到着日当日にスリリングな思いをしてまでも観たかった(聴きたかった)のは、ホセ・クーラがドン・ホセを歌う【カルメン】。
少し遅れても、隅の方ならもしかしたら途中で入れてもらえるかも・・・という願いもあって、2階(日本式に言うと3階)Loge一列目という席にしました。結局開演に間に合ったのですが、この席は大当たり!
いわゆる「ボックス席」で、係りの人に鍵を開けてもらって入ります。
4列×2シートの8人掛けですが、途中で(ちょっと落ち着きのない^^;)親子連れが入ってきたのですが、後半にはいなくなっていたので、私たち夫婦で貸し切り状態!
スカラ座のボックス貸し切りは憧れではありますが
なにもスカラ座へ行かなくても、DOBでもセレブちっくな雰囲気を堪能(笑)
(写真は反対サイドの同じエリア)
さて、ホセ・クーラには、ちょっぴり思い出があります。
私たち夫婦が初めてベルリン国立歌劇場へ行った2004年の夏、「ドン・カルロ」を観た帰り道。どこからともなく聴こえて来たのは、素晴らしい歌声の「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」でした。
その時、ジャンダルメンマルクトで「クラシック・オープン・エア」というコンサートが行われていたのですが、そのゲストにクーラが出演していました。
オペラの帰り道のバックミュージックが、クーラの「誰も寝てはならぬ」だったという、なんとまあ贅沢だったこと。
張りのある素晴らしい歌声、いつかクーラも実演で聴きたいね、と話しながら、幸せな気持ちでホテルまでの帰路に着いたものでした。
あれから9年。やっと念願かなって、クーラの実演に接することが出来ました。
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