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130111 魔弾の射手@ベルリンシラー劇場(国立歌劇場):★★

ベルリンのシラー劇場は、私が最も愛している劇場・オリジナルは東側のウンターデンリンデン通りに位置している、国立歌劇場の改装工事の為、2010年秋から期限付き(いつまでになることやら・・・)で稼働している劇場。
2010年の年末以来でした。その時の劇場レポは⇒⇒⇒

最も愛している劇場と言いつつ、毎回素晴らしく感激してるのか?!と聞かれると、実はそうでもなく^^;
辛酸をなめた回数が、最も多い劇場でもあります。かわいさ余ってナントカ100倍?!じゃないんですけど(^_^;)

席は2階の二列目中央付近。この劇場は、平土間の前の方は傾斜がなく、真ん中の通路もないので閉そく感がきつく、
身体が楽なことに於いては、2階の方がお勧めです。小さい劇場ですから、見え方にも殆ど不満はありません。

この作品は序曲と合唱が有名で、通して聴いたことがない方でも、その部分だけはお聴きになられたことがある方が多いと思います。
CDもいくつか持っていて、ドライブのお供によく聴いた時期もありましたし、2005年にはコーミッシェオパーで実演も観てますし(新国で上演された時は、都合がつかなくて行かなかったのですが)嫌いな作品じゃありません。

しかしオペラのストーリー自体には特に魅力があるわけでもなく、また、ところどころにセリフが入る形式の為、ドイツ語圏以外での上演が少ない・・・という理由が、今回なんとなくわかったような気がしました。ドイツ語が理解できれば、多少はましな感想になったのかもしれませんけど。

序曲はまずまずでした。うんうん、昨日のカルメン@DOBのオケと比べるとやっぱり上手だねえ~と、ウキウキしていたんですけど
合唱が・・・なんだか揃いません。アレレ・・・おかしいな~~と思っていると、テンポが何だか、私の理想のテンポとはちょっと違うみたいで。

さらに追い打ちをかけたのが、主要歌手陣・・

マックス役のミヒャエル・ケーニッヒ(Michael König)は、以前マドリードで観た【マクベス夫人】でセルゲイを歌っていた、大柄なテノール。その時も
「ま~~~身体は大きいけど、声が細いし、声量はなんだかイマイチだわ・・・」とは思ってました。

しかし、セルゲイは難役ですし、ロシア語+ショスタコ独特の節回しは難しいだろうから、まあ、こんなもんかな~~と納得していたんですが。。。

彼は映画版の【魔弾の射手】でもマックスを歌っているとのことで、今回こそと期待していたんですが・・・あああ、やっぱり・・・orz

魔弾の射手に於いて、ワーグナーやショスタコ程の分厚いオケを突き破って輝かしい声を聴かせる、ということまでは望みませんが、
シラー劇場のような小さな劇場でさえ、通らない、聴こえない、となると、やはり聴いている方はストレスが溜まります。楽しみにしている部分がぽかっと抜けてしまう、とでも言うのかな…

同じことは、アガーテの Véronique Gensにも言えて・・;
背が高く、キレイな人でしたけど、やっぱり声が聴こえてこないし、表現が平坦。アガーテのアリアはすっごく好きなんですけど、
「え~~~、これって、こんなに長いアリアだっけ・・?」と思いつつ、夢うつつ・・・

楽しみにしていた合唱がなんだかズッコケ、指揮とオケもなんとなくちぐはぐ、おまけに主役カップルがこれでは…
よほど演出で頑張ってもらわないと間が持たないんですが、その演出さえも、どうもピンときませんでした。

緑を基調にした光を巧く使っての照明とかは、良いと思ったのですが、がっかりだったのは【狼谷の場面】。
マックスもカスパールも上半身裸で、いけにえの血をべたべた身体に塗りたくってましたけど、

130113-01

あの~~~、おどろおどろしさって、こういうことで表現するんじゃないと思うのよね。。。
観ていて嫌になるような演出ではなかったんですが、全体的に中途半端さが拭えない感じでした。

一人気を吐いていたのが、エンヒェンのSilke Evers。小柄で快活なメガネ女子風ないでたちで、身のこなしも軽やかだったのですが
まだ若くて、声は多分、これから更に深くなるだろうな、という感じのソプラノ。

アガーテ役が長身だったので、かなりのデコボココンビで、
視覚的には合っていたと思うのですが、声的にはもしかしたら、逆の方が収まりが良かったんじゃない?と思えるほどでした。スザンナよりも伯爵夫人を聴いてみたい声、というと、想像がつくでしょうか?
見かけでソンしているのかもしれませんが、配役も難しいな・・・と思いました。

そんな感じで、そういえば領主オットカールはローマン・トレーケルだったな、とか、
隠者は年末の【ボエーム】で、本来のコッリーネ役だったJan Martiník(体調不良でランの途中から、アレクサンドル・ヴィノグラードフが代わりに登板した⇒⇒⇒)を聴いておかなきゃね、とか、
小さなミッションもあったんですけど、もう既に忘却の彼方。

まあ、こういう時もあります。
なので一つの演目、一つの劇場に拘らないで、複数回若しくは複数の劇場へ通う羽目になるのです~~~(^m^)

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DER FREISCHÜTZ @ Staatsoper im Schiller Theater

Musikalische Leitung : Julien Salemkour
Inszenierung Nikolaus : Lehnhoff
Bühnenbild und Kostüme : Tobias Hoheisel

Ottokar : Roman Trekel
Cuno : Michael Kraus
Agathe : Véronique Gens
Ännchen : Silke Evers
Kaspar : Tobias Schabel
Max : Michael König
Ein Eremit : Jan Martiník
Kilian : Miljenko Turk
Samiel : Gerlinde Kempendorff

Staatsopernchor
Staatskapelle Berlin

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