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2009年1月・第二弾一人旅@シンガポール その2 エスプラネード・コンサートホール

1月31日:ピンク字の部分追記しました。

さて今回の、シンガポール交響楽団のエレクトラ@演奏会形式を聴いたエスプラネード・コンサートホール(Esplanade Concert Hall)について、まとめておきます。

正確には、エスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイ(Esplanade-Theaters on the Bay)という巨大シアターの中に入っているコンサートホールです。
場所はマリーナ・エリア。'90年代に開発が進んだベイエリアということで(対岸にはマーライオンも見える♪)海辺に面した、なかなかロマンティックな立地です。立地的雰囲気は、2006年の年末に(これも強引に行ったんでした(^^ゞ)バレンシアのオペラハウスのある地区に似ていると思います。

地下鉄(MRT)のシティ・ホール(City Hall)駅から歩いて10分ほど…ですが、雨が降っても心配しないで下さい。
全部、地下道で繋がっていますから

City Hallの改札を出ると、地下道兼ショッピングモールが縦横無尽につながっているんですが、そのうちのひとつに"Esplanade"という表示があります。
ひたすら、その表示に向かって歩いて行けば、辿り着けます。

むしろ「外から行く時」の方が、難しかったかも(^_^;)
建物は見えているのに、なかなか辿り着けないのですよ…シンガポールって、地図で見ると米粒のような大きさしかないですから(笑)
すごく小さいような印象を受けていたのですが、私の印象としては

「意外とでっかくて道が広くて、アメリカっぽい」

という感じなのです。だから、道を横断するのも、一苦労。こういう感覚って、狭い日本でずっと生活していると忘れてしまいますが、特に
「開発された地区」って、道幅が広くて「ちょっと向こうまで渡っちゃえ」ということが、気軽にできないので(^^;

地図で見ると、こんな感じ。青ピンが私が宿泊したマリーナ・マンダリン・ホテル、ピンクのピンが、エスプラネードシアター。

大きな地図で見る

《チケットの買い方》
シンガポールのコンサートは、全てsisticという業者が一括して管理しているそうです。
Webでも買えます。
外国人が購入する場合は、IDナンバーとして、パスポートの番号が必要になります。その他、詳しい買い方はこちらのサイトが便利です。

郵送はシンガポール国内のみ対応ですので、外国から購入の場合は、現地引き取りとなります。
チケット購入の際、引き取り場所を指定できます。コンサートホールの地下一階に、ボックスオフィスがありますので、そちらを指定すればOK。

引き取りの際、予約した時のメールをプリントアウトして持っていくのが常套手段ですが、私は今回、携帯宛にメールを転送して、そのメール画面を提示しました。受付の感じのいいお兄さんに"This is a nice mobile phone!"なーんて言われて、鼻高々だったので(笑)"made in Japanよ"と、にっこり微笑みながら受け答え

この時パスポートNo.を訊かれましたので、持参していたパスポートと、購入の際、入力したクレジットカードを提示。

(まさかここでパスポートNo.を聞かれるとは予想外だったので、そのまま見せちゃいましたが、本当は、コピーや番号だけで、十分だと思います。
海外旅行行き始めの頃は、きちんとパスポートのコピーも取って持って行ってたのですが、最近気が緩みがち治安の良いシンガポールだったから、これでも良かったのかもしれませんが、国によっては、こういう場でも、気をつけないといけませんね)

《中はこんな感じ》
http://www.esplanade.com/stageview/concert_hall.htmより拝借

2009winsin003 クラシックのコンサートだけではなく、ポップスなども行うホールですが、音響は抜群。
(CHAGE&ASKAのASKAシンガポールツアーも、ここが会場だったそうです

中は撮影禁止だったので、ホームページから写真を頂いてきました。私が座った、2階(Circle 1)の一列目、ほぼ中央からは少しずれていますが、だいたいの見え方はこんな感じ。
実際にはもう少し、舞台と客席が近いように感じました。
一応、舞台の上の人の顔は、肉眼で雰囲気はつかめます。

まあ、コンサートホールですから、見える見えないよりも、音響の方が重要でしょう。文句なしに、いい音響のホールです。だって音響の設計は、日本人ですもの(^^)v

そう、このホール、実は新国立劇場の音響設計をした方と同じ日本人の方の設計とのこと。

ピンク字は1月31日追記:ごめんなさい!
keyakiさんからご指摘(コメント欄を参照)を頂いたので、私もあわてて調べてみたんですが(^^ゞ
エスプラネードの音響設計は、著名なラッセル・ジョンソン氏(Russell Johnson・2007年逝去)主催の
ARTECという会社。

新国立劇場は(株)永田音響設計

な・の・で・すが。

Tateo_nakajima 実はエスプラネードは、ARTECスタッフのTateo Nakajima氏(名前や写真から察するに、恐らく日本人だと思うのですが)が音響設計を手掛けています。

また、エスプラネードには、日本から部品を提供した会社もいくつかあります。こちらこちら

…ということで、「同じ」ではありませんが、エスプラネードコンサートホールの音響設計には、日本の技術&日本人が、深く関わっているのです。

確かに、新国とよく似た柔らかい響きだったように思います。

新国の音響を「僕が今まで歌った劇場の中で、一番良い音響だよ(←私が設計したわけではないですけど^^;日本人として、日本の劇場のことをこう言ってもらえるのは、とっても嬉しいのです
と、非常に高い評価をしてくれているヴィノグラドフが、目を輝かせながらこの話を教えてくれたのですが、さすが、元理系の音響マニア(笑)

ちゃんと調べていたんですね。⇒ということで、音響設計自体は別の会社ですので、これは彼の勘違いだと思いますが(なにぶん、おっちょこちょいな人ですので^^;)このホールに、日本人が大きく関わっているのは、事実と判断して良いと思います。

もちろんこのホールも「素晴らしいよ!」と、ご満悦&私が「2階の一列目、ど真ん中で聴いてたのよ、たぶん音響的にはベストポジションだと思うわ」と言うと「うん」と、嬉しそうにしてました。

…え(^_^;)
いや、結局この話がしたかったから、わざわざ別立てでまとめたってわけじゃないですよ(笑)

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コメント

シンガポールに行く際は、こちらを改めてチェックするのを忘れないようにします!
(シカゴの時は本当に助かりました!)
いえ、行く予定は今のところありませんが、誰かさんはシンガポールで近々リサイタルをするらしいという噂なもんで....。
だからといって、このホールかどうかもわかりませんが(笑)

建物は見えてるのに辿り着けない感覚は、ロシアで経験したのでわかります。

娑羅さん:

こうして見ると、私もあっちこっち行っているもんですねぇ(笑)

エスプラネードには、コンサートホールのほか、シアター(演劇やオペラ用)と、リサイタルホールもあるので、もしも娑羅さんのダーリンがシンガポールでリサイタルするとすれば、たぶんここでしょうね

こんな感じで↓色々あるのです
http://www.esplanade.com/about_the_centre/venues/index.jsp

>建物は見えてるのに辿り着けない感覚は、ロシアで経験したのでわかります。

ははは(笑)
ロシアも広い~~~ですもんね

シンガポール追っかけ旅行記、まだまだ続きますね。
ロンドンの時はなかったですけど、楽屋訪問記もありそうな予感。
下記の会話は、楽屋かどこかでお会いになった時のもののようですし.....↓

>文句なしに、いい音響のホールです。だって音響の設計は、日本人ですもの(^^)v
そう、このホール、実は新国立劇場の音響設計をした方と同じ日本人の方の設計とのこと。確かに、新国とよく似た柔らかい響きだったように思います。
新国の音響を「僕が今まで歌った劇場の中で、一番良い音響だよ」(←私が設計したわけではないですけど^^;日本人として、日本の劇場のことをこう言ってもらえるのは、とっても嬉しいのです(笑)
ちゃんと調べていたんですね。

これね、ちょっと待ったぁ....なんですけど、どこからそういうことになっちゃったのかしら。
このシンガポールの劇場と新国の音響設計が同じ日本人って......
エスプラネードのコンサートホールは、ニューヨークの有名なラッセル・ジョンソン氏(2007年に亡くなってます)のコンサルタント会社。一方、新国は、永田氏の音響設計事務所、もとNHKにいた人で、世界的にも有名だそうです。
エスプラネードで日本人がかかわっているといえば、施工業者が日本のゼネコンだったようですけど.....

ということで、どこでどう勘違いされたんでしょうね。
機会があれば、ヴィノグラドフさんに教えてあげて下さいね。

keyakiさん:

お久しぶりです
ご指摘ありがとうございました。記事にもピンク字で追記しておきましたが、付け焼刃ながら、私も調べてみました。
その結果、確かに「同じ日本人」ではないにしろ、エスプラネードには、深く日本企業&日本人が関わっていることがわかりました。

まあ、外国人にとって、日本人の苗字や名前は、なかなか区別がつきにくいですし、そのあたりはご愛敬ということで

細かいことはさておき、ヴィノグラドフがこのような日本の技術を高く評価してくれているのは、日本人ファンとして、大変嬉しく、誇らしいことです

この記事へのコメントは終了しました。

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