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高野山!

007は密かに、近畿圏のお寺好き(証拠⇒⇒⇒)ですから、京都や奈良には、それなりに足を運んではいるものの、高野山となると、不便だし…で、気にはなってたのですが、これまで行かずじまい。

暑い時期に行くのもなんだかなぁ…ではあったのですが、夫が数日まとめて休みが取れる時期でないと、関東から行くのは不可能(^_^;)なので、思い切って行って参りました。
幸い、私たちが行った時には、薄曇りで、時折雨がぱらつく程度。日差しがない分、随分身体にはラクな天候で助かりました。

お目当ては霊宝館。夫がずっと行きたがっていた場所です。

平日とはいえ、一応夏休みとはいうものの、空いてました。お陰でじっくり、仏像たちを愛でてご満悦。

お寺好き、仏像好き…と言っても、これも夫という解説者あっての私の鑑賞力なので、普段は、ぼけーっと眺める程度。
つまり、見るのは好きだけど、「●●寺の△△像が…」と言われても、即座に名前と像が一致しない
さすがに数年前から脚光を浴びている(笑)興福寺の阿修羅像とかはわかりますが、なかなか覚えられないのです。絵画と一緒ね(笑)

でもせっかく高野山まで来たんだし、めったに来れない場所なんだから、印象に残ったものの名前を( ..)φメモメモ&はがきを買ってきましたので、スキャンしてみました。

今回霊宝館では、夏期特別展「ちいさなほとけさま」という企画展をやってまして、割と小ぶりの仏像たちがたくさん。その中で私の心に引っかかった2点をご紹介します。

実物はもっとハンサムです(笑)

快慶作 孔雀明王像(重文:鎌倉時代)

これは、正直言って、写真うつりの悪い仏像です
我が家のスキャナの力不足だけではなく(^_^;)画集とかで見ても、いまいち美しくないんですが、本物はもうもうもう、すっごくハンサム!!

優美さと力強さがマッチして、生命力溢れる力感…とでもいいましょうか。とにかくこれは、実物を是非見て!!と思います。一目惚れしました(笑)

りりしくてステキ♪

運慶作 八大童子立像のうち制多伽童子(国宝:鎌倉時代)

しかし、孔雀明王像に熱い視線(笑)を送ったのもつかの間、ヴァラリンのハートを芯で捉えたのは、こっち⇒

きゃあこのお目目ぱっちり感&りりしい力感がステキじゃないですかっ。
(切れ長の目でしゅっ!とした顔つきよりも、お目目ぱっちり、でもりりしいのよん♪的バンビ顔に実は弱いワタシ…(*vv)

…上述した興福寺の阿修羅像も好きな私ですが、長年仏像鑑賞に親しんでいるわが夫に言わせると、阿修羅やこの制多伽童子のような、割と若々しく、可愛らしいかんじの仏像は、ちょっと物足りないらしいのですね。
(もちろん、素晴らしいのだけれど、他にももっと取り上げられてよい仏像がたくさんあるのに…という意味です)

でも仏教美術としての出来栄えはもちろん重要ですが、芸術は特別な知識がなくても、誰にでもわかりやすく、親しみやすいものであることも、大切ですもん。私のような、万年仏像初心者(笑)には、非常にツボなのです
そういう意味でも、すーっと心に馴染んだのが、この制多伽童子でした。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

006_2

高野山は、見所がホントにたくさんあって、歩いて回るのも結構な体力を要しますが、もうひとつ「女人堂」をご紹介しておきます。

高野山がかつて、女人禁制だったことは周知の事実ですが、それでも、やはり山に登ってくる女性は後を断たなかったわけです。

その昔、高野山には七つの登り口があり、高野七口(こうやななくち)と呼ばれていました。明治5年(1872年)に女人禁制が解かれるまで、女性の立ち入りが厳しく制限され、そのため各登り口に女性のための参籠所が設けられ、女人堂と呼ばれました。現在の女人堂は唯一現存する建物です。
金剛峯寺のサイトより引用

実はカメラを持って行くのを忘れ、携帯のカメラで投げやりに(というか、この切れている(^^ゞ左側には湧水があって、それを汲みに来る方がいらっしゃったので、うまく撮れなかった(ToT)といいわけしておきます)撮ったので、あまり風情のない写真になっちゃいましたが(^_^;)

現在、車でも(!)ここまで行くのは本当に時間がかかるし、クネクネカーブで夫も運転するのが大変そうだった(私は横で寝ていた…けしからん妻です)のに。

今のように情報伝達手段もないのに「ここに行きたい、行って救われたい」と思った女性たちが、一路高野山を目指す…という行為。

昔の女性の、ここまで行く勇気…行っても中に入れないことがわかっていたかもしれないのに、それでも行きたいと願う、その思い…
色々と事情のあった方も多くいたのでしょう。そんな女性たちに思いを馳せつつ、ちょっとだけお祈りもして(笑)帰路についたのでありました。

へへへ。実は旅行前、ちょいと公私ともどもブルーだったんですけど、帰ってきたら、なんとなく「ふっ切れた」感があります
高野山ってやっぱり、強力なパワースポットなのでしょうね

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