ロンドン一人旅その1 まずは、ロイヤルオペラのチケットゲット
さて今回のロンドン旅行は、10月15日から21日までの、5泊7日。
旅の計画を練り始めたのは、公演が始まり、コッリーネの髭剃りクリーム拭き取り忘れ疑惑(笑)が出て、いても立ってもいられなくなった…からではなく(^_^;)
(いくら私が無謀でも、初の海外一人旅で、そこまでの暴挙はしません^^;;;)
べそべそしながら6月のリンデンでの「イタリアのトルコ人」を断念した頃から「やっぱり、歌ってくれるうちにコッリーネ、聴いておきたいなぁ…」という願望がムクムク湧いてきたのでした。
8月中旬には、夫とのドイツ旅行も控えていたし、「いつか一人で、海外追っかけを」と、パート代から少しずつ貯めていた貯金があったとはいえ、一介のパート主婦に、こんなに期間を詰めての海外旅行は、身の程知らずの贅沢。
どうやって旅費を捻出しようか考えた末、アメリカ時代からの蓄積のおかげで、ヨーロッパへ行くだけのマイルが溜まっていた、航空会社のマイレージを使うことを思い立ちました。
とりあえず、行けそうな日程の航空券をおさえておいて、もしも都合が悪くなったときには、払い戻しも効くとのことでしたが、やはり、オペラのチケットが確保できないことには、落ち着きません。
「ボエーム」のチケット発売は、7月15日。ロイヤルオペラのチケットに関しては、個人のブログでの情報も沢山あります。
密かにお世話になったのは、ロンドン一人旅の私の師匠・しまさんのこちらのページと、元ロンドン在住で、先月もロンドンへ行ってきたばかりのサルダナパルスさんの、こちらのページ。
どちらも、だいぶ前の記事ですが、大いに参考にさせて頂きました。
さて当日、仕事からささっと戻ってきて、現地時間10時からの発売時間にHPへ繋ぎました…がっ。
飛ばされたのは、waiting roomというお・部・屋。
ええっ?!と青くなり(^_^;)(だってそんな情報は知らなかったんだもの^^;;;)
いくらボエームが定番人気演目でも、発売日当日に、こんなに殺到するほどの人気歌手が出ているわけでもないのに(笑)
(この日、歌手目当てでアクセスしたのは、私ぐらいじゃないですか)
なんで、なんで?!
よくよく考えてみたら、秋の第一期公演(その中には、ドン・ジョヴァンニや西部の娘、フローレスが出ることで話題になっている「マティルデ・ディ・シャブラン」が含まれていた)全てを一斉に発売…だったので、一気に殺到したのでしょう、きっと。
繋がるまでに結局1時間半かかりました。
70番まで行って、また1400番くらいに飛ばされたあとで、粘っていたら50番まで行ったのに、また1300番とかまで飛ばされてしまったり。
もう一度粘ってみてダメなら、明日の朝、出勤前にトライしようと思ったり。
そしたら今度は進み方がすんごく早くなって、あれ~~と思う間に100番くらいになったところで、ふと気がついたらウェイティングルームから、「演目を選んでね」ページに飛んでました(笑)
そこから先はサクサク。多分、ボエームのチケットをあんな勢いで買う人は、アノ時間にアクセスしている中でも、そんなにいなかったんじゃないかしら
ROHのサイトはほんとに至れり尽くせりで、こんなの↓もあります。
http://info.royaloperahouse.org/seatingplan/Index.cfm
ここで、自分が興味のある場所をクリックすると、座席番号が出てきて、赤枠のついている番号をクリックすると、どんな感じで見えるのかが、写真付きで見られます。これはすんごく、役に立ちました。
両方の席とも、ブロックの塊の一番隅っこ(つまり通路側)にしました。一人ですので、その方が気兼ねないと思って。
その場所さえキープできれば、列にはあんまり拘りなかったので、何列目でもいいかな?と思ったんですが、結局選んだのは
10月16日(木)バルコニー席(4階)左ブロック2列目 B34 80ポンド
10月18日(土)パルケット(Orchestra Circle)右ブロック3列目(^^)v C24 160ポンド
(この決済の頃は、まだポンド高で、確か215円で計算 ⇒ 日本円にすると3万5千円くらい??新国よりも高いじゃんーー;とどんよりしたのも懐かしい)
バルコニー席は、手すりがじゃまになるかもしれないのですが、このブロックで、同じ列でもこの手すりのお陰で半額になりますし、これより上の5階席だと、さすがに双眼鏡を使っても、あんまり見えないんじゃないかしら?と思って。
あまりにも舞台と座席の距離が離れてしまうと、何をやっているのかよくわかりませんしね
かと言って、両日ともパルケットってのも面白みに欠けるかな?と思ったし、勿論お財布との相談もあったので、こういう結果になりました。また鑑賞記に書きますが、位置はどちらも満足の行く結果となりました。
チケットを確保できた翌日、予定通り、マイレージで航空券の手配も完了。
次回、航空券と(余力があれば)ホテルについて、まとめます。
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えええっ!? 一人旅の師匠だなんて、ととととんでもないっ!!
3回の追っかけのうち、純粋な一人旅は1回だけです。後は英国在住の友人やサルダナさんの後をくっついて歩いただけなんですよ。
そしてチケットゲットのアタフタぶりをネタにした記事へのリンク、恐縮です。
あれからROHのサイトは何度も改修が入っていますから、今となってはほとんどお役に立たなかったのでは・・・;;;
コジのチケット、サイトで2回購入しましたが、私の記憶が正しければ、1回目はピンポイントで座席を選べなかったはずです。けれども少し経ってから最前列を確保した時には、ちゃんと選べるようになっていました。
今年の魔笛の時には、現在のように舞台の見え方もチェックできるように、更に進化を遂げていましたね。(最近はまたちょっと変わったのかな?)
ROHのボエームで右ブロック、というのはクライマックスで主役の2人が見えにくくなるんですが、どちらも満足とのこと、やはりコッリーネの立ち位置?(笑)
投稿: しま | 2008/10/24 00:57
おかえりなさい。 さすが、ヴァランシエンヌさん、これは行かなきゃね~。 オペラチケットとるのたいへんだったんですね。 どこのオペラハウスもネットでとれるのはいいけど、場所ごとにシステムがちがっててへんなお返事がきたりして、混乱することもありますし。(私だけか。)英国、いつ行ったっけって考えたら10年近く前でした。 また行きたいけど、しばらくは縁がなさそうです。 オペラその他のレポ楽しみにしてますね。
投稿: galahad | 2008/10/24 09:20
>一介のパート主婦に、こんなに期間を詰めての海外旅行は、身の程知らずの贅沢。
ちょっと似たようなこと、私も感じています。
先日、高校時代の友達とランチをしていたんですが、私は音高だったので、友達も音楽をやっている人たち。
さらに、結婚して5年アメリカに住んだ人、声楽留学のため、5年イタリアに住んだ人・・だったので、私の追っかけ行動にも、少しは理解があるかと思っていたのですが、やっぱり“奇異”にうつるようでした
(はっきり言われたわけではありませんが、呆れられている感じを受けました)
ヴァラリンさんは、ちゃんと働いていらっしゃるし、家庭の主婦もこなされていますし、私と同年代の皆様も、きちんとお仕事をされ、ボーナスもいただいて自立した方たちが、いわゆる“追っかけ”をされていますが、私はある意味パラサイトなんですよね
(ボーナスはもらえない職種なもんで)
私のやってることは、世間から見れば身分不相応なんだな~と、改めて感じました。
でも、貯金を崩して、やっぱり行ってしまうんですが
ロンドンに行かれる方、とても多いですね。
私は、15年以上前、初めての海外がロンドンでしたが、2日程しかいなかったので、あまり印象に残っていません。
ロンドンは今後も縁がないと思いますが、皆様をそれほどまでに魅了するのですから、きっと素晴らしいところなんでしょうね。
ただ、ヨーロッパが好きだった私が、全く興味のなかったアメリカに、既に2度も行ってしまったのですから、先のことはわかりませんけどね(笑)
投稿: 娑羅 | 2008/10/24 13:28
こちらでちゃんと、お帰りなさいを言っていなかったような気がするので、お帰りなさい(笑)
ノルウェー国立歌劇場のサイトではノルウェー語オンリーの決済画面に泣かされましたが、ROHのこのwaiting roomというのもハラハラさせてくれますね…70番から1400番に逆戻りって^^;
> どんな感じで見えるのかが、写真付きで見られます。
このシステムはいいですね。
私がオスロのドン・カルロのチケットを買おうと思い立った時は(半年前だというのに)もうソールドアウト寸前だったもので選択の余地なく、両日とも似たような右サイドのバルコニー席にしましたが、出来れば、サイドを左右に散らしたり、1度は正面から観たりしてみたかったです。
ロンドンは(当然のことながら)英語が通じるのが心強いし
一度は行ってみたい都市ですが
その前にドイツに行かなきゃ
初の海外オペラ追っかけを、思いっきり変化球な場所から始めてしまったので(笑)
投稿: Nao | 2008/10/24 19:28
waiting roomの順番待ちってまだこんな乱れてるんですね。これ一般販売だけでなく、フレンズ予約開始時も大賑わいなんですが、私は、最初に導入された時(一年前かしら?)の混乱ぶりに頭に来て、それからは極力waiting roomを避けてます。方法は簡単で、チケット販売開始時間よりうんと前からsign inして入り、サイト内で色んなページを見ながら遊んでるんです。10分や15分前では遅いようなので、この頃は30分近く前からウロウロするんです。朝8時スタートなので、起きてすぐ7時半から、パソコンが壊れないことだけを祈りつつ。年に4回、もちろん会社は午前中休暇を取りますが、精神衛生上、よろしくないですね。
投稿: ロンドンの椿姫 | 2008/10/24 22:15
わぁ、ヴァラリンさんいつのまに!
というか確かにフェードアウトされていたのでちょっと心配していたのですが(笑 では、ヴィノさんコッリーネにちゃんと会えたんですね^^よかった!
投稿: りょー | 2008/10/24 22:45
私のブログにもコメントでのご報告ありがとうございました。大分前に書いたっきりの記事ですが、参考になりましたでしょうか?事前にご相談くだされば、もっとアップデートされた情報をお伝えしたのに!でも、座席には満足されたとのこと、良かったです。
>至れり尽くせりで、こんなの↓もあります。
このページ本当に便利だったんですけど、悲しいことに今はなくなってしまっています。現在は、購入時に座席表から席を選ぶ時に、Photo Previewsというタブをクリックしてカメラマークでチェックするようになったようです。
>パルケット(Orchestra Circle)右ブロック3列目(^^)v C24 160ポンド
えっ、パルケットってどこ?と探してしまいましたが、イギリスで言うならオーケストラストールズ(Orchestra Stalls)席=1階席ですね?そうか、ドイツ語圏ではParkettですものね。Stalls席は元々値段が高かったですが、今期からかなり値上がりした感があります。今後は、贔屓歌手+好きなオペラでなければ買う気にならない席です…
投稿: Sardanapalus | 2008/10/25 22:14
しまさん:
たとえ情報は古くなってても「事前に予行演習をしておこう」とか、そーいう、心構えのノウハウみたいなものが、必要なんですよ。特に初心者目線で書かれているものは、貴重ですからね
>ピンポイント
これもね~~よくわからないのですよ。
買ったあとから、時々売れ具合(笑)を眺めるためにアクセスしたら、ピンポイントではなく、ブロック指定?みたいな感じでしたしね。
>ROHのボエームで右ブロック、というのはクライマックスで主役の2人が見えにくくなる
椿姫さんのお話によると、平土間ならだいたい見渡せますよ・・・とのことだったんですが、私が見ちゃうと、クライマックスでさえ、うなだれるコッリーネの後姿しか、目に入ってませんでしたので(笑)
満足です、ハイ
投稿: ヴァランシエンヌ | 2008/10/25 23:40
galahadさん:
>場所ごとにシステムが違う
そうそう。それに、現にROHもそうですが、年によっても進化もしますし、こうして書いておけば、あとからフォローコメント頂けたりもしますからね。
ROHは英語なので、まだなんとかなりますけど、英語圏以外の場所で、途中までは英語でイケても、いざ決済になると現地語のみ(↓でNaoさんが書かれてますが、ノルウェー国立歌劇場は、そうらしいです^^;)とかいうのも、困りますよねーー;
>しばらくは縁がなさそう
現地在住の方も仰ってましたけど、御大は10年近く、ROHには出てないそうですしね
投稿: ヴァランシエンヌ | 2008/10/25 23:46
娑羅さん:
>追っかけ行動は“奇異”
ははは(笑)
私もさんざん、特に職場の人には「何?追っかけ?で、なんて名前の歌手?」と、さんざん訝しがられました
ネットでこうして、オペラ好きの方々と一緒に盛り上がっていると、特別なことではないような気がするんですが、やはり一般の方々から見ると、相当「変」なんでしょうねぇ。。。
私も正直、お小遣い口座は完全に火の車です。
航空運賃を浮かせた分、衣装代(笑)やら、こまごましたものに「ええい、この際だ!」で、いくら使ったのか、考えたくなかったのですが、
宴も終わり、改めてクレジットカードの明細を見て、頭を抱えているところですよ…
もっと短いスパンで行きたい!と思っても、私の財力+環境では、一年に一度が限界だと、思い知らされました
>ロンドンは今後も縁がないと思いますが
あらあ、でもホロさんはロンドンでコンサート(日にちが被らなかったら、行きたかったですよ…)にも出ていらっしゃいますし、ROHにもよく出演なさるじゃないですか
投稿: ヴァランシエンヌ | 2008/10/25 23:58
Naoさん:
>ノルウェー国立歌劇場のサイトではノルウェー語オンリーの決済画面に泣かされました
あれはまた、特殊な例というか、肝心の決済のところで、知らない言語だけしかない!となると、困りますよね
新しい劇場みたいですから、お客様の要望とかが増えてくれば、システムも今後は改善されるんじゃないかなぁ?
私の過去の楽しい思い出・バレンシアも、今はちゃんとネットで買えるらしいですしね。
> どんな感じで見えるのかが、写真付きで見られます。
せっかくいいシステムだと思ったら、今はなくなっちゃったんですって(^^ゞ
行く前はイギリスは敷居が高そうーー;って思ってましたが、意外とそうでもなく(笑)快適でしたよ。
何といっても、膨大な美術館・博物館のほとんどが無料…だったので、意外にお小遣いも少なく済みましたしね
投稿: ヴァランシエンヌ | 2008/10/26 00:08
椿姫さん:
>waiting room
>フレンズ予約開始時にも
一般販売ならまだ我慢(笑)できますけど、それじゃ何の為の???という感じですね。。。
>方法
わかりました(笑)
次回未定の行くときには、それで試してみます…というか、その頃にはもう、サクサク進むシステムに改善されていますよね、きっと?
投稿: ヴァランシエンヌ | 2008/10/26 00:15
りょーさん:
いらっしゃい!お久しぶりです~
フェードアウトは最近、日常茶飯事と化しつつかも(笑)
りょーさんの「オイスターカード」の記事にも助けられましたよ(^^)v
それはまた、そっちの記事でリンクさせて頂きますね。
投稿: ヴァランシエンヌ | 2008/10/26 00:21
サルダナさん:
いやいや、役に立ちましたよ
なかなかああやって、きれいにまとまったものはありませんもの。ありがとうございました。
>Photo Previews
なるほど。それはそれで、便利かもしれませんね。
でもほんと、ROHはネットに力を入れてますよね。公演の2週間前には、アラートメールも届きましたし、帰国した後メールチェックしたら「来てくれてありがとう」メールまで届いてました
>パルケット
そうそう、一階席…要するに平土間のことです(^^ゞ
>今期からかなり値上がりした感が
そうだったんですか。ちょい役のコッリーネが目当てで、あんなに大奮発をしたのは、私ぐらいでしょうね、きっと
投稿: ヴァランシエンヌ | 2008/10/26 00:29