年の瀬
今年は久しぶりに、自宅でゆっくりと過ごす年越しです。
マドリードでの「マクベス夫人」の感想を年内に上げるつもりでしたけど、3が日過ぎたらアップします(^^;
今年は3月以降、色んな事を考えなかった日はなかった…という方が、殆どではないでしょうか。
プライベートでも今年はまさに「激動の一年」となりました。3月の震災があってもなくても、変わるべきことは変わるべく…と動いていたのですが、震災の前後では、気の持ち方にも変化があったことは、否めないでしょう。
震災の直後は、かなりテンションが高くなっていましたけど、そういう「カラ元気」は長く続かず、その後はアップダウンの連続。6月のミラノ、8月のパース、そして12月のマドリード…と、夫と一緒の時も含め、海外へ憑かれたように出かけたのも、何かを払しょくしたい気持ちが後押ししているのかもしれません。人間、命には限りがあるのですから。。。
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そんな今年の、実演鑑賞ベスト3を上げておきましょう。
原発事故の影響で、主役級の歌手がこぞって交替することになり、タナボタ?で来てくれたマルセロ・アルバレスが聴けたことは嬉しかったです。ありがとう、マルちゃん!!!
我が家に集う友人たちからの絶大な支持(笑)を受けている御大ルネ・パーペ。そんな彼が日本で初めて開いてくれたリサイタルの選曲は
「ええっ、あのコワモテ(ごめん)で、どのツラ下げて歌うつもりなのよ」とうそぶいていた「詩人の恋」と
「ふふん、この手の曲では、わがゴヒイキさんだって負けてないわよっ^m^」と手屑ね引いて(予習記事まで書いて)待っていた「死の歌と踊り」がメイン。
席数400あまりの小さなホールに、ガンガン響くBlack diamond bassと、ファンの方の熱気をしっかり、堪能させて頂きました。
「死の歌と踊り」はこの作品を溺愛している私にとっても、初のライブ鑑賞で、テンションMax。トッパンホールが配ってくれたパンフレットのリブレットがロシア文字で書かれていたことも、私には萌え要因(笑)(一か所、誤植もあったけどねっ←しつこい)
作品の解釈等についても、色々考えさせられました。パーペファンの友人たちとの、ビフォー&アフタートークも楽しかったなぁ(^m^)
パーペはその後、6月のMet来日公演にも参加してくれて、雑誌「サライ」のインタビューなどにも登場したりと、ドレスデン聖十字架教会に所属していた子供時代から何度も来ている日本への愛を感じました。ありがとうね、御大!(^m^)
若いヴィットリオ・グリゴーロとニーノ・マチャイゼの瑞々しくも熱いカップルと、ネゼ=セギャンのドライブのかかった、キビキビした指揮に応えるスカラ座のオケ。
チケットの売り方などでは色々言われるスカラ座ですけど、腐っても●●…ではないけど、やはり、スカラ座だわ…という底力を存分に感じることができました。合唱もすばらしかった。
ええ、私の萌えポイントのツボを思い切り突いて来た(坊さんに滅法弱いの^^;)わがゴヒイキさん、アレクサンダー・ヴィノグラードフのローラン神父も忘れ難いですよぉ、もちろん(^^♪
この上演は、ホント、同じ演出、同じキャストで上演されることがあれば、もう一度観たいぐらい。久々に実演で聴いた演奏が、いつまでも私の頭の中でグルグルと再生される…という状況まで発生したのですから、文句なしのマイ・ベスト2011でした。
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職場で齋藤茂太さんの著作「あなたと会うと元気になる」といわれる人の共通点 (ぶんか社文庫 さ 1-6) 」という本を借りてきました。
忙しさにかまけてまだ読んでませんけど、検索をかけたら概要が見つかりました。
「自然に周りを元気にしてしてしまう人。その人は元気なんだけどチョットついてけないなと思ってしまう人。元気な人にも色々いるが、やはり周りを元気にしてくれる人のそばにいたいものである」
とか、そういう類のことが書いてあるようです。
願わくば「ヴァランシエンヌさんのブログに来ると元気に、幸せな気持ちになれるな~」と感じて下さる方が少しでもいらっしゃったのならば、嬉しく思います。
そう!このブログ的には、7年お世話になったココログから引っ越しして、独自ドメインを取得した!ということも、大ニュース(笑)でした。
結局、描いている設計図の半分もまだ出来上がっていないんですけど^^;
ヴィノグラドフのファン歴も、先日8年目(長っ…( ̄▽ ̄))に入りましたし(笑)
ちょっと、倦怠気味かな~~~と思う時も、なくはない。。。んですけど(ははは^^;)
一応、人さまのキャリアをまとめさせて頂いているという点においては責任重大ですので、やれる範囲で、頑張ります…^^;(ホントか?)
今年は新たな出会い、ご縁も増えました。ネットという媒体を通してのお付き合い、私にとっては欠かせない日常の一環です。
今年も一年間、ご訪問&コメントありがとうございました。来る新年が皆様にとって、健康で幸せな一年となるよう、心よりお祈り申し上げます。
さ、今からお風呂に入って、年越し蕎麦を食べなくちゃだ(笑)
2012年もどうぞ、宜しくお願いします:)
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コメント
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ふふっ、サイトもリニューアルなさったし、倦怠気味なんてとんでもないでしょ〜♪
パーぺのリサイタルを2位にあげてくださってありがとう! 今年は2度も来てくれたしね。
あ、私の好きなゆく年くる年が始まった!
では2012年もよろしくお願いいたします。
投稿: galahad | 2011/12/31 23:46
galahadさん:
あけましておめでとうございます<3
我が家もゆく年くる年は大好き。今年の「その瞬間」は、東大寺でしたね。主人に伝えたら「珍しいねぇ」と言ってました(笑)
御大のリサイタル、会場の小ささも高ポイントの要因でしたけど、もちろんそれだけではないですよん♪ galahadさんとのお喋りも楽しかったですねw
サイトの更新が滞ったら、カツを入れて下さい^^; ほんと、時々「これが倦怠期ってやつ?!」という症状に陥る時もあるんで 8)
今年もどうぞ、宜しくお願いします:)
投稿: ヴァランシエンヌ | 2012/01/01 00:29