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恋に落ちて6年目(*vv

《どこからともなく声が聴こえてきます。一声聴いて、ものすご~~~く美声。この時点で『あれ?!ルネ・パーペじゃないの??』(←上演前にキャストを確認してなかったので、パーペが歌うものだと・・^^;)と一瞬混乱したのち、左側のバルコニー席から声の主がすぅっと現れたのですが、め、めちゃくちゃ素敵・・
もう目も耳も釘付け状態になりました(#^.^#)

まるでギリシャ彫刻みたい!彫の深い横顔で、柔らかな明るい美声で、しかも低音が充実してて・・その上若いっ^^誰?!このイケメン・ザラストロはっ?!》

…。

なんなのでしょう、このミーハー&おとめチックな感想は(笑)
(しかも今なら絶対「柔らかな明るい美声」 とは、言わないでしょうな^^;)

今年はやたらと「ナントカ記念○周年」と銘打った記事が多かったんですが(そもそもが記念日好きなので(笑))
ある意味昨日(になっちゃった^^;)が、一番大事な日。

今から5年前の2004年12月28日、ベルリン国立歌劇場の《魔笛》で、ザラストロを歌っていたアレクサンダー・ヴィノグラードフに、私が初めて出会った日です。

冒頭の浮ついた文章は、その時の感想の抜粋(全バージョン読んでやろうという勇気ある読者の為に⇒⇒⇒)なんですが、ええもう、あの時以上に「美しい!!」と思ったことはないかもしれません(笑) それはそれは、美しくエレガントなザラストロでしたのよvv

しかしまあ、よく5年間(多少の浮き沈みはあれども)ハイテンションで追っかけて来たもんだと、自分で呆れます ⇒ 感心します。

ファンの在り方は人それぞれ。ディスクでしか巡り合うことのできない歌手さんのファンの方も大勢いらっしゃいますし、それはそれで、素晴らしいことだと思います。

でもせっかく、縁あって同時代に生きる歌手さんの声にビビッと来て、ファンになったのだったら、
(色んな事情はあれども)私はやはり、極力実演に接するべきだと思うのです。

「●●さんのファンよ」と言うのは簡単。だけど本当に「最低一年に一度、絶対に彼の舞台を見る」と決めて、行動に移すことは
時間もお金も周囲の理解も必要ですし、すごく難しい。

「もう一度、この声を、この人の舞台を、私の目に耳に留めたいな」から
「最低一年に一度、絶対に彼の舞台を見る」と決心が変わったのが、いつ頃だったのかはもう、記憶にないんですが、
でも私は、勿論自分ひとりの力ではないけれど、それを5年間、全力でやってきた…
このことは、私の人生最大の喜びであり、宝物であり、誇りだと思ってます。

この5年間のうちに実演で見聞きした役柄が10。実演に触れた純粋な回数は、18回。
このうちの約3分の1は、2007年の2度の来日(マゼット1回+エスカミーリョ6回)ですが、
追っかけた場所はベルリン、バレンシア、ロンドン、シンガポール、パルマ、そして東京。

アメリカ在住時代&初期の頃は、保護者付き追っかけでしたけど、
それを含めても、地球の反対側から何をやっているんだろう^^;と ⇒ よく頑張っていると呆れます  ⇒ 自負しています(^^ゞ

人間誰しも、死ぬ時に一つぐらいは、自慢できることがあるとすれば、まさしくこのことが、私にとっては、何よりも自慢できることかもしれませんf(^^;)

「独占欲が強い。でもブランドに左右されず、本当に美味しい果実が熟すまで、時間をかけてゆっくりと味わうのを好む」

のが、牡牛座女性の愛のカタチだそうですから(笑)
なにはともあれ、6年目に突入。いつでも、どんな時でも、これからもずっと、私は彼の声に恋い焦がれ、憧れ続け、追いかけて行くのでしょう。

その運命を決めた12月28日は、やはり私にとって、一年で最も重要な日なのです

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Alexander Vinogradov (Bass)」カテゴリの記事

コメント

感動的な出会いをお持ちになってらしてうらやましいです。 ずーっと大切にしてこられた想いがひしひしと感じられますよ。
リンデン魔笛のザラストロ登場場面は、あの場所にすーっと現れるので、「え?どこどこ?」ってなっちゃいますよね。

>極力実演に接するべき
私もそう思います。 資金その他事情が許せばいくらでも行きたいです。 ディスクで満足できればいいんですけど、一度でも実演見てしまうとダメですね・・・。 我慢がきかなくなります。

ヴァラリンさんはヴィノさんのためのサイトもこうして運営されてますから、そりゃ一生の自慢になりますよ! 私もその愛情に基づいた「ロシア音楽普及活動」で勉強させていただいてますから、ひきつづき応援させてくださいませ。 もちろん自分の本命さんも応援し続けます。

恋に落ちた記念日がはっきりしているなんて、羨ましいです。

>行動に移すことは、すごく難しい
同感です~。
私なぞ、都内で電車に乗ってお買い物・・レベルのお出かけであっても、実はけっこうな苦行だったりするので、追っかけの99%は苦痛以外の何物でもなく。
正直、アレンが引退したらホッとするかもしれません(笑)

ヴァラリンさんの情熱には感服します。
こんな私を「行動」に駆り立ててくださったのですから。
ヴァラリンさんの情熱の源であるヴィノ君にも、もちろん感謝感謝です。

これからもヴィノ氏のいろいろな魅力を、精力的に語ってくださいね。

6年目おめでとうございます
私も来年は7年目か~・・・。
ナマの舞台で出会って“恋に落ちる”って素敵ですね~
私はTVで恋に落ちたもので・・・。
でも、約4ヵ月後にはむこうが来日してくれましたけど♪

>「最低一年に一度、絶対に彼の舞台を見る」

私もい・ち・お・う、そんなつもりでいるんですよぉ。
2007年だけナマで聴くことはできなかったけど、
2006年に2回観たので1年に1回ペースは守れてるかな?

galahadさん:

>リンデン魔笛のザラストロ登場場面

そうそう、そーなんです(笑)
この頃はまだ「たまの贅沢だから」と言って、ホテルに頼んでチケットを取ってもらっていたんですが、偶然にも彼を眺めるのには絶好の席でした。
今思い出しても、まるで全てがこの出会いの為にお膳立てしてあったかのような感じでしたから、不思議ですネ

>ヴィノさんのためのサイト

最初は「見つけた情報を、自分が探しやすくする為に^^;一か所にまとめよう」という主旨で始めたようなものなんですが、
今のところ、まだ本人がオフィシャルサイトを開設する気はないみたいですしねぇ。責任重大(;o;)
皆様へのレファレンスとしてもお役に立てるよう、もう少し手をかけないと(^^ゞ

こちらこそ、今後とも「尊敬する憧れの先輩」御大の動向チェックは外せませんから(笑)宜しくお願いします

しまさん:

私も本来、出不精なんですよ(^^ゞ
休みの日は一歩も家から出ないなんてこともしょっちゅうですし
(必要物資の買い物すら、出かけたくない時は知らんふりしちゃいますもの(笑))

>正直、アレンが引退したらホッとするかもしれません(笑)

こらこら(笑)
演出家・アレン殿の追っかけも…と、以前仰ってたじゃないですか
もしもアレンの演出のもと、ヴィノさんがDGのタイトルロールを…なんてことがあったら(笑)ワタシタチ二人で追っかけ!というミッションは外せないですよん
その時は私も、着物着ようかなぁ~~

私の方こそ、しまさんを始め、皆様から、計り知れないパワーを頂いてます。
今後とも自分たちそれぞれの追っかけ道を極めるべく、頑張りましょう

娑羅さん:

>ナマの舞台で出会って“恋に落ちる”

いやんvv
あそこで出会ってなくても、どっかで出会って恋に落ちた可能性はあるんでしょうけど
(その後、来日もしたしね)
やっぱり、最初の印象は強烈でしたね。そしてその後、自分よりも●歳年下なのが発覚した時の驚愕も(笑)
(年下かな?とは直感で思ったんですけど、まさか●歳も年下だとは思わなかったの^^;)

娑羅さん、来年は「7年目」ですかぁ…
オペラファンのネット活動自体も、娑羅さんは私の先輩ですし
ロシア繋がりでも大変貴重な先輩ですから、今後ともよろしくお願いしますねん

オペラのお仕事入りましたよ。よかったですね。
http://colleghi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-30

keyakiさん:

お久しぶりです。お知らせありがとうございました。
ベッリーニでメフィストですかぁ。放送があれば、ぜひ聞きたいところですが。。。

6年目突入おめでとうございます
振り返ってみると、生鑑賞とテレビという違いはあるけれど、若きザラストロに目も耳も釘付け状態で恋に落ちたのは同じなんですね(笑)
でも私はよく記念日を忘れてしまうので反省^^;

> 行動に移すことは時間もお金も周囲の理解も必要ですし、すごく難しい。

そうですね。やっと行動に移せるようになった今だからこそ、時間とお金と周囲の理解…全ての障壁をクリアすることの難しさを痛感しています。そのためにライフプランを変えねばならないこともありますし
でも、私のように16年経ってやっと生鑑賞が実現することもあるので(笑)事情が許さない場合も、その時できる最良の方法で愛する歌手を愛でていれば、そのうちチャンスを掴み取れる時がやってくる…と信じています

今年も色々ありがとうございました。
来年もまた楽しみな1年になりそうですね。

Naoさん:

今年もよろしくお願いしますね。

私もよく言われますが、Naoさんを含めて皆さん、ご自身が応援していらっしゃる歌手さんって「この人だから、この歌手を応援しているのよね~~」と、思わせる「何か」が備わっているような気がします。愛で方も然りですね。

私が最低一年に一度の生鑑賞にこだわっているのは(言い方次第では、大変傲慢かもしれませんが)
最初の出会いが実演だった・・・という、非常に恵まれた出会いに加えて、その後の一年間は、僅かな音声のみで愛でていた故、日本であんなに素敵な映像収録もしてもらったにもかかわらず(^^;
未だに映像で愛でるのが照れくさいという理由も大きいんです。

なのでYTにいろいろと「動くヴィノグラドフ」があればいいなと思う反面、
音声のみのソースに、自分の裁量で絵をくっつけることができる《ザ・プロモーションビデオ作成》は、私に向いた作業なのかも。。。と思います。

ヴィノグラドフの場合は、知名度もそう高くないですから(笑)
お部屋を訪問してくださる方のために、彼についての情報を得るための引き出しは、色々用意しておきたいと思ってます。今年はそーいう一年になるでしょうし、そうしたいと考えています。

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