国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア@Bunkamura ザ・ミュージアム
月曜日の夕方、足を運んで参りました。混み具合はまずまず。一時間ほどでゆっくり見て回れました。
近頃「森ガール」(←流行言葉は職場で教えてもらう)なる女子たちが、ある種の流行を作り出しているかと思うんですが
(ふわっと、やわらか、ほんわりと…っていう感じ? こちらを参照 あああ、私は対極(笑))
このトレチャコフ美術館展のラインナップは、まさにその「森ガール」のイメージに近いと思いました。
・Bunkamuraサイト
ちなみにモスクワ本館のサイトを覗いてみますと
・The State Tretyakov Gallery
必ずしもコーイウ、「ほわっと」系の絵ばっかりではなく(笑)
私好みの、微妙に退廃的な香りを漂わせた、ダークで骨太な絵もあるじゃないですか。(←お前の趣味趣向はどうでもいいって?^^;)
こほん。ええと…私に絵を語らせても、音楽以上にピントの外れたことばかり言いますが(笑)それでもよろしい、ヴァラリンの感想を読んでやろう!という優しい方は、どうぞ(^^ゞ
電車の吊り広告や、ポスターでもさんざん目にしていた「忘れえぬ女」ですが、実物は「…ふうん」という感じ。。。
(あああ、ごめんなさい)
同じ系統の肖像画なら、イリヤ・レーピン(Ilya Repin...)の「ピアニスト・ゾフィー・メンターの肖像」の方が、目ヂカラ(笑)を感じさせて、良い◎と思いました。ムソルグスキーの、例の肖像画を描いた方なんですね。
アレクセイ・コルズーヒン(Alexei Korzukhin)の「修道院の宿舎にて」
ピーテル・ブリューゲルの農民の生活を描いた風俗画にも通じるというか、コーイウ風俗画は、大好き(笑)
イキイキした生活感が感じられて、楽しいじゃないですか。お坊さんのかぶり物もステキですし(←は?)
ニコライ・ヤロシェンコ(NikolaiYaroshenko)の「学生」
たぶん、ほとんどの人は、「憂いを含んだ若者の絵」とか、ソーイウ感想を抱かれると思いますが…
…どき。
あ、あの…(*v.v)。
ヴァラリン、ひとり絵の前でもじもじ ⇒ 徐々にエンジンかかってニヤニヤ ⇒ 「ちょ、ちょっと…正視できないわvv」 ⇒ 完全にアヤシイ、チラミ赤面モード完了(///▽///
え?似てない?^^; ⇒ この人に(笑)
(よくある顔なのよ、そーなのよ、熊みたいな大男ばっかりがロシア男じゃないのよ^^;)
だから言ったでしょ「私に絵を語らせても、音楽以上にピントの外れたことばかり言う」って。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
それはともかく、冒頭に書いた「森ガール」っぽい、ほわっと系の風景画も沢山あるのですが(修道院の絵とか、なかなかいい感じでした)たぶん、実際のロシアの風景はもっと荒涼、殺伐として、厳しくて、ダイナミックなのでは?と思うのです。
とはいえ…都会育ちのモスクワっ子で、今の生活環境は別の場所(ベルリン)なんですが、コーイウ風景、文化背景、環境の中で育っているのよねぇ。。。
ロシア音楽の中にも、そのメンタリティは息づいていて。
その音楽の表現者に、言葉も文化も育った背景も全く違う私が(周囲が唖然とするほど)惹かれているのは、何故なのかしら、
私は彼の表現を、きちんと理解してあげられるのかしら、と自問自答しながら、会場を後にしたのでした。
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コメント
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わ!行かれたんですね!私も来週行く予定です♪
>ニコライ・ヤロシェンコ(NikolaiYaroshenko)の「学生」
私も今こちらを拝見して、「ん?」と思ったら、案の定、ヴァラリンさんもでしたか(笑)
うんうん、似てますよ
モスクワでは美術館に行くことができなかったのですが、ペテルブルグではエルミタージュとロシア美術館に行くことができました。
後者はロシア人の作品のみ(だったかな?)を所蔵しているとのことでしたが、これがまた良かったんですよ~。
(しかも、「あの人」が歌った部屋も確認できたし)
私、ロシア人画家の作品、好きかも♪
なので、今回のトレチャコフ美術館展も楽しみにしています。
投稿: 娑羅 | 2009/05/26 15:50
娑羅さん:
>>ニコライ・ヤロシェンコ(NikolaiYaroshenko)の「学生」
>私も今こちらを拝見して、「ん?」と思ったら、案の定、ヴァラリンさんもでしたか(笑)
あああ、よかった、賛同者が現れて(笑)
PCの画面で見るより、実物はもっと似てて(^_^;)
というか、前に娑羅さんが「ヴィノさんはバレエダンサーのバリシニコフ氏に似てる」と仰ったことがありましたよね?
あの、バリシニコフ氏にも似てるんですよ。
この絵のモデルさんといい、やっぱり、同系統のお顔立ちなんでしょうね(^^♪
実際にご覧になられたら、ぜひ感想を教えて下さい
モスクワもペテルブルグも、美術館天国ですもんね。
ロシアの画家といえば、すぐに思い浮かべるのがカンディンスキーなんですけど、さすがに層が厚いというか。
>「あの人」が歌った部屋も確認できたし
こういうことがあると、俄然その場所に対する思い入れがぐぐっと増して、印象深くなりますよネ
投稿: ヴァランシエンヌ | 2009/05/26 16:57
今、新幹線の中からです。
トレチャコフ美術館展行ってきました。思ってたより数が少なくてあっという間に見終わってしまい、帰りの新幹線を1時間早めてしまいました(笑)
「学生」、本物を見たら余計にヴィノさんそっくりで、ちょっとビックリしました!
しかも思っていたより大きい絵でしたし。
更に、ヴィノグラードフという画家の作品まであり、これはヴァラリンさんたまらなかっただろうな~と思いました(笑)
私の感想もブログに書きますね。
もちろん、本命王子様のレポも♪
投稿: 娑羅 | 2009/06/03 11:52
娑羅さん:
おお!お疲れのところ、わざわざ新幹線の中からの速報(笑)ありがとうございます
>>学生
>本物を見たら余計にヴィノさんそっくりで
でしょう?(笑)
>更に、ヴィノグラードフという画家の作品まで
そーなの(^_^;)
「学生」を観て、モジモジ(。_。*))) しながら歩みを進めると
…Σ(゚□゚(゚□゚*)…
って感じでしたよ(*v.v)。 まあ、よくある名字だそうですし、現代の画家さんで、モロに同姓同名の方もいらっしゃるんですけどね。
全く、何をしに行ったのかわからない展覧会でした(^^ゞ
娑羅さんの感想(絵も王子様のレポも)楽しみにしてますねー
投稿: ヴァランシエンヌ | 2009/06/03 15:10