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トスカ@ブレゲンツ音楽祭 準備&会場の様子

★実演メモはこちら

Weblogimage003

《準備》

飛行機の予約を入れて、旅行の計画を練り始めたのが、6月中旬だったんですが、まだ旅程の詳細は決めていないうちから

『折角この時期に行くんだったら、どこでもいいから、夏の音楽祭を狙ってみたいわ』

と思って、TVでも放送したことがある、オーストリアのブレゲンツ音楽祭のサイトを覗いてみました。

今年の演目はトスカ。
2ヶ月前だし、もうチケットは売り切れかも…って思ってましたが、充分空きはあるし、上から2ランク目のお値段が86ユーロ

(普通の劇場で言う所の、平土間の後ろの方…だと思っていたら、なーんと、行ってみたら前から2列目^^;;;びっくりしました(笑))

だったので、話の種にはちょうどいい感じかな、と思って、これだけさっさとネット予約しちゃいました(笑)

予約後、4日ほどでチケットが郵送されてきました。(早っ)

あまり大きな街ではなさそうだと思って、ホテルも早く予約しておかないと、どこも満室になっちゃうかも~~と思って、ミシュランのサイトを使って、会場から歩いて移動できそうな距離のホテルを検索。手ごろなホテルが見つかったので、こちらは7月上旬に予約。

Hotel Garni Helvetia ツイン155EUR(朝食込み・禁煙のホテルです)
(ホテルは別記事でまとめます)

Weblogimage008_2 《周辺の様子》

Weblogimage005 現地に到着したのが夕方5時ごろ。開演は夜の9時からなので、会場までの道のりを確認がてら、視察することに。ホテルから徒歩約10分弱。

ボーデン湖の周囲には、露店も出ていて雰囲気的には《湖畔のキャンプ場でオペラするよ!》みたいな感じ^^;

会場に到着すると、あらまあ、自由に客席に入ってしまえるじゃないですか(^_^;)
もっと客席、多いのかな?と思っていたんですが、予想よりも小さめ。
Weblogimage004 椅子はこんな感じ…あわわ、オシリが痛くなりそう(><;ま、野外ですしね。
この時点で、初めて自分たちの席が「前から二列目」という事実に気がつき、えっ?とビックリ。
普通の劇場と違って、舞台と客席の間にオケピットはなく、最前列と舞台の間は5Mくらいは離れています。

(確認したわけじゃないんですが、多分オケピットは、舞台の下に潜っていると思います。音が「あの辺りから出ているわね」という感じがしたので)

Weblogimage006 結果的には臨場感たっぷりで、迫力のある舞台を楽しむことが出来たんですけど、演出的には、上から観たほうが、面白かったかも…と思います。でも、どこの席からも、死角はないように設営されているので、それなりに楽しめるかと。

Weblogimage007_3 まだ明るいので、舞台の骨組もはっきり見えます。

…はっきり言って、かなりおっかない(^^;
この上で歌手さんは歌って演技をするのかと思うと、うわあ、大変(笑)

《客層》

旅行会社が企画する「オペラ鑑賞の旅」では、ザルツブルグと抱き合わせで組んであるものも多いので、きっと日本人もそれなりにいるかもしれないわ、と思っていたんですが…

う=====ん、たまたまこの日がそうだったのか、或いは全然別の席にいたのかはわからないんですが、私たちが行った日は、日本人は見かけませんでした。
というよりも、ほっとんどが多分、地元の人か、周辺の街から来た感じに見受けられました。で、若い人もいることはいるんですけど、数的には圧倒的に年配の方が多いです。

実は、下見の時に会場のすぐ脇のカフェレストランに入ったのですが…
明らかに「東洋人に慣れてないでしょっ」って感じの応対を受けて、あ~~久しぶりにこの居心地の悪い田舎町独特の感覚、味わってしまった(ToT)と、ちょっぴり複雑な気分も。

カフェに英語が出来る店員さんが一人しかいなくて、その方は丁寧に応対して下さったんですが…
あとの店員さんは「なるべく近寄りたくないな」って感じでしたから、あまり日本人というか、東洋人を見慣れていないんじゃないかなぁ?
ま、これも経験です。

《服装》

一応、事前調査で「どういう服装で行けばいいんだろうか?」ということを調べてみたんですが、某社のツアーで行った方のレポによると、

格調がどうのこうのよりも、防寒具は必須、という感じ。やはり、湖畔だし、そちらを重要視した方がいいんじゃないかとピンときました。

そしてこの夕方の下見の時点で、半袖では少し肌寒いかな?という感じだったので、さて服装をどうしようかと思案。

一応、オペラ観賞用に持ってきたのは、黒い半袖のサマーセーター&白いストレッチパンツ。とりあえずこれで行って、寒くなったらウィンドブレーカーを着ようと思いました。
足元はサンダル。バッグもオペラ用のお洒落なものではなく、ずーっと観光に引き回していた(笑)ショルダーバックです。お腹の上で抱えていると、暖かくて重宝しました(^_^;)

主人はノータイ+チェックの長袖のシャツ+チノパン+革靴。
で、二人ともウィンドブレーカー持参で行きました。

Weblogimage009 実際に開演時の皆様の服装をざーっと眺めてみると、毛皮のコートを着ている女性もいれば、ダウンジャケットやウィンドブレーカーを持っているかたもいて、要するに、皆さん『防寒は完璧』状態。
中にはラフなジャケット+ネクタイを着ていた若い男性や、膝丈くらいの短いスカートを履いた女性もいましたけど、

殆どの観客は、
・男性は主人と同じような、長袖のシャツ+チノパン+セーター
・女性もスカートよりも、パンツスタイルの方が圧倒的に多し
という感じで、防寒具持参。ざっと観た感じ、燕尾服やダークスーツ、イブニングドレスの方は、いなかったと思います^^;

そしてその防寒具ですが、フードつきで防水加工してあるものがベターでしょう。途中で雨が降ってくることもあります。しかも前の方の席は、湖面に近い=水温が低いので、尚更寒く感じると思います。

実際、私たちが観た日は、最後の30分くらいは、かなり激しい雨が降っていましたし、そんな時でも、フードがあれば、かなり寒さが軽減できますし。
(傘は視界の妨げになるので、誰もさしてませんでしたし、常識的に考えれば当然のことですよね。席も狭いので、危険ですもの)

貸し毛布もあったみたいですが、ブランケットを持参している人も多かったです。私も足元がサンダルだったのは失敗でした。雨が降ってきてからは、凍えそうでしたから(^^;

とにかく、野外ですから一にも二にも防寒対策+楽な格好で、が鉄則でしょう。極端な話、夏山ハイキングに行くくらいの格好を、少し上質カジュアルで決める…くらいの感じでOKだと個人的には思います。女性ならばやはり「お洒落したい!」という気持ちも持ち合わせているでしょうから、そこは色で遊んでみるとか、色々工夫は出来るかと思います。あまりキメキメで行くと、却って浮きます(^_^;)

(ベルヒテスガーデンに行った時と同じ格好でよかったかも^^;と思いましたからね~~)
2時間、休憩なしでぶっ通して上演されるのが通例らしいですから、窮屈なお洋服では、座っているだけでも疲れますしね。

…という感じです。私もまた何か思い出したら追記しておきますし、行ったヨ!という方は是非、新しい情報があれば、コメント欄へどうぞ。

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コメント

読んでるだけで、寒さを感じてしまいました(笑)
こちら京都も、今週から急に涼しくなってきましたが、やはりヨーロッパの朝・晩は、夏と言えども“寒い”のですね。
しかし、毛皮のご婦人もいらっしゃるとは・・・・!
座席の写真を見て、「野球のスタジアムみたい・・・」と思ったのは、私だけでしょうか

娑羅さん:

>読んでいるだけで、寒さを

わははw
毛皮のご婦人を見た時には「いくらなんでも、あれはあんまりやりすぎだよねぇ(笑)」って主人とこそこそ話してたんですけど、決して大げさではなかったことが、後になって判明しました
地元の方には「今日はこのぐらい冷え込むかもね」ってのが、わかるのかもしれませんね。

>野球のスタジアムみたい・・・

いやあ(笑)
私もそう思いましたよ。あれでも案外、イケるんですけどね。。。

鑑賞レポも今下書き中ですので(笑)もちっとお待ち下さいね

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