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ゴヒイキさん最新情報&ベルリン国立歌劇場 2009/2010シーズンプログラム

(注:ベルリン国立歌劇場の2009/2010プログラム概要を早く読みたい方は、スクロールして下さい

毎年恒例の…って思ってたら、去年は作ってなかったんでした(^^;
「いい加減にこの建物は改装して欲しい」だの「相変わらずシュールでぶっ飛び演出が多いわ」だの、モンクも多いリンデン=ベルリン国立歌劇場ですが、
そこはやっぱり、惚れてる劇場だ・か・ら・こ・そ

何と言っても、愛しのゴヒイキさんの本拠地でもあるのでね。

そのゴヒイキさん:アレクサンドル・ヴィノグラドフですが、実はこれまでに発表された欧米の主要歌劇場の来シーズンのプログラムに、一つも名前がなく密かに寂しい思いを抱いていたのですが。

(こればっかりは、こっちがいくらやきもきしても、彼次第ですから、しょーがないの

さすがにリンデンのスケジュールには名前が載っていて、ほっと一安心しました。こちらででまとめて見ることができます。

…と言っても、オペラでは歌い慣れている「セビリアの理髪師」のバジーリオ&「カルメン」のエスカミーリョだけですけどね。

え?
また?
たったそれだけ?(うるさいわねっ
いいの。彼が決めてることなんだからっ

だって、だって。
よく読んでみて。「オペラでは」って、断り書きしてるでしょ?
ムフフ

「バビ・ヤール」のバス独唱よショスタコーヴィッチの

…じぃぃぃぃん…
ああ…ヴァラリン、彼がこれを歌ってくれるのを、どんなに楽しみに待っていたことか。

甘くてロマンティックなロシア歌曲もいいんですけどぉ、「バビ・ヤール」みたいな、硬派な歌詞+力強い男声合唱団を従えてのバス独唱+煽りまくる曲調こそ

私の悶絶ポイントなのよぉぉぉぉぉ(←誰か止めて…^^;)

これ歌うのを生で聴いたら、私、「エレクトラ」のオレスト@シンガポールで、トランス状態に陥ったのを遥かに超える溶け方しますって。致死量を超えてしまうかもぉぉぉ…(///▽///

あの顔で(もう、かわいいだけとは言わせません!!!)こーいう歌をレパートリーに入れてくれるのが、たまりません。この人に惚れて幸せ

これはもう、行くしかないでしょ!!!と、行く気まんまんになったのも束の間、問題は日程。
10月7日はフィルハーモニア&8日はコンツェルトハウスで…とのことなので、国立歌劇場の中でのコンサートではないのですが
(オケはシュターツカペレ・ベルリン、指揮はバレンボイム。ギドン・クレーメルのヴァイオリンコンチェルトも一緒にやります)

あああ、今年はこの時期、休みが取れないかも…(ToT)
っていうか、その一週間前だったら(たぶん)一週間の連休なのに。

まあ、一度歌ってくれたら、またどこかで歌ってくれるかもしれないし♪(日本ででも、いいのよぉ(笑))

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

おっとっと。リンデン全体のスケジュールについて書くつもりが、ついついゴヒイキさんの話題になっちゃって(^^ゞ

(なんだかんだで、ニヤニヤが止まらないわ~~~♪)

注:リンデンのスケジュールは非常に流動的で、キャスト変更はけっこう頻繁にあります。
もし「●●さんの出演する、アレに行きたいな♪」と思う演目があれば、サイトをマメにチェックなさって下さい。

各演目の詳細リンクは、あえて外してあります。というのは、毎年のことですけども、今シーズンが終わった後には、ここのURLが変わる可能性がありますので。
(バビ・ヤールだけは、ほっといてもちゃんと貼り替えますから(笑) 貼ってあるの

小雑誌PDFファイルのリンクは⇒⇒⇒

ええと、来シーズンのプレミエは4演目。注目はドミンゴ先生が(かねてより切望なさっていた)タイトルロールを歌う「シモン・ボッカネグラ」でしょうか。
フェイスコにはフェルッチョ・フルラネット。

再演はおなじみの演目…ですが、今シーズンは割と私好みの演目が並びました。
私の独断&偏見で、好みのものをセレクトしておきます。

「カルメン」は、以前話題にしたことのある、マルティン・クシェイ演出の「とんがった」カルメンです。向こうでは、TV放送もありました
カルメンもドン・ホセも、エスカミーリョもミカエラも、主要キャストは全員死んじゃう…というシロモノですが、「カルメン」は新国で6回も実演で観ているから、もういいよ…という気持ち半分、この演出なら、生でもう一度観てみてもいいかなぁ…って気持ち半分(^^ゞ
来年3月&5月の公演。

「コジ・ファン・トゥッテ」は、DVDにもなっている+時々TV放送もしている、ドリス・デーリエ演出のもの。来シーズンの注目は、アルットゥ・カターヤのグリエルモかな
(カターヤくんは、2007年のドン・ジョヴァンニ@リンデン来日公演のマゼットを、初日ドタキャンした、どこかの誰かさんの穴を埋めてくれた、かわゆい後輩クンです。1979年生まれですから、ヴィノグラドフよりもさらに3歳若いのね(@。@ ご本人の素敵な公式サイトもあります)
9月17日、19日の二回のみの公演。

「ばらの騎士」は、今年3月に実演で観てきたもの。キャストで同じなのは、ゾフィーのシルヴィア・シュヴァルツのみ。
9月と10月の公演。

「後宮からの逃走」は、今年の6月にプレミエの上演の再演。パヴォル・ブレスリクのベルモンテ、いいでしょうね(^^)
9月の公演。

「魔笛」は、はい、これはもう、例のアレです、アレ
こちらはキャストが、このままで済むとは思えませんな(笑)
12月と来年1月の公演。

「エフゲニー・オネーギン」は、去年10月プレミエの再演。ルネ・パーペがグレーミンで出演です。
フェストターゲ期間中の来年3月と4月、それから6月の公演。

「ファウスト」は、今年2月プレミエの再演。今度こそ、万全の体調でパぺさんの悪魔が聴けることを祈りつつ。
来年2月と3月の公演。

「セビリアの理髪師」は、これも例のアレです、アレ。あの劇場としては記録的ロングラン演出・40年以上続いているヤツね…ったって、例によってロッシーニに疎いので、毎回フォローが手薄になるシロモノ。
バジーリオはわがゴヒイキさんと、クリストフ・フィシェッサーとのダブルキャスト。アルマヴィーヴァ伯爵のホアン・ホセ・ロペラは、昨年12月の新国での「ドン・ジョヴァンニ」のオッターヴィオ。
9月、10月、11月の公演。

「イタリアのトルコ人」は、昨年6月プレミエの再演。わがゴヒイキさんがロールデビューした時のヤツですが、今回のタイトルロールはジョヴァンニ・フルラネット。
12月の公演。

「ボエーム」は、私にとってはかつての、にが~~~~い思い出のもの(笑)
ショナールにハンノ・ミュラー=ブラッハマン、マルチェッロにローマン・トレーケルとはまた、10年近く前のプレミエのメンバーじゃないですかw
ずっとムゼッタを歌ってきた、アンナ・サムイルがミミなんですねぇ…祝・出世(^^)
11月、12月、来年2月の公演。

「フィガロの結婚」は、個人的には来シーズンのリンデンで、一番観てみたいキャスティング。
(本当はゴヒイキさんに歌ってほしいところだけど^^;)ブラッハマンとフィシェッサーのダブルキャスト・フィガロに、アンナ・サムイル&カターヤという若手の伯爵夫妻、それに何と言っても、シルヴィア・シュヴァルツのスザンナ!!!
う~~~ん、これは食指をそそられます。DVDにもなっている演出です。最近オペラブックにもなってましたっけ?
来年2月、3月&5月の公演。

「ローエングリン」は、つい先日、プレミエだったものの再演。キャスティングには微妙な違いあり。アンナ・サムイルがエルザなんですね。
今年11月の公演。

「蝶々夫人」は、個人的には「音楽は好きなんだけど、舞台では観たくないオペラ」No1に上げたいぐらいなんですが(^^;
写真で見る限り、この演出ならば、観てもいいかなぁ…と以前から思っているのですよね。アンドリュー・リチャードのピンカートンもよさそうですし。
来年1月の公演。

「サロメ」も長いことやっている演出だと思います。10月と来年4月の公演ですが、4月はアンゲラ・デノーケのタイトルロールかぁ…観たいなぁ。

「トリスタンとイゾルデ」は、なんだかんだ言いつつ、2007年の日本公演に持ってきたものを、また上演しているのですね。(2006年に新演出が出たんですけどね)
オープニングナイトの8月28日と、来年3月、4月の公演。

…こうして見ると、実際に舞台で見たものもそこそこあるし、映像で見たものもあるし、観てはないけど思い入れだけは強いものもあったり(笑)で、どの季節に行っても、それなりに楽しめそうな来シーズンのリンデン。

久々に「バーチャル・リンデン・ウォッチャー」の血が騒ぎますねぇ。やっぱり、劇場一時閉鎖の前に、もう一度行くべき…かな?

(あああ、バビ・ヤールぅぅぅ…は、リンデンの中での公演じゃないんだってば^^;

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Alexander Vinogradov (Bass)」カテゴリの記事

コメント

今まで気がつかなかったのですが、opera baseのヴィノグラドフのPersonal web,ヴァランシエンヌさんのサイトが載っているのですね!!!2007年12月から公認とは知っていましたが、opera baseに載るってすごいですね・・・オオトロで気がつくのが遅くて申し訳ありません。

くわしい解説ありがとうございます。 私は手抜き・・・。
>「バビ・ヤール」は、行くしかないでしょう! 私も興味ありますから、ヴァランシエンヌさんが聴かれたら、感想伺いたいです。
galahad的には、来シーズンは「カターヤくんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」です。

kametaro07さん:

>operabase

え?あらやだ、ばれちゃいましたか(^^;
指摘して下さったのは、kametaroさんが初めてですよ。
責任重大です(笑)

galahadさん:

>>バビ・ヤール

あああ、もう悩ましいですぅぅぅ…
なんであの日程なんだと、恨めしいですわ。まあ、出来るだけの努力はしてみますけどね。

>来シーズンは「カターヤくんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

そうでしょう、そうでしょう。galahadさんの為に、カターヤくん情報を多少多めに盛り込んだんですのよ。(なーんてネ
特にフィガロの伯爵は、美味しそうですよね

バビ・ヤール実現おめでとう
それと、リンクもありがとうございます~。
私はパーペの出演予定のみササッと載せてお茶を濁しちゃったけど(笑)こうやって解説付きで読ませてもらうと、魅力的な演目たくさんあるんですよね。フィガロのキャスティングには時の流れを感じます

Naoさん:

ありがとうございますぅ。
本来「悩ましい」だの「悶絶しちゃうわ」だの、ハート付きでデレデレと紹介するような作品ではないんですが
(試しに「バビ・ヤール」で検索をかけましたけど、ハートが飛び交う内容としてまとめられているのは、間違いなくこのブログだけですな

なにしろ、あの強烈な歌詞ですから。

とはいえ、馴染みのない人もきっといらっしゃるでしょうから、少しずつ噛み砕いて解説というか、自分の為にもノート作って行くつもりです。幸い、職場に解説付きのCDがありそうですから(ありがたいわ~~~)

>フィガロのキャスティング

確かに。映像収録されたのも、10年くらい前でしたかしら?
気がついたら、演出自体もロングランになりましたね。わがゴヒイキさんも以前、何シーズンかはフィガロを担当しましたし

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