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オペラの予習 その他諸々雑感。。。

あるオペラの作品を「聴いてみようかな」と思うきっかけは人それぞれだと思いますが

「今度《アレ》見に行くから♪》

という理由が一番多いのではないかと思います。

ぶっつけ本番で実演に挑む勇敢な方もいらっしゃるかと思いますが、私は(家で適当に流して見たり聞いたりする分にはいいけど)劇場という特殊空間の中で、数時間のあいだ、作品にどっぷり浸かることを考えると、音楽の全体の流れとか、構成がわかってないと、どうも不安…というか、集中力が持たないので、がっつり?予習をするタイプです。
あらすじだけ知ってる…という状態では、どうも心配で(笑)

なんていうのかな、次にこういう音楽が来るんだ・・というのが身体にたたき込まれてないと、不安なのですね。
それで、いそいそと予習に勤しんだりするのですが、そのやり方は、これまた人それぞれだと思います。

オペラを聴き始めの頃は、字幕付きの映像がないと不安でした。外国語だし、何をしゃべって(歌って)いるのかが分からないとイヤだし…と思ってて。

でもそのうち、声楽曲を聴くようになったら、音+対訳と首っ引きで数回CDなり、Webラジオの音源を聞き流せば、けっこうイケる…
それで馴染めないようなら、感性にビビッと来る演奏に再び巡り会えたら別の印象を持つかもしれないけど…これはどうも私とは相性の悪い音楽なのかもしれないなぁ…ということがわかってきました。

まあ、予習と言っても、スコアは読めませんからその程度(=対訳首っ引き)が関の山。キャラクターについては、おのずと考えがまとまってきますし、感情移入しやすいシチュだったら、尚Welcome。

そんなことをごちゃごちゃ言っても、オペラも声楽曲も、要は「出会い」なのですよね。
好きな作曲家の作品だからと言っても、全部が全部お気に入りになるとは限らないですし(例えばシュトラウス先生の「カプリッチョ」とか「影のない女」もこのカテゴリーに含まれるかな?^^;)
その逆も然りで。
それに、実演で目の覚めるような上演に当たったら、一気にはまることもありますし。

皆様は如何でしょうか?
「こんな風に予習してるよ!」とか「私はする、しない」など、色々お聞かせ下さると嬉しいです。

さて、殆ど通して聴いたことがない(古い短縮された映画バージョンを1,2度見ただけの)「皇帝の花嫁」
Webラジオの音源だけで、ちゃんと聴けるかな?^^;

いつもは、一度っきりの夜中の放送にドキドキ、撮り直しも出来なかったらどうしようーー;と、すっごい緊張して真面目に聞くんですがf(^^;
今回は「一週間あるし~」と、何気に気がゆるんでいる気が(^^;

BBCのプログラムに、詳細が掲載されました。うれしー!
noteこちらnote

Sat 11 Jun 2011 18:00GMT @ BBC Radio 3
(日本時間:6月12日午前2時~)一週間アーカイブで聴けますwink

Rimsky-Korsakov's The Tsar's Bride
Presented by Martin Handley

The Tsar has been looking for a bride, and assembled some 2000 girls for inspection. The one he's taken with is Marfa, but she is already promised in marriage to her childhood sweetheart Ivan. The situation is already complicated enough, but Marfa is also loved by another powerful man, Grigory, who's one of the Tsar's secret police. It's a love-triangle which has all the makings of catastrophe.

Marfa Sobakina ..... Marina Poplavskaya (soprano)
Grigory Gryaznoy ..... Johan Reuter (baritone)
Lyubasha ..... Ekaterina Gubanova (mezzo-soprano)
Ivan Sergeyevich Li"kov ..... Dmitry Popov (tenor)
Elisa Bomelius ..... Vasily Gorshkov (bass)
Vasily Sobakin ..... Paata Burchuladze (bass)
Dunyasha Saburova ..... Jurgita Adamonyte (mezzo-soprano)
Domna Saburova ..... Elizabeth Woollett (soprano)
Malyuta-Skuratov ..... Alexander Vinogradov (bass) heart01
Petrovna ..... Anne-Marie Owens (mezzo-soprano)

Royal Opera House Orchestra and Chorus
Conductor ..... Sir Mark Elder.

******************

波瀾万丈のメトの来日公演、いよいよ昨日から始まりました。今回のことは非常にデリケートな件で、色々皆様、思うところがあると思います。

今回、大幅なキャスト変更がありましたし、キャストをお目当てでチケットを買った方は、本当に色々と複雑な思いでいらっしゃるかと察します。
「蚊帳の外のアンタに何がわかるのよ!!」と言われそうですが、私も特定の歌手のファンをやっているものの端くれとして、胸が痛みます。

(私は追っかけ初期の頃に2度…海外初追っかけ(←そういえばこれも「ボエーム」…なんか、縁が深い演目ばっかりだわね)初来日で、思いっきりキャンセルに当たってますから^^;←あの頃はまだ私も初々しかったので、それはそれは、さめざめと泣き暮らしたものですわ・・(半分ホント、半分は誇張w)
まあ、今回の件とは全く意味合いが違いますが…)

100人いれば、100の受け止め方があるけれど、今回のことで、誰もが傷つき、悩み、苦しい思いをしている。
本当に、こんなことになってしまって歯がゆいと思います。

そんな殊勝な気持ちになりながらも実は、「ドン・カルロ」の指揮がレヴァインからルイージに変わった時に、
「あ~~ルイージの指揮なら、聴きたいなぁ。。。」
と思って、チケット売買サイトやオークションを覗いてみたけど…やっぱり手が出せませんでした;;

ルイージと「ドン・カルロ」(そしてパーペのフィリッポ)という組み合わせは、私が2004年の夏、初めてベルリン国立歌劇場に行った時の、思い出深い公演。まさに「目の覚めるような公演」で、元々ドン・カルロ好きだったのに、拍車がかかったんでしたっけ。

その頃ルイージは、今ほど人気指揮者ではありませんでしたし(というか、その時に初めて名前を知ったsweat02
狙って行った公演ではなく、ただ単に
「ベルリンとドレスデンで《ドン・カルロ》があるから、行こうか」
と決めたんでした。

あの公演に当たってなかったら、このブログの前身のHPも作ってなかったかもしれませんし、あの劇場にもう一度行こうとも思わなかったかもしれませんし、何よりもどっかのダレカさんvvにも、出会うのはもっと後になっていたでしょうね。

いずれにしても、来日公演であれ、海外での鑑賞であれ、何に重きを置いて「劇場に行こう」と思うかは、人それぞれですし、その各人に於いても、その時々によって理由は様々…「好きな演目だから、お目当ての歌手、指揮者が出演するから…」とか、ね。

そして、たとえその本来の思いが達成できなかったとしても、全然別の要因で、素晴らしい公演と感じられる可能性もあると、信じたいです。

今回の来日公演が、見に行く方にとって、素晴らしい公演、思い出に残る公演になりますように、お祈りしてますconfident

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コメント

オペラ実演直前に泥縄式のお勉強というのは、よくあるパターンです。映像で見たことがなくて初めて舞台で観賞する作品は、CDを聴きまくって耳を慣らします。DVDだと印象が強すぎてこういうものだ、という刷り込みができちゃうのが怖いので。あくまでも耳慣らしなので、仕事しながらでもなんでも1週間くらい流しっぱなしで、音楽の流れや聴き所アリアの箇所などを頭に入れます。
あらすじは知っていないと困るけど、歌詞や対訳をじっくり読むことはしません。だから、実演では字幕がよく見える席のほうがうれしいです。よ~く知ってる作品であれば、字幕なんて見ないで舞台に没頭できるんですが。

オペラを見始めた頃は、実演の前に音楽史家やオペラ識者による講演や説明をよく聞いたものです。元オペラ歌手で今はそういうの専門にやってる人のレクチャーだと、あらすじ・バックグラウンドに加えてアリアなどの聴き所などもうまく交えてくれるので、傾向と対策がばっちりの予習になりました。レクチャーする人が歌劇場の関係者なら内部事情や演出・プロダクションに関する説明の方に重きを置くこともあり、それも面白いと思いました。
最近は、作品解説や特定のプロダクション批評でも、ネットで音源・映像などを含めた情報が簡単に手に入るので楽になりました。

投稿: レイネ | 2011/06/05 23:15

昔は・・・いや・・・若い頃は、LPを、タイヤ組みながら・・・じゃない~!対訳見ながら聞きまくりました。(笑)

どんな作品も、5回も聞けば魅力の一端は分ります。中には10回聞いてやっと分ったというヤツ(確か・・・JAZZでしたが)もありましたが・・・今はもう、こんな体力勝負は無理ですけど・・・。(汗)

>やっぱり手が出せません

結婚前には約束してたんです・・・年に一回位はオペラに行かせて!と・・・しか~し・・・現実は厳しいですね。(笑)

>波瀾万丈のメトの来日

事実として、この国はいまだ「非常事態」の渦中にあります。来てくれただけでも感謝するしかないですね。それぞれの選択を尊重し、いつかまた、その姿に触れる事が出来る日を待ちましょう・・・。

投稿: ユキタロウ | 2011/06/06 21:10

レイネさん:

お久しぶりです!!コメントありがとうございます。
やはり、耳慣らしは必要ですよね。

>字幕

見ながら舞台を見るのって、けっこうコツが必要かなぁ?と最近思います(^^;
舞台を見ている時には極力舞台に集中したい…というのもあって、あまり見ないのですが、慣れ親しんだ作品を、改めて字幕付きで見ると、また新たな発見もありますね。

>音楽史家やオペラ識者による講演や説明

そうですね、そういうものを利用するのも一つの方法ですねgood

投稿: ヴァランシエンヌ | 2011/06/06 23:03

ユキタロウさん:

>タイヤ組みながら

(笑)(笑)(笑)
私の場合、脳内で「ここは、こういうことを歌っているんだわ」ということがスムーズに変換できるようになれば大丈夫なんです。その為の手っ取り早いやり方が「タイヤ組みながら」なんですが、ニュアンスの細かいところまで突っ込みたくなるのは、実はそんなにたくさんはありません(^^;

この前の「カプリッチョ」じゃないですが「音楽が先か、言葉が先か」の命題に立ち戻ると、やっぱり音楽が先に来ますね。何歌っているのかわからなくても(その音楽が、全然違う内容のことを歌っていても)その旋律を聴いただけで感情が高まるときは、高まりますし…smile

>この国はいまだ「非常事態」の渦中にあります。
>それぞれの選択を尊重し

まさに仰る通りです。来なかった方、また今回のキャスト変更に対して、辛辣な意見も散見しますが、それは全くの筋違いだと思います。
普通の時とは全く違う状況ですし、開演したこと自体に対して、感謝の気持ちを持つのが日本人的情緒かなぁ…と思いたいんですが;;

投稿: ヴァランシエンヌ | 2011/06/06 23:14

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