手は歳を取っても役柄的に違和感がないですしね。
(去年までは、年に一、二回《魔笛》の弁者役でドレスデンに出ていたそうですよ)


コロさんねぇ、ちょっとびっくりしちゃいました(^^;
最初、演出か指揮かと見間違えたのかと思ったんですよ。
6月のトリアーでの公演は、《アリアドネ》の劇場支配人(台詞のみ)のような気がしますし、完全に脇に回っているという感じですが、それでも元気で舞台に立てるのは、アダム同様、幸せな舞台人生ですよね。


>>トレーケル


はは^^; 何故か彼は、カツラの時も殆どの場合、額を出したスタイルが多いような気がするのよねぇ。
仰るように、今回の彼はいつもにも増して、デモーニッシュな感じが強いように思います。


またいつでも遊びにいらしてね。

こちらには、ご無沙汰していました~

オペラ歌手の老年の過ごし様、色々ですね。
どなたにしろ、何事かを成し遂げた方々は、老いてなお堂々と輝いています。

そういえば、晩年のギャウロフは、コッリーネやドン・バジリオを歌ってましたね。
これらは脇役といえど、けっこう大きい役でしたが。
コロも舞台から離れがたいのでしょうねえ。

コレッリが引退後5、6年たった頃に非公式に人前で歌っている映像を見たことがあります。
彼の場合は引退が早かったから、まだ60歳くらいだったと思いますが、これが見事な歌唱だったんですよー。
あれは間違いなくレッスンも続けていたのだと思います。
ステージフライトで引退したようなものだから、歌うことそのものは好きだったんでしょうねえ。

メンテナンス終わったようですね。
テオ・アダムの素敵なビデオクリップの紹介ありがとうございます。
奥様も健在なのかしら? 10年位前のコンサートにはご夫婦でいらしてましたけど。

ライモンディは、舞台に立つのが楽しい間は続けると言ってますので、突然引退なんてのもありなんでしょうね。歌手としては、舞台に立たなくても役者として舞台に出る可能性もあるようなかんじもしますね。昨年、リサイタルはもうやりません、と言ったようですけど。

なつさん
コレッリは、あのロドルフォ・チェレッティが、引退するほどのことでもないのに、早くに引退した、と書いてますよね。

なつさん:

折角コメント下さったのに、メンテでレスが遅れてしまったこと、お詫びします。本当にごめんなさい!

>コレッリが引退後5、6年たった頃に非公式に人前で歌っている映像

コレッリの場合、現役時代は毀誉褒貶が激しくて、ストレスも非常に多かったでしょうから、仕事抜きで、ラクな気持ちで歌えることに、現役の時とは違う意味の幸せを感じていたのかもしれませんね。

テノールはある意味、バスよりも引き際が難しいかもしれませんね。

keyakiさん:

早速テストコメント、ありがとうございました(^^;
もうねー、ホント困っちゃいましたよ…


>アダムの奥様


どうなんでしょうね?クリップに、女性と一緒に歩いている若い時の白黒映像がちらっと映りますが、あのかたが奥様なのでしょうかね?


>ライモンディ


突然そんなことになってしまったら、それはかなーり、センセーショナルでしょうね…

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