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110919 カルメン@ボローニャ歌劇場来日公演(東京文化会館)

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来日公演には滅多に手を出さないんですけど、マルセロ・アルバレスを一度実演で聴いてみたかったこと&このプロダクションには興味があった+幸い、オークションで1F2列目(!)という良席を、良心的なお値段で譲って頂けたお陰で、かぶりつきで観ることができました。

緞帳代わりに、キューバ国旗がかかってましたが、これが舞台から一メートルくらいの位置。一瞬「しまった、近すぎたかしら^^;」と思いましたが、幕が上がればもちろん奥行きもありますから、非常に美味しい席だったと思います。

さて開演前に、ボローニャ歌劇場の総裁エルナーニ氏より、挨拶がありました。
この挨拶のさなかにブーイングが飛ぶとかいう、穏やかでない話も目にしていましたので、どうなることやら…と思ってましたが、さすがに千秋楽。8割ぐらいの入りだったそうですが(自分の席位置から振り返ってみたら、ほぼ埋まっているかな?という感じに見えました)この日の観客に、そういう無粋なことをする方はいらっしゃいませんでした。

私は、千秋楽の公演が好きです。演奏者にもちろん疲れはあると思いますが、「これが最後の公演だから」という、演奏者の気迫が感じられる楽日ならではの高揚感と、オケやアンサンブルも、回数をこなすごとにこなれることが多いですから、これまでの経験上、満足度が高くなる確率が高いので。。。

今回、他の日に行ってないので比較はできませんが「やっぱり、千秋楽に来て良かった!」と思いました。

主役級の歌手が3人も入れ替わる異常事態での公演で、なんとなく寄せ集め的、こじんまりとした…アルバレスだけが突出していて…演出も…などなど、イマイチな意見の方が多かったように感じてましたが、昨日に限って言えば、それは全くの杞憂。
演奏者の熱、観客の反応が劇場と言う狭い空間の中で一つに溶け合う…とでも言いましょうか。非常に良い雰囲気での公演でした。

舞台裏のドタバタはともかく、さすがに250年の歴史ある劇場です。オペラに対する色気というか、東京で聴いている気がしない呼吸の自然さというか…
6月にスカラ座に行った時にも感じた「腐っても○○」じゃないけど、んんー、何と言うのでしょう?
イタリアの歌劇場の持つ「身についた感」と言えばいいのかな…
こういう感触は、残念ながら新国での公演では、感じられないことです。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

演出ですが、私は気に入りました。設定自体にはあまりこだわりがありませんし

「モダンでもクラシカルでも深読みせずに、目に見えるものと聴こえてくるものに乖離感を感じないこと。上演中に《考えちゃう》演出ではなく、音楽に没入できること」
が演出の理想の一つだと思ってますので。。。その点、素直に没入できました。

お芝居としては、人物像がはっきり「キャラ立ち」している点が良かった。
(小悪魔カルメン、人の良いホセ、チャラいエスカミーリョ^^;、女の子らしいミカエラ…という感じ)
どの登場人物も「お芝居の中の、ちょっとイッちゃった人たち」という作りものめいた印象ではなく、共感を覚える役作り、リアルな人間の体温が感じられました。

何よりも最近辟易気味の、エログロバイオレンス的ではなく、また、過度に深刻じゃないのが良かったです。
フラメンコのリズムとサルサも違和感なく、また、黒人ダンサーさんも上手く絡ませたりとか…で、酒場のダンスシーンも楽しめました。
衣装も色彩もモロに私好みで、目にも耳にも幸せでした

オケや合唱も、細部に甘さがあるものの、やはり層の厚さを感じました。脇のカルメンのお友達とか、密輸団のメンツなどのアンサンブルもしっかりしてました。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

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主要ソリストで一番楽しみにしていたのは、マルちゃんこと、マルセロ・アルバレス。今更ながら私がああだこうだ言わなくても(笑)周知の通り、世界のトップテノールが(6月のMet来日公演に引き続き、2度も)代役でこういう場に来て下さること自体、希有なことだと思うのですが、いやはや、いながらにしてマルちゃんを聴ける幸せ。

しかし、巷で言われるほどの突出感というよりも、彼の容貌と合唱団のメンツが、全く違和感なく融合していて(笑)
実は最初に舞台に背を向けながらサイドカーを押しつつ登場した際に「デカイ人が出てきたな~」という感じで、とっさには気がつきませんでした(^^;

突出感がなかったと言っても、調子が悪かったとかいうのではなく、寧ろ彼以外の出演者が(脇や合唱団も含めて)彼のレベルに近づいたのかな?と思いました。

アルバレスの美点は、無駄に声が大きくないこと、周囲にちゃんと合わせて歌えること、弱音の効かせ方が実に自然で、端正な歌い回しであること、そして歌にも役作りにも気持ちがこもっていること…でしょうか?

Metのライブビューイングでのマンリーコの時にも感じましたが、彼の役作りは、実直で優しい。こういう善良な大人の男が爆発した時の怖さを、正攻法で表現してくれた…と思います。人物像が矮小化されてないのが素晴らしい。

絶賛されている「花の歌」はもちろんですが、一番心を打たれたのは最終幕の「カルメン、やり直そうよ、脅しに来たんじゃないんだ…」というくだり。あそこをあんなに甘く、語るように歌われるのは初めて聴きました。

でもそう、まさに歌詞の通りで、ここでのホセは、めそめそぐずったり、じたばたするのではなく(笑)
(無駄ではあるんですが^^;)カルメンを説得したくてこう言っているわけですから、この方が理にかなっていると思います。

上演中、随所でうるうるしていたんですが、ここと(これも巷で絶賛されている)カルメンを殺した後のラスト「俺を捕まえてくれ…ああ…俺のカルメン…」というくだり。ここでも、まだ優しく彼女に語っているんですもの。泣けますよー(笑)

それに、演技も理にかなってます。大げさにしなくても、気持ちが伝わってくるのはやはり、大物の証でしょう。
何はともあれ、遅ればせながらマルセロ様にも、今後はしっかり注目していきたいですし、また実演で聴く機会があれば、聴きたいです。

*************************

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他のキャストにも満足。線が細いと、評判のいま一つだったタイトルロールのニーノ・スルグラーゼ。私はとっても気に入りました。
自分のカルメン像をきっちり持っていて、下品にならないのが◎。

「カルメンは嘘つかないわ、私は自由なの」という台詞に象徴されるように、それがこの作品のテーマの一つでもあると思いますが、

自由で奔放…をはき違えて、野性的に寄りすぎたり、はすっぱに振る舞ったり、ホセその他に人々に対して、傲慢で非人間的ですらあるような、ずーっと怒っているばっかりのカルメンは苦手。。。

スルグラーゼは、奔放だけども、無理にセクシーに走ろうとせず(見た目的にというだけではなく、全体の雰囲気が)凛とした自分の美点を生かした、大変に魅力的なカルメン像でした。少し、知的過ぎるぐらいかもしれませんが、私はこういうの、大好き。

歌にもちゃんと緩急…表情が感じられたので、多少の声の細さは気になりませんでした。

私はカルメンの「セギディーリャ」と、2幕冒頭の酒場での歌が好きで、これを私好みに歌ってくれるかどうかが重要なんですが、声が細くても彼女のリズム感は、私の感覚にピッタリマッチしました。
エキゾチック美人さんで、サルサもお上手だし、4幕の(試合に出る前の)エスカミーリョのセコンドで「ほら!頑張ってね!!」的な仕草も堂に入ってました(笑)

アルバレスとのペアも、息が合っていたと思います。「俺だけ、私だけ」に走らず、相手を見ながらの演技歌唱が楽しめるのは、やはり、心地いいです。

カーテンコールでは感極まって、涙ぐんでいるようにも見えました。オリジナルキャストで来てくれたのは彼女だけでしたから、重圧も相当なものだったでしょう。感謝&お疲れ様!!

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ボローニャ歌劇場の専属ソプラノで、カバーから表舞台に立つことになったミカエラのヴァレンティーナ・コッラデッティ。声はいいけど、ぱつんぱつんの看護婦さん~~とか、お相撲さんみたいとか言われてますが、許容範囲ですよ~~

それに、仕草がすごく可愛らしいの!ワタシ、ミカエラは偽善的で大っきらい!!と思っているんですけど、今回は素直に可愛い!!と思いました。
特にホセとのⅠ幕での二重唱…全曲中、声量の凄さと言う点では、このデュエットが圧巻でしたけど、耳に心地よい大声で、二人とも旋律を大事に歌うものですから、思わず聴き入ってしまいました。

この二人のやり取りがなかなか微笑ましく(笑)
(ちなみに、この上演は最近よくあるレチタティーボ形式ではなく、コミック形式?というのかな?セリフバージョンでした)

デレデレと嬉しそうなホセ、ミカエラは「お母さんからの手紙よ」と、もう一つ「お母さんからよ」と(ホセの唇に)キスしようと、彼のほっぺたに手を伸ばそうかな…躊躇っているうちに、先にホセが彼女のおでこにキスしてきて

「~~~~~~~~~っ、アナタからそうされちゃったら、こっちは何にもできないわ…」

と、実に切ない表情を見せたのです。。。
もうもう、この仕草と表情一つ取っただけでも、ヴァレンティーナ嬢のセンスの良さ、際立ちます(^_-)-☆

ホセが先回りして、おでこキスしたのは、既にこの時点で彼の気持ちがカルメンに傾きつつある、動かし難い証拠なんですけど、
そんなことは知るよしもないミカエラ=女性側としては、ホントは唇に。。。と思っていたのに、男から先にそうされちゃったら、手出し出来ないですもん^^;

ああ、ミカエラって、オンナノコなのね~~^^♪と、なんだか嬉しくなったのでありました(笑)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

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で。
ふふふ…エスカミーリョのカイル・ケテルセンですけど(笑)
いやー。もう、ほんっとに突っ込みどころ満載。
もしも家で一人見ていたら、爆笑したと思うぐらい、チャラくて可笑しく、でも憎めないエスカミーリョでした^^;

どのぐらいチャラかったといいますと:
酒場に取り捲きと一緒にどやどや入ってくるなり(しかも、上下白スーツ+サングラスでキメキメなのに、何故かキューバ国旗がデザインされたグローブはめてるし、足元はスニーカー^^;)取り捲きはチャンピオンベルトと彼のポスターを掲げるし(これがまた、いかにもあほっぽいチャラさ~~^^;)
ポスターはカルメンと、お友達のテーブルに置かれて。

でも、テーブルに座って、それを大柄な取り捲きたちが担いで、その上で「トレアドール」を歌い始め…持ち上げる方も大変ですけど、そこで歌うのも大変ですよ^^;
ま、途中でテーブルは下ろされて(グローブも歌っている途中で投げ飛ばした)
エスカミーリョもテーブルからジャンプ…じゃなく^^;(←やって欲しかったけど、あれはどっかの誰かさんの専売特許)着地。
みんな見とれている中、一人気のなさそうな^^;カルメンは、彼のポスターに何やら落書き中(笑)

歌がひとくさ終わって、合唱団の合いの手「とれあど~る!」が入ると、スーツの内ポケットからこれ見よがしにサインペンを取りだし、寄ってきた女の子たちの胸元やら腕に、直々にサイン

まあそんな感じで、大変ナルシーでチャラいトレアドールでしたので、笑いをこらえるのに必死でした(笑)
ポスターのカルメンの落書きはなかなかお上手で、眼鏡におひげ、彼のプライドはさぞ傷ついたことでしょう

3幕の決闘シーンは、港でジョギング中にばったり出会っちまった?的な感じで、ナイキの赤いノースリシャツ+ジャージ(そしてスニーカー)なんですけど、その割には周到にナイフなんか持ってて
(「ナイフで払ってもらおう」だなんて、ホセもホセだよ…ばかだねぇと、いつも思うんですけどね^^;)
「あれ?エスカミーリョさん、相手はシロウトだよ?刃物使うのは、勝負師として反則じゃない?!」と、一人突っ込むワタシ。。。^^;

傑作だったのが、4幕のカルメンとのデュエット。私、ここは晴れやかで大好きなシーンなんですが…
ボクサースタイル(上半身は裸)+水色と白のストライプ(キューバ国旗カラーですなw)の、ペラいガウンを纏い、パンツのベルトには「TORERO」文字が。そしてシャドウボクシング^^;
取り捲きは「I ESCAMILLO」の横断幕を掲げてるし(笑)
「オレ、強いんだゼ」的なナルシーっぷりが笑えました。

愉快だったのは、このチャラさが「まるでこの人の為に演出されたみたい」に、全く違和感なく、ケテルセンにハマっていたこと^^;
歌の方は、声的には正統的バス=バリトン。クセのない美声です。時々オケとズレたり、遅れちゃったり…で、精度は万全とは言えなかったんですけど、チャラいけどなんだか憎めない役作り…としては完璧。
あまりのチャラさ ⇒ 軽妙さに「カルメン!!ホントにこの男を選んでダイジョーブ?!」と、心配になりました(笑)

彼、「道楽者のなりゆき」の、ニック・シャドゥが多分、すごくピッタリ来るんじゃないかな?と思います。英語歌唱ですし、あの軽妙さが役的にも合いそう。

今回の公演のバックステージ(びわ湖での様子)が、YTで観られます。この最後の部分に、チャラさ全開のエスカミーリョがちょっとだけ確認できますヨ^^;

*************************

ま、なんだかんだで「カルメン」という作品が好きなんですね。全くもう、5年前までは大っきらいだったんですけどf(^^;

上演回数も多くて、今更感…も常に付きまといますし、ちょっと「通」になると「カルメン」が好き!と言うのがはばかられるような感じもしますが、
素直に心と聴覚を解放して、魅力的な歌手陣で聴くと、本当に名曲のオンパレード、無駄な旋律は一つもないんだな…と、しみじみ感じました。

カーテンコールも「お疲れ様!」的な好感度でいっぱい。感極まって涙ぐむスルグラーゼの美しさ&マルセロ様の笑顔がステキでした(^_-)-☆

「いいオペラを見た!!」という、充足感いっぱいでした。
困難な状況の中、来て下さった演奏者の方々、公演に穴を開けずに上演できるように尽力して下さったボローニャ歌劇場のスタッフの方々、そしてオークションで、お安くキップを譲って下さった方への感謝の気持ちを込めて

***************************

ボローニャ歌劇場 来日公演2011『カルメン』

TEATRO COMUNALE di BOLOGNA/TOURNÉE in GIAPPONE 2011 "CARMEN"

2011年9月19日(月))15:00~ 東京文化会館・大ホール 
指揮: ミケーレ・マリオッティ(ボローニャ歌劇場正指揮者)
管弦楽: ボローニャ歌劇場管弦楽団
合唱: ボローニャ歌劇場合唱団/NHK東京児童合唱団
演出: アンドレイ・ジャガルス
照明: ケヴィン・ウィン=ジョーンズ
衣装: クリスティーン・ジュルジャン
美術: モニカ・ポルマーレ
振付: エリータ・ブコフスカ

【出演】
カルメン: ニーノ・スルグラーゼ(メゾ・ソプラノ)
ドン・ホセ: マルセロ・アルヴァレス(テノール)
エスカミーリョ: カイル・ケテルセン(バリトン)
ミカエラ: ヴァレンティーナ・コッラデッティ(ソプラノ)
フラスキータ: アンナ・マリア・サッラ(ソプラノ)
メルセデス: ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)
ダンカイロ: マッティア・カンペッティ
レメンダード: ガブリエーレ・マンジョーネ(テノール)
スニガ: クリスヤニス・ノルヴェリス(バス)
モラレス伍長: ベンジャミン・ワース(バリトン)

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コメント

わ~い、ヴァラリンさんのレポとっても詳しいです♪

エスカミーリョ、そうそう、「I ESCAMILLO」の横断幕には笑いました。シャドウボクシングの、いかにものナルシーぶりも受けましたし。女の子の胸にもサインしてましたね、女の子の、やったーみたいなミーハー演技も可愛かったです。ヴァラリンさんの詳しいレポで記憶が蘇りましたよ。

ポスターにはカルメンがそんな落書きをしてたなんて、遠目ではよく分からなかったです。細かく見るととってもウィットにとんだ茶目っ気のある演出だったんですね。ニーノ嬢の声も含めて、大きな空間ではその良さがイマイチ伝わらなかったのかもと思うとすごく残念。

マルちゃんは、ほんと誠実で端正とも言える(ホセに端正っていうのもヘンですが)演技に私もびっくりしました。
ミカエラは私もあの体型、全く気にならなかったです。マルちゃんとのデュエットは、すごく絵になってましたし(ビッグカップル?)
1階2列目っていうのもすごくラッキーでしたね。

また今度、新国あたりでご一緒できたらいいですね

straycatさん:

わ!今ちょうどstraycatさんのところに「レポ書けました報告」してきたところでした(笑)
すみません…要領を得ないダラダラ文章で

でも、エスカミーリョのちゃらさ(←しつこい^^;)を思い出して頂けたのならば、良かったです^^;

>大きな空間ではその良さがイマイチ伝わらなかったのかもと思うとすごく残念。

そうですね。さすがに2列目だと細かいところまで良く見えたし、仰る通り、大変茶目っ気のある演出だったと思います。ボローニャの本家は、小ぶりみたいですから、それを東京や琵琶湖に持ってきて再現するのは、なかなか大変でしょうね。

来日公演に対して色々意見が飛び交ってますし、私自身も頭打ち気味、過渡期かしら…と思いますし、チケットの売り方など含めて招聘もとには一考を促したいと思いますが、1950年代のイタリアオペラ歌劇団来日の頃から続いているものですし、なんとか存続できるようにと願っています。

>ビッグカップル

まさに(笑)見た目だけではなく、歌的にも充分レベルが高かったですし。
世界のトップテノール、マルちゃんと、堂々渡り合って歌えたヴァレンティーナ嬢にも、心から拍手です

>また新国辺りで

はい!初台は行きやすいですわ~~上野は遠いです

チャラさ、少なくとも一階席には届いてると思いますよ(23列目の感想)
あのチャラ可愛さってパウロ ショットがやっても同じなの?

終盤、ホセがマラドーナに見えてきたのは私だけ? ですね。
丸様万歳

No Nameさん

ショットで観てたとしたら、また別の感想が生まれたと思いますよ。別の歌手ですから。

チャラいエスカミーリョの詳細ありがとうございました! かなりおもしろいですね、見てみたかったです。 見てたらきっと私も笑っちゃうと思います。私は直近で観た『カルメン』が、あのリンデンのでしょう、エスカミーリョはもてはやされないし死んじゃうし、かわいそうでしたから。
来日公演ではなかなかかぶりつきの席なんて買えないですけど、間近で観ると見えてくるもの、聴こえるものってありますものね。 うらやまし。
ミカエラに「ぱっつん」とか「土俵入り」って言ってるのは私じゃありません。友人です。男性は女性歌手の容姿にうるさいのです。
マルちゃんもまた登場して素敵なホセを見せてくれてほんとうに感謝ですね!

galahadさん:

あんまり「ちゃらい、ちゃらい」と言うと、顰蹙を買うかもしれない…と思いつつ、他にどういえばいいか思いつかなくてf(^^;
ええ、私もgalahadさんとご一緒したかったですよー。でも二人並んじゃってたら、きっとまた「ぷぷっ」って噴き出しちゃって、あわててハンドタオルで口元を覆った可能性大です^^;

>リンデンの

そうそう。あれとはまさに対極の演出です。色彩といい、人物像といい。
新国のようなオーソドックスなのもいいですが、意外とカルメンって、許容範囲が広いのかもしれません。いずれにしろ、楽しめました。

>ミカエラの容姿

失礼しました(笑)
でも、おヨソでもけっこう、そーいうのを見かけたものですから(思えば男性ブロガーのほうが多かったかも…^^;)ちゃんとフォローしておかないとと、思ったのでした。

それにしても主宰がテレビ局なんですから、全公演収録して放送すればいいのに…と思いましたよ。
今日の「清教徒」の上演にもすったもんだがありましたし(さすがに今日は払い戻しに応じないとね…)
今後の来日公演に対する招聘元の対応、これを機に熟考して頂きたいです。

>マルちゃん

ホントに私は遅ればせ…ですが、もともと日本では人気がありましたし、今年の2度の代役の件は、日本のオペラ上演史に名を残すことになるでしょうネ。もちろん、聴衆の記憶にも…
バイエルンの来日を救ってくれるドルゴフ君も、同じように頑張って欲しいですネ。

わ~、スルグラーゼのカルメン観たかった~
せっかくびわ湖ホールまで来てくれたのにぃ~。
彼女は実演ではオリガしか観たことありませんが、
テレビで見た「リゴレット」のマッダレーナもすごく良かったので、
きっとカルメンもハマるだろうな~と思います。

今回のボローニャ、「カルメン」が一番評判悪そうですが、
ヴァラリンさんのように思いっきり楽しまれた方のレポを読むと、こちらも幸せになります
やっぱり、決して安くないチケット代ですし、楽しんだほうが【勝ち】ですよ!

いいお席で、細かいところまで見えて良かったですね♪
やっぱり前の席っていいですよね、特にご贔屓さんが出てる時は

娑羅さん:

>スルグラーゼ

そうそう、検索したらマッダレーナの写真も出てきたので「似合いそう~」と思ってたのです!
(でも私は「リゴレット」苦手なのですがねw)
線が細くても、自分のスタイルをしっかり持っていて、下品にならないところが好感持てます。
これからも注目して行きたいです

舞台は一期一会ですし、斜に構えて「どうせ・・」と思いながらよりも、何かワクワクの種が見つかるかも♪と、前向きに捉えて鑑賞に臨むほうが、精神衛生上にもいいでしょうね。
本命の追っかけ代もキープせねばならんし(笑)お財布事情がいつもピーピーですが、幸せです

でも、昨日の「清教徒」に交通機関の乱れの影響で足を運べなかった方々のことを思うと、胸が痛みますーー;
あの状況で、よく上演したものだと驚きましたが、フローレスのキャンセル騒ぎから、新しいスター、セルソ君の活躍に話題がシフトし、やっと収まるところに収まったかな?と安堵していた矢先の出来事ですからーー;

さすがに今回は払い戻しにも応じるようですので、チケットをお持ちのかたは、諦めないで手続きなさって下さいね。後日詳細が発表されるようです↓
http://blog.fujitv.co.jp/bologna/index.html

好調なマルちゃんをたっぷりと堪能されたようですね!私も好きな声なので、ヴァランシエンヌさんのお気に入り歌手に仲間入りしたというのは嬉しいです。今度の遠征はマルちゃんの予定も念頭に計画してみるのも手でしょうね。でも、きっとまたすぐに来日してくれますよ(^^)

>チャラさが「まるでこの人の為に演出されたみたい」に、全く違和感なく、ケテルセンにハマっていた
ボクサー、エスカミーリョの詳しい感想ありがとうございます。ケテルセンはこういう演技がうまいですよね。私も、レポレッロやフィガロでいっぱい笑わせてもらいましたっけ。

>「道楽者のなりゆき」の、ニック・シャドゥ
そうそう、ROHで昨年ロールデビューしてるんですよ。英語ネイティブですし、もっとこの役を歌ってほしいと私も思います。

サルダナさん:

遅ればせながら、私もこれからはマルちゃんの話題に加われそうです

>今度の遠征はマルちゃんの予定も念頭に計画してみるのも手でしょうね。

そーなんですよねぇ。6月のスカラ座での「ルイザ・ミラー」が観たいかも…と密かに思ってたり(笑)
ダブルキャストで、マルちゃんとは別チームのルイザが、イヴェリちゃんなんですよ!
ということは、2回とも見なきゃならん(笑)じゃないですか^^;

>ケテルセン
>ROHでニック・シャドウ

そうだったんですか。この人があの役を歌うならば、重く構えずに観られそうだし、観てみたいと思いますね。
(なかなかしんどい作品ですからねぇ。昨年末シラー劇場でも上演してたんですが、スルーしました。。。^^;)

記事は早々に拝見してたのにコメントが遅くなってすみませんが、そうですか、はじめての丸ちゃん経験だったんですね。気に入って頂けて長年の大ファンとしてはとえも嬉しいです。私がずっとキャーキャー言ってるのがわかって頂けたかと。
スルグラーゼはROHでオネーギンとコジに出てて大好き。アクの強くなさそうな彼女のカルメンも聴きたかったです。
ケテルセンは日本ではお馴染みじゃないんでしょうね。私のブログに彼の名前で検索して辿り着いた方が結構いましたよ。サルダナさんが仰る通り、彼はニック・シャドーでトビー君と共演してて、そりゃもうどんぴしゃでしたわ。

椿姫さん:

わ、ありがとうございます(^^/
2列目のかぶりつき席だったので「椿姫さんの分も、一生懸命見よう!」と思いながら観ていたんですよ。

そーなんです、実はマルちゃんをまともに聴いたのが、今年春のMetライブビューイングでのマンリーコなんですよf(^^;
(その時、一緒に見に行った主人も大絶賛だったんです^^)

ヴィノさんもROHでの「ボエーム」やらなんやらで共演させて頂いているのに、ネットラジオでの放送もありませんでしたし…
ああもう、あの年のボエームにも、行っとけば良かったです(^^;

6月に来日して下さった時は、私自身がミラノから帰って来たばっかりだったので見送ったのですが、また来て下さって本当に嬉しかったです。
これからも、マルちゃんの情報楽しみにしています。

>ケテルセン

初来日だったそうです。トビー君とのニック・シャドゥの記事、改めて読ませて頂きました。二人とも合ってそう。

なんだかんだで「カルメン」って「カルメン」というだけで集客がそこそこありますし、今回のように良いキャストで聴いた時には「オペラを聴いた!」という満足感でいっぱいになれますね。

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