これぞロシアのバス&低音フェチ
ま・ず。
こちらをどうぞ
ううむ。
ロシア人の声って、奥が深い・・
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
N●Kで先週「世界が注目する男性歌手」という特集をやっていたそうですが(先週はマンションのBSアンテナストライキで、全く見られませんでした)
取り上げられていたのは、ヴィリャゾン、フローレス、カウフマンのテノールの御仁たちに加えて、カウンターテノールのジャルスキー。この人選に、巷では
「なぜ、テノールばかりなのっ、バリトンやバスにも素敵な人が目白押しなのにー!」
との声も、けっこう上がっているようで(笑)
ってことで、
「なに!なんで(将来、世界が注目するかもしれない) バスのアレクサンドル・ヴィノグラドフが上がってないのよっもう、スネスネしちゃうからっ、キーッ」
なーんて、ヴァラリン御立腹の図を期待していたそこのアナタ!!
えへへ、心配ご無用です
そもそもこういう企画で、バリトンならまだしも、バスにスター性を求めた特集を組むのは、極めて困難でしょう(笑)
ということで、身の程はわきまえておりますから
ま、それはともかく…
オペラの花形と言えば、やはりテノール。人気も高いです。
でも世間には意外と
「低音フェチなので、テノールには興味ないんです」
と、仰る方も少なからず…
(いやどちらかというと、ネットするオペラ&声楽ファンには、逆にこっちの方が多いかも)
それってヴァラリンさんのことじゃーんと思ったそこのアナタ、違います。
私は断じて「低音フェチ」ではありませんのよ。単なる「ヴィノオタ」だもーんvv
テノールにだって、素敵な声…!と感じる方はいらっしゃいます。明るくて、スコーンと抜ける青空のような声+流すような洒脱な歌い方の歌手さんよりも、
暗めで芯のしっかりした、男性的な声+言葉を大切にして、歌い崩さず、きっちりした発声、端正な表現をする歌手さんが好み…という「マイ基準」は、テノールでも、低音域の歌手でも同じ。決してぞんざいにしているわけじゃないんですよ(笑)
でも自分の人生には、限りがありますから。
今は、そしてきっとこれからも(*v.v)。私が世界で一番愛しく感じているDark-honey bass+その声の持ち主を愛でて応援することに、出来る限りの時間と労力を捧げたい…というだけのこと。
ちなみにヴァラリンが好きな他の歌手って誰?と興味のある方はこちら ⇒⇒⇒ 4年以上前に書いた、何気に初々しい記事ですが(笑)
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コメント
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す、凄…。
あまりのインパクトに、続けて何度も再生してしまいました。
陰々滅々と地を這う…ま、「お風呂の中のお経」っぽくもありますが
これを聴いた後でパーペの声を聴くと、高い^^;
でも、私も低音フェチではなくパーペオタなので(笑)高い低いにかかわらず、あのBlack-Diamond-Bassが自分の心身に一番心地よいのです
> ヴァラリンさんが好きな他の歌手って誰?
私のマイフェバリット10に入る歌手さんも何人かいました~。
ヴィノさんがピンではなく、10名の中にさりげな~く入っているのが初々しいですね
投稿: Nao | 2009/06/09 22:22
そうか、バスにスター性は困難か・・・galahad悲しい(;ω;)とはいえ私は各パートに好きな歌手がいるので、低音重視は主張できませんけどね。 ロシアの歌手さんは音域に関わらず、年とともに暗くて重くなっていくんですよね。 不思議!
>何気に初々しい記事
ほんとに、ヴィノさんのこともさりげない感じで書かれていますね。 まだオタ化してない?
投稿: galahad | 2009/06/09 23:15
すみません、これって笑うところじゃないですよね
この声....聴きながら笑いが止まりませんでした。
私は低音好きの一人ですが、ここまでいくと、ちょっと人間の声を超えている
先日、METライブビューイングの最終上映「The Audition~メトロポリタン歌劇場への扉」を見てきました。(レポは近いうちにあげます!)
やっぱりコンクールやオーディションって、テノールとソプラノの世界だな~と思いました。
曲だって派手なものが多いし。
そんな中、20年前の某コンクールで、ターフェルとの“バリトンの闘い”を征し、見事1位を獲得した私の王子様はすごかったんだわ~
↑結局、これが言いたかったらしい。
投稿: 娑羅 | 2009/06/09 23:53
Naoさん:
ねー、凄いでしょ(笑) この人間離れしたお声。
まあ、確かに一種のお経ですよね
>これを聴いた後でパーペの声を聴くと、高い^^;
ねぇえ~? わがダーリンの声も、これを聴いちゃうと「まだまだ」と思いますですvv
>>ヴァラリンが好きな他の歌手
>私のマイフェバリット10に入る歌手さんも何人かいました~
おや、そうでしたか
一人はあの人だな…と、すぐにわかるんですが、あとは誰なんだろう??
今でもここに上げている方は変わってないですけど、今同じ志向でリストを作ったら、確実にもう一人増えますね。誰だかわかりますか?(笑)
投稿: ヴァランシエンヌ | 2009/06/10 20:37
galahadさん:
>バスにスター性は困難
そーですよ。だってほら、去年奇しくも同時期に発売された、御大とシュロットのアリア集の、かわいそうな扱われ方を思い出して下さい!!
>ロシアの歌手さんは音域に関わらず、年とともに暗くて重くなっていくんですよね。不思議!
ね!わがダーリンも年々その傾向大とはいえ、いくらなんでも、紹介したクリップの方たちのようには低くはならないと思いますけどね
>まだオタ化してない?
ですね(笑)
「コンサートやリートがどうのこうの」と書いているということは、たぶん、ホロさんのヴェルディアリア集(ちょっとだけお手伝い(笑)してるのです)
と、ドマシェンコをフィーチャーしたCD(こちらも、ちょっとお手伝い^^;)は聴いた後(そのリブレットの経歴欄を参考にして、コンサートやらリートがうんたらかんたらということを知ったので)なんですよ。
でもショスタコのミケランジェロ歌曲集の抜粋は、聴く前だったかも。
それより何より、この頃のワタシは御大に対して、異様にとんがってましたからねぇ(笑)
(年齢差もあるし、キャリアの進め方なんて、個々の歌手さんでそれぞれ違うんですから、張り合ったって意味がないのに、無理して背伸びしてた…ってことネ)
それを払拭させてくれたのは、Naoさんやgalahadさんが、御大の魅力を、自然体でアピールなさっているからですよ。
その点は(もちろん、それだけじゃないけど!)本当にお二人には感謝していますよ。ありがとうございます
投稿: ヴァランシエンヌ | 2009/06/10 20:55
娑羅さん:
私もあんまりおかしくって笑いが止まらず、PCに向かうたびに吹き出したり、事あるごとに思い出し笑いまでしてしまい、主人にも聴かせたら
「…怪獣みたいだネ」
と。それで、うちの読者さんたちにも紹介したくなっちゃったの(笑)
いやー、人間の声って、奥が深いですよね(^_^;)
>ターフェルとの“バリトンの闘い”を征し、見事1位を獲得した私の王子様はすごかったんだわ
そ~ぉですよぉ。素晴らしいことです
たくさん自慢?!なさって下さい
投稿: ヴァランシエンヌ | 2009/06/10 21:04
すごい低音!ですね。
投稿: tefe川 | 2009/06/11 22:19
tefe川さん:
いらっしゃいませ!聴いて下さって、ありがとうございます(^^/
まさに、鐘の音にも通じるような、人間離れした低音ですよね(笑)
投稿: ヴァランシエンヌ | 2009/06/11 22:30