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111203 ルサルカ@新国立劇場

写真は、本日お会いした方々からのプレゼント(笑) (私は何も準備してなかったのに^^;)ありがとうございました:) 大切にしますw ご一緒して下さった方々&ご挨拶を交わした方々、ありがとうございました。


以前「オペラの予習」というテーマの記事を書いたことがありますが、
http://valencienne.tea-nifty.com/brot/2011/06/post-d09f.html

私は基本的に
「ぶっつけ本番で実演に挑む勇敢な方もいらっしゃるかと思いますが、私は(家で適当に流して見たり聞いたりする分にはいいけど)劇場という特殊空間の中で、数時間のあいだ、作品にどっぷり浸かることを考えると、音楽の全体の流れとか、構成がわかってないと、どうも不安…というか、集中力が持たないので、がっつり?予習をするタイプです。
あらすじだけ知ってる…という状態では、どうも心配で(笑)
なんていうのかな、次にこういう音楽が来るんだ・・というのが身体にたたき込まれてないと、不安なのですね。」

というタイプ。そんな私が珍しく、殆ど予習をせずに
(前に英語版の映像を一度観始めたことがあるのですが、演出が精神病院みたいな感じで、どうも???だったし、英語だったし…で、途中で見るのを止めた^^;あの有名なルサルカのアリアが、1幕のあんなに早い段階で歌われるのね~~ということも、今日初めて知ったような状態)
挑んだのですが…

1幕では、R・シュトラウスの「影のない女」の皇帝(狩りをしている最中に、人間ではない女性を見染める)と皇后(人間になりたがっている、人間ではない女性)にちょっとシチュが似てる感じ、3幕で魔法使いイェジババがルサルカに「お前の手で王子を殺しなさい!」とナイフを渡すところは「魔笛」での夜の女王がパミーナに「ザラストロを殺しなさい!」と働き掛ける場面とダブったり…

ところどころ、ロシア語ちっく(笑)に聴こえるところもありましたし、やっぱりスラブ言語だなぁ、と嬉しくなりましたw

演出はオスロのをレンタルしたとかで、すごく幻想的な森の様子が美しかったし、水面な雰囲気もよ~く、でてましたし、歌手も皆さん上手でしたが、

聞いてきたばかりなのに、音楽で思い出せる箇所が、殆どない…

耳触りはいいんです。
私は同じチェコの作曲家スメタナの「Má Vlast(わが祖国)」が大好きですし、ヤナーチェクの「イェヌーファ」にもいっとき、すっごくハマった時期もありますし、そもそも東欧音楽は、私の思い切りツボのはずなんですけど。。。

ルサルカは人魚姫伝説が元になっていますが、歌詞を追いつつ聞いていたら「なるほど、ソーイウ捉え方ができるわけだねぇ」と思いました。去年だったか、ミュンヘンの演出では、波紋を呼んだそうですが、今回は示唆的な感じだったけど、確かに単なる、お伽噺ではないですね。まあ、グリム童話などでもよく言われますが。

王子なんて、まさに「そのこと」しか考えてないじゃん(;一_一)
途中でマクベス夫人(カテリーナ・イズマイロヴァ)のセルゲイを彷彿とさせる身勝手さを見せているわりには
(前の女性に飽きて、新しい女性を追い求めるとかね)
最後には「君のくちづけで死にたい」とか…

…まったくもう、男ってやつは(^_^;)

まあ、筋を追うオペラではないからこそ、もっとがっつりと音楽で聞かせて欲しいなぁと思った次第です。演奏は悪くなかったどころか、かなり熱の入った演奏でしたから、やっぱり作品自体に起因するのかな。平たく言うと、通俗的。

でも音楽って娯楽ですから、そういう作品も必要。いつでも「ボリス」や「マクベス夫人」はたまた「ばらの騎士」や「ドン・ジョヴァンニ」ばかりでは、お腹いっぱいになっちゃいますからネ:P

そんなわけで

「好きになれるかもしれないけど、私の中では一番にはならないかなぁ」

という感触を持ちました。

歌手では、ルサルカのオリガ・グリャコワが本当に美しく、見た目も役にぴったりでした。彼女は6~7年ほど前に、ドレスデンで「ドン・カルロ」のエリザベッタ、ベルリンで「ボエーム」のミミを実際に聞いたことがあって、その前にもパリの「オネーギン」のタチアーナを映像で見てます。非常に美しく、立ち居振る舞いも綺麗な方ですが、その時よりも、声に深みが増していると思いました。
彼女の声と、新国の音響の相性がいいのでしょう、3階でも良く聴こえました。

TV収録した日もあるとのことですから、また見返してみたいです。その時には、もう少し違う感想になるかもしれませんし、なかなか実演に接する機会が少ない作品ですし、
聴けたことはよい体験になりました。

************************
ルサルカ@新国立劇場
2011年12月3日 3階にて鑑賞

【指揮】ヤロスラフ・キズリンク
【演出】ポール・カラン
【美術・衣裳】ケヴィン・ナイト
【照明】デイヴィッド・ジャック

キャスト

【ルサルカ】オルガ・グリャコヴァ
【イェジババ(魔法使い)】ビルギット・レンメルト
【王子】ペーター・ベルガー
【ヴォドニク(水の精)】ミッシャ・シェロミアンスキー
【外国の公女】ブリギッテ・ピンター
【森番】井ノ上 了吏
【料理人の少年】加納悦子
【第一の森の精】安藤赴美子
【第二の森の精】池田香織
【第三の森の精】清水華澄
【狩人】照屋 睦

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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新国立劇場」カテゴリの記事

コメント

人魚姫伝説が元になっているのですか。面白そうですね!

ドヴォルザークの音楽は好きなのでチャンスがあれば是非観てみたいです。

オペラの予習の記事へのコメントをしたくって、書いた事はあるのですが
読み返しては消し、そのままになっています・・・。
もう大分前の記事だけど、そのうちコメントしますからね~~~~!

投稿: びよら | 2011/12/04 07:55

びよらさん:

もしかしたら…と思ったら、やっぱり、コーミッシェオパーで今月、上演するじゃないですか!!!
http://www.komische-oper-berlin.de/spielplan/repertoire/rusalka/
(なんか、見覚えがあったのよね…)

しかし…!
ビデオ見てみましたが、うひゃあ(笑) さすがコーミッシェオパー、シュールだw
本編にも書きましたが、ミュンヘンで去年上演されたものも、かなり物議をかもしたそうですが、コーミッシェオパーのは、いつがプレミエだったんだろう?
それと、あそこだとドイツ語上演になるので、少し違って聴こえるとは思いますが、でも音楽はとてもきれいなんですよ。

もし行かれたら、是非感想を聞かせて下さいな :mrgreen:

投稿: ヴァランシエンヌ | 2011/12/04 19:58

ヴァランシエンヌさんこんにちは!土曜日はお会いできてとても嬉しかったです!
ルサルカ、私はパリのルネ・フレミングのDVDに飽き足らず、当のミュンヘンのを英アマゾンから購入して楽しみに予習したのですが・・・・ミュンヘンの演出は
「もし、これを子供が連れられて観にいったら、トラウマになってしまうのでは?!」と思うほど酷な演出で(歌手はとてもよいのですが)、それに比べると今回の演出、見た目にもとても綺麗で、深い青が美しくて、前者が夢をわざと壊すものだとすれば、今回のはまさに夢の世界そのものだったので、ちょっと安心でした。
なのに、その夢にどっぷり浸ることができなかったのです~。場所が悪かったのでしょうか?2階バルコニーだったのですが、グリャコバさんの声が不安定で苦しげに聞こえて、ゆっくり聞いていられなかったのです。最後の王子とルサルカの重唱、とても好きなのですが、それも酔えなくて・・・。終演後、劇場内のレストラン「マエストロ」で、すぐ後ろにグリャコバさんと妖精パパとイエジババさんがお食事なさっていたのに、気後れももちろんありましたが、「よかったですー!」とか言えませんでした・・・ああ残念です。なんだか悲しかったです。でも、近くで拝見してもとても綺麗な方でした。ルサルカのイメージぴったりの容貌でしたよね。つまらない感想ですみません・・。

投稿: amanamour | 2011/12/05 17:57

amanamourさん:

本当に綺麗な舞台でしたね。森と水のコントラストとでもいうのかな、幻想的でした。
思い入れが強い作品であればあるほど、イメージと違うと乗れない、ってことは、よくあります(笑)
残念ではありますけど、それもまた、体験ですよね^^

「マエストロ」私はまだ行ったことがないのです。歌手の方もお使いになっていらっしゃるならば(笑) 是非、観劇の後に行ってみたいです:)))

私もお会い出来て、とても嬉しかったです!!ありがとうございました:)
話題の幅が狭いブログですが(笑) お喋りは大歓迎ですので、今後とも宜しくお願いします :wink:

投稿: ヴァランシエンヌ | 2011/12/05 20:27

ヴァラリンさん、先日はありがとうございました!
ヴァラリンさんは予習されるほうなんですね。私はまちまち。今回はストーリーもそう難解ではなく、結果的に私にとってはOKでしたが、やっぱり予習するのに越したことはないですよね。グリャコヴァは私もamanamourさんと同じく、少々聴きづらいところがありました。座席の位置によって違って聴こえるのかもしれませんね。そういう事も含めて、ホント舞台って生ものなんですね。

投稿: straycat | 2011/12/06 00:17

今、お知らせくださったKOBのヴィデオ観ました。
ヴァラリンさんの感想を読んで私が勝手にもったイメージとは
全く違います・・・。でも、大丈夫そう。(←どういう意味でしょね(^.^;)
まぁ、コミッシェオパーだし・・・(^.^;
私は以前、蝶々さんをあそこで観て以来、どうしても足が遠のいてしまってるの。

ちらっと覗いたプレス記事んとこみたら、プレミエは、どうやら2011年の2月半ばみたいです。

投稿: びよら | 2011/12/06 07:46

straycatさん:

こちらこそ、ありがとうございました!!
「予習しないとな~~」と思いながら「でもたまにはいいかもw」と思ったのが、イケナイんですよ^^;
でも、日本では滅多に上演されませんし、よい機会でしたよね。
TV放送もあるようですから、楽しみです:)

投稿: ヴァランシエンヌ | 2011/12/06 23:04

びよらさん:

>KOBの蝶々夫人

あー!!!噂にはきいたことがあります^^;
いつだったか、滞在中に見られる可能性があったんですが、さすがに引きました(笑)

ルサルカ、新国では初めての上演でしたし、滅多に上演されないのですが、
最近、欧州ではちょいちょい上演されているみたいですね。ROHやモネ劇場でも、来春上演されるとのことですし、そろそろ、シラーやDOBでも新しい演出で上演するかも…

しかーし、ミュンヘンのも強烈だそうですから、シラーでもし上演するとすれば、それこそKOBも顔負けの演出にならないとも言えませんな…^^;

それだけ、この作品のテーマが深遠であることの裏返しかもしれませんけど。。。

投稿: ヴァランシエンヌ | 2011/12/06 23:09

またまたご一緒してくださってありがとうございました。
装置はわりとこじんまりしたものでしたが、とても綺麗で見易い舞台でしたね。
衣装もそれぞれ良かったし、王子が実に王子で、見た目に苦戦している人がいないという点も優れていたと思いました。
ちょっと絵本みたいにしすぎでルサルカの変化があまり見られず、ハッピーエンド?な感じで終わるのには納得できなかったですけれど。
わたくし的にはプッチーニの代わりにこういうのを、どんどんやってほしいです。

投稿: galahad | 2011/12/06 23:36

galahadさん:

こちらこそ、いつもありがとうございます:)
本当にきれいな舞台でした。(←それしか言えない…^^;)

>ルサルカの変化があまり見られず

ああ、それはそうかもしれません。グリャコヴァは演技達者な人なので、もし、そういう変化をもっと持たせた演出だったとしても、うまく対応して説得力のある役作りができたと思うだけに、残念です。

毎年一つずつは、ロシア、東欧物をやって欲しいですね!!やはり次は「ボリス」でっしょー;))) :mrgreen:

投稿: ヴァランシエンヌ | 2011/12/07 21:46

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