トリノ・テアトロレッジョ劇場その1・チケットあれこれ&劇場内部の様子
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トリノのテアトロ・レッジョ劇場(王立歌劇場・Teatro Regio di Torino)・・・
今年は来日もしますし、オペラ鑑賞ツアーでは選択されることも多いようですが、
トリノでオペラを!という日本からの個人観光客は、まだ少ないようで・・
情報も少ないので、今回私が体験した範囲で、まとめてみようと思います。
★★★2013年11月10日追記★★★
一般チケットの販売は、どの演目も一斉に売り出されるのではなく、タームが決まっているようです。
こちら=>=>=>を参考にして下さい。たとえば1月10日から始まる《魔笛》なんかは、一般チケットの販売が11月23日からですから、上演開始の二ヶ月を切っての発売なんですね。けっこう、ギリギリ^^;
旅行に絡めて行こうと思うと、他のものを先に確定させておいて最後にチケット…ということにもなりかねないですね。。。
【チケットの買い方】
イタリアの劇場は、劇場のサイトから購入を試みても、最終的にはVivaticketというチケット販売サイトで購入するところが多いんですが
ここトリノでも同じです(2013年6月現在)
1) 買いたい演目のプレイビルを表示させる
2) 演目名の右側に・(英語表示の時は)Get tickets(隣に椅子マーク)
・(イタリア語表示の時は)Acquista(隣に椅子マーク)
をクリックすると、該当演目のVivaticketページに飛びます。
3) Vivaticketでは、希望の日にちを選ぶと、残席状況の表付きのページが表示
・残席の中から最も良い席をお任せで選ぶ方法
・自分で座席を選ぶ方法(この場合、予め顧客情報を登録しておいて、ログインした状態でないと、選択図が表示されません)
で、席を決めたら決済します。クレジットカードの他、ペイパルでもOK(但し手数料がいくらかかかったように記憶・・・)でした。
【チケット引き取り】
決済できたらコンファメーションメールが届きます。
そのメール、若しくはVivaticket の My Vivaticket ⇒ My Purchases をクリック⇒決済が済んだチケットの情報が入っているので (隣に印刷マーク)Receipt をクリックすると、領収書が表示されるので
それを印刷して、開演の30分前までに劇場のボックスオフィスでチケットと引き換えます。
ボックスオフィスは劇場の入り口の向かって左側、王宮の方からてくてく歩いてくると、長いアーケードがありますが、そのアーケードをまっすぐ行きついた先の、ガラス張りの建物です。↓リンク参照。
http://www.teatroregio.torino.it/en/node/235
そこで当日券も買えますし、私は印刷しておいた領収書を持って行って、5月25日の昼間に、いっぺんに二日分もらってきちゃいました
(最初、当日分しか渡してもらえなかったけども、領収書は既に相手に2枚渡していたので、慌てて「すみません、明日の分も~~」とお願いすると「あらまあ!ごめんなさいねえ」と、すぐ出してもらえましたけど^^;
ということで、ちゃんと枚数が合っているか、確認しましょう(^_-)-☆
【で、どの席買ったの?】
せっかく二回行くなら、違うところで観たいと思い、
・土曜日(最初の日)は2階(レッジョはアリーナ形式で、2階までしかありません)の一番舞台寄りの左手ボックス(4人掛け)Poltrona Ord. I n.31/S Posto 2 32.2Eur
・日曜日(公演の千秋楽)は平土間3列目 Poltrona Fila 3 Posto n.23/S 93.2Eur
の2席です。
実はレッジョ劇場のWikipediaには
「劇場内部は馬蹄形ボックス配置を廃して、緩やかな傾斜のアリーナ席(総席数1,754)だけが扇形に広がるという(ヨーロッパの劇場としては)変則的な造りになっている。このため舞台の視認性は全席とも抜群によい」
と書いてあった為、このボックスでも、ある程度は見えるかもしれない・・・と思って買ってみたんですが(32ユーロなので、文句は言えないけど;;)
幕が上がる前は「まあ、このぐらい見えれば上出来ね」と思ってたんですが、
実際に舞台が始まると、左の3分の1は全く見えない・・・どころか、翌日平土間に座ってみて初めて
「昨日は半分しか見えてなかったのね・・・orz」
と、落ち込みました^^;
しかも、サイドが見えないだけならまだしも、平土間に座ってみて、奥行きも殆ど見えていなかったことが発覚。
おまけに音響も、なんだか拡散するような感じで、ダイレクト感いっぱいの平土間3列目で聴くのとは、随分な違いがありました。
・・・orz
ということで、いくら節約のためとは言え、この席はあまりお勧めできません;;
ボックスでも、もう少し後ろの方とか、
平土間でも緩やかな傾斜がついているので、平土間後方の方が、ベターかも。
それから、残念ながらこの劇場の音響はあまり良くはないと思いますから、せっかく日本から行くのでしたら、平土間の前の方がいいかな~~という気がします。お値段も、プレミエの日以外は一番高いカテゴリでも知れてます。スカラ座ほど高くはありません!!
ちなみに、チケットの売れ行きですが:
4月の「ドン・カルロ」は、キャストもゴージャス、また、レッジョ劇場復興40周年の記念公演ということ、更にヴェルディイヤーの【ドン・カルロ】公演ということも手伝ってか、A,Bキャスト共、ほぼ売り切れだったんですが
(実は5月に行くことを決めて飛行機の手配を済ませた後で、4月の【ドン・カルロ】のBキャストの宗教裁判長を彼が歌うことが決まって、え~~~~~!どっちに行こうか?!と、一瞬悩んだ時があったんですが、結局チケットが買えそうにないな・・・ということで、初志貫徹した経緯アリ)
【オネーギン】は、けっこう、売れ残ってました;;
特に25日の土曜日は、7割ぐらいの入りでしたし、26日の落日も、売り切れ・・・とまでは行かなかった模様。当日券を買いに来た人もそれなりにいましたし、良い公演だったので、勿体ないな・・・と思いましたが、
やはり、イタリアにおけるヴェルディとチャイコフスキーの違いでしょうか。どちらも好きな演目なだけに、何気に複雑な気分でもありました。
【劇場内部】
イタリアらしく、赤を基調とした美しい劇場です。椅子も程よい感じです。(ボックスの椅子も悪くないです)
トイレはそれなりに数があります。休憩の終盤頃を狙って行けば、さほど並ばずに済みました。
【そういえば、謎なんだけど^^;】
★謎その1★
カフェはイタリアらしく、先にチケットを買ってから飲み物、食べ物と交換・・・だと思って、レジでaqua(炭酸水。今にして思えば、トリノ名物ビチェリンを劇場でも飲んでおくべきだった・・・あれは、おヨソでは飲めないだろうしなあ)
とクロワッサンを頼んで、その分のお金も払ったはず?(自信ナシ^^;)
しかーし!水はカウンターのお兄ちゃん(ワラワラ無秩序に並んでいると、自分のことを忘れられているような気分になりますが、一応目に留めてくれている模様)
が出してくれましたが、パンは「隣のお姉ちゃんに言ってね」と言われて、
言われるがまま、お姉ちゃんにクロワッサンを出してもらったので「Grazie♪」と明るくその場を去ろうとしたら
「マダ~マ、3ユーロよ^^」と言われました(^_^;)
★謎その2★
マチネの日曜日は午後3時開演だったので、
午前中、郊外のスペルガ聖堂まで行って戻って、慌てて身支度して~~という強行軍。
(次回まとめますが)ホテルをポルタ・ヌォーヴァ駅近くに取っていたので、劇場まで30分ぐらいは必要でした。
あまり時間に余裕がなかったので、2時半ごろついて劇場のロビーで軽く食べればいいや・・・と思い、予定通りそのぐらいの時間に着きました。
しかし、何故か劇場が開いてない!
「もしや、ストライキ?!」とも思ったのですが、10分ぐらい前にようやく開きました。そこからどっと皆さん押し寄せるわけですから、当然、切符もぎり場は大混雑。。。
「これじゃあ、スタートが遅くなるじゃないの^^;」と思ったんですが、押し合いへしあいしながらも、割合皆さんスピーディに入った結果、
まあ・・・5分ぐらいは遅れたかな?程度。イタリアらしいような、そうではないような。
でも、平土間でも上演中にお喋りする人なんぞもいて、やっぱりイタリアだねえ~~と思いました。(シーッ!って言われてましたけどね^^;)
同じ平土間3列目でも、バスティーユには独特の緊張感が漂っていて、気が抜けない感じを受けましたが、こちらの方が暖かみがあったと思います。。。
・・・まだまだ、トリノ&レッジョ劇場編、続きます・・・遅筆なうえ、長くてすみません(^_^;)
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