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恥ずかしいBGMと微妙なファン心理

お陰さまで風邪も治りつつありますし(家族はおとなしく寝静まったし^^)なんとなく眠れないので、(また?!)TAROさん宅で話題に上った「恥ずかしいBGM」について、ちょっと書いておきます。

私にとっては(現在進行形ですけど)とにかく恥ずかしいから絶対にヤダ!お願いだからこんな紙のような役(未だにそう思っている ⇒ でも初来日はコレ)歌わないで!!と、ものすごく自己中心的に突っ張りまくった挙句、聴いた途端に顔から火が出るを通り越して、体中火照るくらいに燃えた?!エスカミーリョ@闘牛士の歌を、今や通勤時のBGMとして使っていることが、人生で最大の恥かも…

(しれないと、私は本気で思っているんですが)

そしたらTAROさんから:

なんですって!?

>今や通勤時のBGM

呆然。。。。もしかしてスペインまで追っかけしたいま、あれぐらいの表現では何の刺激もないほどにまで、至ったのでしょうか??

と突っ込みが。
ということで、TAROさんちを借りて私の思いのたけを綴るのもなんなので、こちらでもまとめて?おこうかと。

******************************

いえいえ、彼の声も表現も、いつでも(私にとっては)刺激的且つ官能的です(^^ゞ

でなきゃ、日本から最も遠いヨーロッパ・スペインまで(★こんな苦労★して)追っかけないですってば。。。

ついでなので、D.G@バレンシアに関して、どうでもいいことですが、もう少し書いておくと、舞い上がってた3年前の出会いの頃から、甘く感傷的モードを経て、今回はかなり、冷静に見聴き出来たような気がします。でも、冷めてきたってわけじゃないみたいで…

いつでも冴えているわけじゃないし(←実際冴えてない時のほうが多いかも…)そういう時だって目が離せないのが、ファン心理ってものなのかもしれないわ、なんて今回レポレッロを観て思ったのでした(^^ゞ

だって。
どう頑張って見てみても、オーラを発していたのは、シュロット・ジョヴァンニのほうで、ついふらぁっと彼のほうに目が行ったりもしたんだけど、「あ~~ん、もう少し見えないかなぁ…」なんて思いつつ、無意識のうちに生真面目レポレッロを目で追っている自分に、「…∑(゚∇゚|||)はっ」と気がついた瞬間が、何度あったことか(^^ゞ

話が飛びまくってますが、恥ずかしいBGM「Toreador song」は、なんていうんでしょう、アレを聴くと気分が煽られて、元気が出るんですよね(^^ゞ「さぁ、今日も頑張るわよ♪」みたいな。
まさかこんな効果があるとは思いませんでしたけど…

もちろん、彼の歌限定ですよ。いくら他の人のほうが上手に、軽~く伊達男振りを発散しながら歌っていても、私にとってはこの生真面目な声と表現こそが、官能的で男性的魅力いっぱいのエスカミーリョですから、ネ。

恥ってのは、まぁその、この役だけは観ても聴いても絶対に堕ちない自信があったんですけど、聴いた途端に、簡単におっこちた自分自身が恥ずかしいと言うか。。。そういう意味で(笑)

逆に、絶対に通勤BGMとして使えないのは、フィガロのアリア@ロンドンのコンサートと、ヴェルディのレクイエムかなぁ。。。

この2つは泣けちゃうから、一人で静かにじっくり浸りたい時のお楽しみにしてます(笑)

でも…なんだかんだ言っても。
贅沢を言ってはキリがありませんが、旦那様の深い?理解の元?!最初の出会いを含めて3年連続で(それも、彼の誕生月の12月に!)実演に接することが出来ているのは、人生で最大の幸せ…かもしれませんね(⌒-⌒)

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コメント

TBとコメント、ありがとうございました。
シュロットの方がオーラありましたか。
でもレポレッロがオーラ発してドン・ジョヴァンニがおとなしかったら舞台として変ですしね。
前の項目で聞くべきだったんですが、「カタログの歌」は、ロンドンでのコンサートの時に比べていかがでした?「歌いにくそうで」「精彩を欠いてる」ということはロンドンの方が良かったんでしょうか?
まあ、音の悪いmp3と生の演奏を比べるのも無理があるでしょうけれど。

TAROさん:

いえいえ。こちらこそです。レポレッロの件は、突っ込みを待ってました(^^;

>シュロットの方がオーラありましたか

はい。
でも仰るように役柄的に、もしも逆のパターンだったら、舞台として収まりが悪いような気がしますし、でしゃばり過ぎないところが彼の長所でもあり、短所でもある…と思ってるので、これはこれでいいんじゃないかなぁなんて思ってます。

それと、経験の差もあるかなぁ~~みたいに感じました。
シュロットは、近年この役をあっちこっちで歌ってて、かなり歌いこんで来ている(お歌自体は、雑なところも多いんですけど、それを補えるだけのものがあるような…受けない人には、受けないようですけど)+今回は演出もオーソドックスだったので、彼としては、かなり余裕のある舞台だったのではないかと感じました。

それは、オッターヴィオのメーリにも同じようなことを感じましたし…

対してダーリンは、DGに出演するのは4年ぶり+初役でしたしね。ちょっと余裕がないように見えたんですよ。

まぁ、最終日の公演だったので、疲れもあったのかもしれません。
どうでもいいことかもですけど、ベルリンと較べたら、かなり暑い場所ですし、彼が冬のあの時期、あれだけ暑い場所で過ごしたのは、多分初めてだと思うので…

>「カタログの歌」は、ロンドンでのコンサートの時に比べていかがでした?

ふふ、やっぱりロンドンの方がよかったと思いますよ。
まぁ、オペラ全曲と、アリア単体のコンサートなので、単純な比較は出来ないんですけど、あの時の放送録音は浴びるほど聴いているので、大体どうやって歌うのかは見当がついていたんですけど、アリアの後半がちょっと息切れしたかなぁ~~みたいな(^^ゞ

ロンドンの時も、カタログの歌よりもフィガロの方が良かったって、TAROさんも仰ってましたでしょ?
今回聴いてみて、同じ召使の役でも、彼にはレポレッロよりも、フィガロの方が向いているような気がしました。
フィガロの方が、よりナイーブなキャラだと思いませんか?
逆にシュロットは、フィガロよりもD.Gのキャラにマッチしているような気が…

もちろん、レポレッロだって、これから歌いこんで来れば、もう少し自由に歌いこなせるようになるでしょうし、機会があれば歌って欲しいですし、可能ならばまた生で聴きたいですけどね。

それと勝手なファン心理ですけど、一旦こっちを歌い始めた以上、やっぱりもうマゼットには戻って欲しくないと思いました(^^;
だって、出番が圧倒的に多いですものね。マゼットじゃ、やっぱり物足りないです。。。

あと(まだ言い足りない)声は低く、深くなったと思います。
今の声でショスタコーヴィッチの「バビ・ヤール」みたいなかっこいい、硬派な歌詞の曲を浴びるほど聴きたいです(笑)

それはもうフィガロのほうが断然(良い意味での)ナイーヴですよね。レポレッロはワルな部分を持ってますし。

ドン・ジョヴァンニの高貴さを持ち合わせないのに、ワルな部分だけ共有しているという意味では、間違うとただの底の浅い人物になってしまう恐れもあるんですよね。
ここをどう乗り切るかですけど、やはりヴェテラン歌手というのは皆上手いと思います。独自の役つくりで、レポレッロを浅い人物にはしていないというか。
私は個人的には積極的な役作りをするというよりも、ヴァン・ダムのように音楽的に完璧に歌いこなすことで、モーツァルトが書いたものが自然に出てくるように導いてくれる歌が好きです。

ヴェルレクを聞いた段階でも「バビ・ヤール」に合った声だなと思っていました。
初演を歌ったアルトゥール・エイゼンはもうちょっと明るめのバスだったし、バリトンが歌うこともありますから、ちょっと高いかなという?はありますけども。

あまり低く深くなると、国王とお坊さんと巨人と幽霊しか出番がなくなるので、問題が・・・。

>私は個人的には積極的な役作りをするというよりも、ヴァン・ダムのように音楽的に完璧に歌いこなすことで、モーツァルトが書いたものが自然に出てくるように導いてくれる歌が好きです。

なるほどです。この役、どの役もかもしれませんが、いわゆる役作りが見えてしまうと、あざとくなるというか、とても巧い場合でも、たとえば映像、うんざりして、みたくなくなるようです。

映画版のレポレッロ@ヴァン・ダムがまだ一番好きです。

TAROさん&edcさん:

>間違うとただの底の浅い人物になってしまう恐れ
>いわゆる役作りが見えてしまうと、あざとくなるというか、とても巧い場合でも、たとえば映像、うんざりして、みたくなくなるようです。

そうなんですよー!ここんとこ重要ですよね。

私が心配だったのは、この上演の直前に観たザルツブルグの映像のようなイメージの、悪びれる様子もなくズボンのチャックを上げながらニヤニヤしているレポレッロだったら、それこそバーコードピーメンでも冷めなかった恋が、一気に冷める恐れがあるわ…って、密かに危惧していたんですけどね(^^ゞ

>>音楽的に完璧に歌いこなすことで、モーツァルトが書いたものが自然に出てくるように導いてくれる歌が好きです。

edcさん同様、なるほどです。この役に限ったことではないのかもしれませんけど、過度に誇張された表現も役作りだと、うんざりしてしまいそうだから、そういう意味では彼のレポレッロは、方向性としてはいい感じだと思います。

そこにもう少し、飄々としたような感じが加わってくれば、大丈夫かな?と思うんですけね。あとはもう、経験で補って行けば(行ければ)いいのかもしれません。

まぁ、本人はDGを歌いたいと言ってますけど、まだまだ(笑)

>あまり低く深くなると、国王とお坊さんと巨人と幽霊しか出番がなくなる

あと、魔法使いくらいかな(笑)
ここんとこ、ちょっと前みたいに「声が軽い」「低音不足」って言われることはぐっと減りましたけど、これでもう、オネーギンは絶対に無理だと、改めて認識しました(^^;;;

まぁ、30歳になりましたから、ソロソロ声帯の成長?も完成されたかなぁ?どうなんでしょう??

エイゼンのバビ・ヤール、かっこいいんですよねぇ。前にTAROさんが「多分合ってると思う」って仰って下さったときに、ちょっと聴いてみたんですけど、よかったです(^^

(エイゼンは、edcさんがすっごい前にお話してくださった、ロシア民謡も歌っていらっしゃるかたですよね^^!)

ちょっと乗り遅れてますが、私も日常生活にBGMが流れている人種です。「ながら」聞きも多いですし、目覚ましもCDだし、プレーヤーがなくてもショックな時にはベートーヴェンの「運命」やバッハの「トッカータとフーガ」なんてベタなものが頭の中に流れたりします(^^)

>恥ずかしいBGM「Toreador song」
私も気合を入れたい時によく聞いてますよ!これと「私は街の何でも屋」は「やる気」になりますね。

>>あまり低く深くなると、国王とお坊さんと巨人と幽霊しか出番がなくなる
>あと、魔法使いくらいかな(笑)
こういうこと考えると、モーツァルトのオペラの低音歌手の役って貴重ですよね。レポレッロは難しい役だと思うので、これから経験をつんで彼なりのレポレッロができていくのを見守るというのも楽しそうです。グリエルモはやらないのかな~。

>ソロソロ声帯の成長?も完成されたかなぁ?どうなんでしょう??
キーンリーサイドはオペラを歌うのに適した声帯になるのに30代後半までかかったって言ってますから、まだまだ発展途上かもしれませんよ!楽しみですね♪高音は訓練していれば何歳になっても出ると思うので、そのうちオネーギン、アンドレイ、イェレツキー辺りも歌って欲しいですけど・・・無理かなぁ。やっぱり彼はバス歌手ですかね~?

サルダナさん:

>プレーヤーがなくても
>頭の中に流れたりします(^^)

わー、わかるわぁ。
状況に応じた音楽が流れる時もあるけど、全然関係ないシチュエーションで、全く違う音楽が流れて、頭の中をグルグル回る…ってことはないですか?私は時々あるんですけどね(^^ゞ

>「私は街の何でも屋」

あはは、そういえばありましたわね、キーンリさんのが(笑)

>こういうこと考えると、モーツァルトのオペラの低音歌手の役って貴重ですよね。

そうなのよねぇ。バスでも若い男性の美味しい役があるもの。
だから「あの…本当は僕もジョヴァンニ歌いたいんだけど」なあんてことになるわけよね(^^ゞ

レポレッロは仰る通り、いろんな面で難しいと思います。
彼もフィガロやザラストロよりも、こっちがあとになったのも、単にタイミングだけの問題ではないように思ってます。

グリエルモかぁ。「コジ」をやるとすれば、多分アルフォンゾ(また老人っていうか、年齢不詳人物?^^;)かなぁと思ってるんですが、どうなんでしょう??

>そのうちオネーギン、アンドレイ、イェレツキー辺りも歌って欲しいですけど・・・無理かなぁ。

多分ね(^_^;) もう将来はグレーミンで確定だわよ… 
ホロストフスキーさんと同じ曲を聴き比べるチャンスなんて、滅多にないんじゃない?と思って、彼が去年プロムスで歌った「Toreador song」を時々聴き比べてますけど、ああ~~やっぱり音域が違うわって思いましたわ…

横からですが
>全然関係ないシチュエーションで、全く違う音楽が流れて、頭の中をグルグル回る…ってことはないですか?

ありますよー。
シチュエーションは違えどテンポと曲想はいい感じにマッチしてたりしますが、、、だからこそ、とつぜんわけわかんないフレーズを鼻歌して家族に「何で今それ?!」って突っ込まれたりするわけです。
あと、ただ単に、どうやって終わるかわかんなくなって繰り返しがリフレインし続けるときもありますけどね。壊れたレコードみたいに。

(またなんかずれたこと言っちゃってるかな)

>グレーミンで確定だわよ

うーん、、、じゃ、グレーミン歌う前に皇帝の花嫁のグリャズノイとか歌ってくださいよ。これは若くてカッコよくないと。Dimaは低すぎて苦しいって言ってますから。

>>まぁ、30歳になりましたから、ソロソロ声帯の成長?も完成されたかなぁ?どうなんでしょう??
>キーンリーサイドはオペラを歌うのに適した声帯になるのに30代後半までかかったって言ってますから、まだまだ発展途上かもしれませんよ!楽しみですね♪

あー、クーラも自分で、やっと安定してきたとか、もともと低め暗めの自分の声に合う年齢になってきたとかって言ってますよ。40代半ばの高音歌手でもこんなコト言ってますからヴィノさんはまだまだ伸び盛りじゃないですか?ほんと、楽しみですね♪

きゃ!
新国来シーズン出ましたね。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000028.html#date

【カルメン】マリーナ・ドマシェンコ
【ドン・ホセ】ゾラン・トドロヴィッチ
【エスカミーリョ】アレキサンダー・ヴィノグラードフ
【ミカエラ】大村 博美

早くヴァラシエンヌさんに教えてあげようと思っていたのですが、さすがに先におられましたね。でも、本当によかったですね。オデュッセウスも行こうかなぁ~。

りょーさん:

>とつぜんわけわかんないフレーズを鼻歌して家族に「何で今それ?!」って突っ込まれたりするわけです。
>リフレイン

どちらもあるわね。確かにそういう瞬間が。

>グレーミン歌う前に皇帝の花嫁のグリャズノイ

わはははは(^_^;)
ダメダメ、だってボリジョイ専属時代(=まだ音楽院の学生の頃)に、ソバーキン(ヒロインのお父さんだっけ?)歌ってるんだもの(^^ゞ
まだ22~3歳の頃によ。
このオペラ、興味はあるんですがまだ経験ナシなのですよ。
お父さんがちょい役で、グリャズノイのほうが大きな役だとすれば、あり得るかもしれませんので、ひっそりと期待してよっかな~~

>40代半ばの高音歌手でもこんなコト言ってますから

いや~ん(><;
脅かさないでよぉ。まぁ、待つのも楽しみではあるんですけどネ。

keyakiさん:

嬉しい速報、本当にありがとうございます(#^.^#)
楽しみです。

オデュッセウスさん:

も、速報ありがとうございます。
今年はワーグナー関係の上演が多くて、オデュッセウスさんにとっては悩ましいところでしょうけど、もし聴いてくださるのならば、とっても嬉しいです。タイトルロールはドマシェンコですし(#^.^#)

ディオニソスさんがリンデンでこの二人をお聴きになられていますから、ご意見を伺ってから行動してもいいかも…ですけどね(^^ゞ

>グリャズノイのほうが大きな役
もち、主役ですよー。

りょーさん:

>>グリャズノイのほうが大きな役
>もち、主役ですよー。

(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
だったらやって欲しいわ(((o(^。^")o)))ワクワク

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