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素敵なワイナリー訪問@パースその2 スワンバレーのワイナリー

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RiverBank Estate Winery and Restaurant,Caversham, Swan Valley

パースから車で30分(ぐらいのはず)スワンバレーに位置するワイナリー
スワンバレーのワイナリー訪問も、もちろんパースから、バスツアーや川下りクルージングツアーなど、いろいろあります。
しかし、ツアーに参加すると、手軽ではあるんですが、時間に縛られるのがやっぱりネックで…

でもレンタカーだと、また(笑)運転手が運転できないと困るし。

…というだけではなく、

実はオーストラリアは、レンタカーが非常に割高+万が一カンガルーを轢いてしまうと、莫大な金額がかかってしまう為、保険料が高くてもオプションで「カンガルー保険」に加入した方が良いらしく
(*:同様の事例は、アメリカの鹿にも当てはまります。。。「シカ保険のオプション」って、あるのヨ
大人の雄鹿は、体重500~600キロくらいありますし、ツノもあるので、万が一衝突すると、車のバンパーがへこんだり、窓ガラスが割れたりという感じで、ヤラレます。。。と、在米中散々言われた^^;)

3日間、車を借りるよりも、二人でバスツアーに参加する方が安かったので、レンタカーは断念したのでありました。

で、どうやってスワンバレーまで行ったかと言いますと、電車と徒歩です。
レアなケースだと思いますが
もしかしたら、ウチと同じような理由で
「自力でパース近郊のワイナリーへ行ってみたいけど…」という方がいらっしゃるかもしれませんので、行き方をまとめておきます。

但し:

  • 健脚向け(最寄りの駅から、2キロほど。徒歩だと40分ぐらいかかります^^;)
  • 天候のよい時向け
  • 電車Milland線は、夕方近くには学生さん(高校生ぐらい?)で混みます。少し、貧しい階層の方たちが多い感じがしました。
    特に危害を加えられるとかいうことは、まずないと思いますが、大声で騒いだりする子供もいますので、そういうことに関して、ビビらない度胸のある方向け
  • 広大なオーストラリア大陸。都市部では歩く人がフツーにいますが、郊外で歩いている人は、殆どいません。
    アメリカでは、治安、防犯上の面から確実に言えることですが(在米時に書いた古い記事参照⇒⇒⇒
    西オーストラリアでも、本当はあまり歩かない方がいいのかもしれない…という印象を受けました。
    今回は大人二人でしたし、たまたま、危ない思いもせずに済みましたけど、万が一何かあった時に、助けてくれる人がすぐにつかまるかどうかの保証はありません。

という感じで、多少の勇気と気合と体力が必要になりますが(笑)
これだけの苦労をしてでも、行く価値は充分に高いです。

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1)パース駅から電車Midland線で、Guildford駅まで行く。所要時間20分ほど。
「地球の歩き方」には、スワンバレーに行く には、終点のMidland駅まで行って、そこからタクシーを使うのが良いと書いてありますが、Midland駅のタクシーは、2台ぐらいしかありませんし、パー ス市内で見かけるようなタクシーではなく、普通の自家用車みたいな感じですし、駅もなんとなくうす暗く、あまりオススメできないな…と思いました。

2)Gulidford駅から徒歩5分ぐらいのところに、スワンバレーワイナリーのインフォメーションセンターがあります。

そこでTrail Mapをもらう。ちなみに、インフォメのおじさんに「歩いてワイナリーまで行きたいんですけど」と言ったら
「う~~~ん、遠いよ^^;」
と、苦笑いされましたが、確かに遠かった・・(笑)

トレイルマップを配っているぐらいですから、自転車道路がそこそこ整備されています。レンタサイクルの情報はわかりませんが、自転車で行くのも良いかも。もし行かれる方は、ご自身で検討してみて下さいね。

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3)トレイルマップに、色々マークがついています。ブドウのマークがついているからと言って、必ずしもそこが全てワインを試飲させてくれたりするわけではないようです。

また、レストランが併設されているワイナリー(ワイン色とグリーン半々のブドウマーク)も、特別な時だけしか営業しないレストランもありますし、営業時間がお昼だけ…というところも少なくないようです。

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4)トレイルマップに従って、ひたすら歩く
と言っても、多分2キロぐらいの距離なんでしょうけど…
途中、スワンリバーを眼下に橋を超えます。その辺りから、景色が少しずつ、ブドウ畑に代わってきて、大変に美しい場所でした

5)トレイルマップ上の最寄りのレストラン併設ワイナリーはCastle Lion というワイナリーですが、残念ながらこちらのレストランは、その日はお休みでした。テイスティングはOKでしたが、お腹が空いていて、何か食べずにはいられなかったので(私が^^;)

6)そこで「もう少し先に行ったRiverBank Estateなら、レストランが開いていると思うよ」と教えてもらい、もう少し頑張る羽目 ⇒ ことに。

え~まだ歩くのぉ?もしそこのレストランもやってなかったら、また40分かけて歩いて戻って、駅前の小さなレストランに入るのか~~と、半ば投げやりな気持ちに…
(お腹がすくと、極端に機嫌が悪くなるので夫は私をなだめるのに必死だった

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7)あ~~でも!RiverBank Estate は、期待を裏切りませんでした
大変フレンドリーなスタッフの方々が親切に接客して下さいましたし、正直なところ、ワインは美味しいかもしれないけど、食事はもう、食べられるだけでも充分だわ…的な気持ちになってたんですがっ!

…二人でシェアできる、アラカルト系のプレートを注文したのですが、すーっごく美味しかったです
和食のテイストも少し取り入れてあり、つみれのようなお団子系の揚げ物や、フリッターも絶妙

そして、赤ワイン(メルロー)は持ってきていただいた瞬間、チョコレートのような香りがしました
やはり後味さっぱり、悪酔いしない系。西オーストラリアのブドウの種類の性質なのでしょうか?

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デザートの「リッチチョコレートタルト」も、トッピングのダークチェリーの色合いが美しく、美味しかったわ~
私、こういう色が大好きなので、目で観ているだけでも幸せ、視覚も味覚も満たされました

というわけで、お腹も心も大満足で、元気に再び徒歩40分(現金
夫に「一本ぐらい買って帰らないの?」と言ったのですが、面倒だし重いし…で諦めてました。
3本までは免税なんだから、やっぱり頑張って持って帰ってくれば良かったかな。今回は荷物もそんなに多くなかったんだし…

とはいえ、やはり、現地で美味しいお食事と一緒に飲むのが一番、なんでしょうね

あ~~、いつかフランスのワイナリーや、イタリアのアグリツーリスモにも行ってみたいな。その時には、現地に滞在して、ゆっくり過ごしてみたいです

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コメント

なんと詳しいご案内! カンガルー保険って…。 たしか向こうの自動車ってカンガルー用のバンパーがあるんじゃなかったかしら。 チョコレートの香りがするワイン、美味しそう~ お食事も美味しかったということで40分歩いた甲斐がありましたね。
イタリアのアグリツーリズモ滞在、私もいつかしたいです! 

galahadさん:

いやー、こんな経験する人、他にあまりいないかもしれませんが、もしかしたら何方かの役に立てるかもしれませんしネ。

他にもしかしたら、もっと充分な情報を提供しているサイトがあるのかもしれませんが、とりあえず面白かったですし、記録しておこうと思いまして

>カンガルー用のバンパー

そうそう、ありますけど、やはり鹿と同じで、大きなカンガルーが突進してきたら、役に立たないみたいです。動きが読めないから、尚更怖いのかも。。。

>アグリツーリズモ

とか、フランスワイナリーと抱き合わせでの野外オペラ、これが一番やってみたいかも(笑)

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