アイドルを探せ!

2005/10/12

アイドルを探せ!Vol.5 アーヴィン・シュロット(Bs-Br)

《10月12日》
E.シュロットの市販映像の紹介を追記しました。《愛の妙薬》ドゥカマーラは、お勧め!
配役はこちらでも確認できます。

ロサンゼルスでのフィガロ この《自分勝手な不定期連載》は、Vol.4 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br) を取り上げた時点で、一応終わりにしようかな、と思っていました。

ですが今までのラインナップでは、あまりにも活動範囲(ベルリン中心)と知名度に偏りがあるし、元々このシリーズを書きたいと思った直接のきっかけとなった、ダレカさんに関しては、暴走して別館まで作ってしまいましたからもう少し気楽な気持ちで、若手の歌手さんたちを取り上げてもいいかな…という気になりました(^。^;

ということで、前と変わらずに《不定期連載》ですが、再開したいと思います。宜しくお願いしますm(__)m
特に今日取り上げるこの人↓については、絶対に皆様の方が詳しい!と思いますので、是非楽しいコメント、お待ちしてます。

アーヴィン・シュロット(Erwin Schrott:1972年ウルグアイ生まれ)
(彼の名前は、「エルヴィン」「エルウィン」「アーヴィン」「アーヴィン」と、様々なカナ表記があるようですが、どれが一番普及しているんでしょうね?o?)

ざーっと検索してみた所、プロフィールはこちらのサイトが詳しいようですね。

実はシュロットを取り上げたのには、ちゃんと自分勝手なワケがあります。
keyakiさんが10月5日の記事で

「イタリアのオペラ雑誌"l'opera"から気になる歌手の公演記事をご紹介」

という記事を書いていらっしゃいますが、ここでシュロットの興味深いインタビューを取り上げて下さいました。

そこのコメント欄で、keyakiさんから
「若手のバス歌手、4、5才お兄さん(←※註1)ですから、関心がありますでしょう。」
と、しっかり見透かされたツッコミを受けましたので、ハイ、正直にお答えします(^。^;

ええ、もう関心があるどころか(!)シュロットとヴィノグラドフは、私が勝手に思い込んでいる共通点がいくつかあるんです(^。^;

※註1:
シュロット→'72生まれ。
ヴィノグラドフ→'76生まれ。

シュロットのことを初めて知ったのは、かれこれ5ヶ月近く前の話になりますが(時がたつのは早いですねー!)なつさんのブログで話題に上ったのをこっそり読ませて頂いたのがきっかけでした。
(なつさん、その時は書き込まなくて、失礼しましたぁ…^^;)

そちらのコメント欄で、ウルグアイ生まれ?(←※註2)ドミンゴのコンクール?!(←※註3)コッリーネがかっこよかった?!
…などと話題になっていたので、色々調べてみると、レパートリーもコッリーネやフィガロ、そして更にエスカミーリョと、同じものが確かに。

※註2:
これは共通点というよりも、私のバカ話を披露します(^。^;

シュロットの顔、どう見てもラテン系だけど??でもまぁ、一口に東欧と言っても、様々だから、こうい系統の人もいるんだろうなって、思ったのです。 → おバカな私、この時「南米のウルグアイ」を「東欧のウクライナ」と完全に勘違いしてました…

※註3:
シュロットはドミンゴ主催国際オペラアリアコンクール’98の優勝者
ヴィノグラドフは’03に出場してますが、最終選考に残ったものの、優勝はしてません。

…いえ、別にいいんですけどねっ。

というわけで、噂のコッリーネを見てみようと思い、映像を見てみることに。その時の映像鑑賞記はこちら
確かに容姿もいいし、もっと音域の高い歌手かと想像してましたが、意外と低めなので、ちょっとビックリ。歌い回しも上手いし、お芝居も自然でいい感じでした。

《10月12日追記》
ジャケットにいんちき薬売りが?!
上記の「ボエーム」の映像は、テレビ録画を見ました。残念ながら市販されていないので、市販映像でシュロットを見てみたい方は《愛の妙薬》ドゥカマーラがお勧めです(#^.^#)
私はこのオペラ、あまり馴染みがないので詳しくは語れませんが(笑)なかなか楽しかったです。

なつさんedcさんのお宅で話題になったのも、この映像の発売がきっかけでしたね!詳しい感想を読みたい方は、お二人のブログへGo!

こんなエスカミーリョなら、恥ずかしくないです…さて、"l'opera"のインタビューで、エスカミーリョについて語っているのが興味深いですね。

「エスカミーリョをやる歌手はみんなそう言うでしょうけど。ちょっとたいくつな役です。今の公演が終わったら引出しにしまおうと思います。」(もっと詳しく読みたい方は、keyakiさんちへGo!

…ほらぁっっっっっっ、やっぱり(^_^;)

とはいえ、上の写真(クリックすると拡大します)で見る限り、ラテン系の顔立ちの彼のエスカミーリョはとっても素敵ですね!派手な衣装も、よく似合っているじゃないですか(#^.^#)

これならわたしだって、恥ずかしがらずに見れると思います(^_-)-☆

…なんか、シュロットで埋め尽くさないといけない「はず」なのに、いくら「気楽に取り上げる」とはいえ、気がついたら、なんて自分勝手な取り上げ方…
シュロットを愛する皆さん、ごめんなさい^^;

ついでに付け加えておくと、確かに二人のレパートリーは重なっているものもいくつかありますが、活動地域がばらついているのが、興味深いですね。
ざっと見たところ、シュロットは主にイタリア、アメリカ中心で活躍中ですが、ヴィノグラドフはベルリンを拠点に、フランスも少々…です。

こういう面から見ていくのも、面白いですね。

・シュロットの今後の予定はこちら(Operabaseより)
なんといっても、話題は来年6月のメト来日の「ドン・ジョヴァンニ」でしょうか?我が家でもお馴染みの?ルネ・パーペがレポレッロで共演しますね。なつさんは、ご覧になる予定なのですね!
今からお話を伺うのを、楽しみにしてます(^^)

《おまけ》
シュロットについて検索していたら、こんなサイトを発見しました。
当代のバリトン歌手がずらりと並んでますね!ファンの方には周知のサイトかと思いますが、一応紹介しておきます。
シュロットは勿論のこと、キーンリーサイド、ホロストフスキー、ダルカンジェロなどの素敵な写真が見られますよ!

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2005/09/01

アイドルを探せ!Vol.4 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br)

Hanno Muller-Brachmann お友達ブログのサルダナパルスさんのお宅で取り上げられているのを読んで、そういえばもうひとり「アイドルを探せ!」シリーズで取り上げるつもりだった,このひとのことを思い出しました(^。^; 

ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Hanno Mueller-Brachmann:1970年ドイツ生まれ・Bs-Br)

公式サイトではないですが、経歴はこちらのサイトがわかりやすいのではないかと思います。

オペラ歌手としては、'96にベルリン国立歌劇場でデビュー。'98より、この劇場の専属歌手として、様々なレパートリーをこなしています。

多分?!最も有名なのは、ローマン・トレーケル(Br)とも共演している、ドリス・デーリエ演出のプロダクション「コジ・ファン・トゥッテ」でのグリエルモでしょう。この演出はDVDにもなっていますから、ご覧になったことがある方も多いと思います。

レパートリーは、ドイツオペラでは、グリエルモの他には、パパゲーノ魔笛)、フィガロ(フィガロの結婚)、レポレッロドン・ジョヴァンニ)、オレスト(エレクトラ)、アンフォルタス(パルジファル)ドンナー(ラインの黄金)、コートナーマイスタージンガー)、カスパール魔弾の射手)、ドン・フェルナンド(フィデリオ)など。

右側:ブラッハマン@エスカミーリョ 左側:ローランド・ヴィラゾン@ホセ 非ドイツオペラでは、エスカミーリョ(カルメン)、ショナール(ラ・ボエーム)、ゴロー(ペレアスとメリサンド)、ティムール(トゥーランドット)トムスキー公爵(スペードの女王)、イワン・ヤーコレヴィチ(ショスタコーヴィッチの「鼻」)・・・といったところでしょうか。
(*1)この年末プレミエの「ボリス・ゴドゥノフ」では書記官長シチェルカーロフにもチャレンジします。

(*1)ブラッハマン → Alfredo Daza に変更 

パパゲーノ役では、バイエルンにも出演してます。ちょっとだけですが、ビデオクリップで見られますので、興味のある方はどうぞ!

(この前も話題にしましたけど、バイエルンの「魔笛」は、現在もエファーディングの演出。'83の映像とほぼ同じ感じですね)

彼については、「コジ」のDVDを見ただけでも、歌良し、ルックス良し、演技力良し…で、是非一度実演を聴いてみたいと思っていたのですが、その思いを強くしたのが、彼の本拠地・リンデンでの「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロ役を実際にご覧になられたフンメルさんのレポートでした。

《2006年3月16日追加:「ベルリン中央駅」のマサトさんもブラッハマン@レポレッロ、ご覧になったとのことです。風邪で本調子ではなかったとのこと…残念でしたねToT》

実は私、今まで見た聴いたソフトのなかで、これ!というレポレッロには未だに出会ってません。(というほど、この作品を聴き込んではいないんですけどね^^;)

この役、単なる道化役と捉えてもいいのかもしれませんけど、それだけではつまらないし、かといって、あまりにも冷めたレポレッロというのも寂しいし…少し乾いたユーモアもあるような「粋」が欲しいんです。
それに何と言っても、相当の歌唱力+表現力が求められますものね。
この点を満たしたレポレッロを、いつか聴いてみたいと思っているのですが、もしかしたらブラッハマンは、私の理想のレポレッロ像に、限りなく近いんじゃないかしら?!と、淡い期待を抱いているというわけです(^-^)

で、このブラッハマン@レポレッロですけど:
本拠地リンデンでは、来年3月に再演があります
サルダナパルスさんのお宅でも紹介して頂きましたが(ありがとう!)この「ドン・ジョヴァンニ」には、過去に私がこのシリーズで取り上げた、ルネ・パーペタイトルロール)&(*2)アレクサンドル・ヴィノグラドフマゼットとの共演です。

(*2)ヴィノグラドフはキャンセル。 → 未定。

…なんか、現在のリンデンでの力関係そのもののような配役なのは、気のせいでしょうか?^^;…

(余談ですが、今シーズンのリンデンでの、この3人の共演は他に「マイスタージンガー」((*3)パペ@ポーグナー、ブラッハマン@コートナー、ヴィノグラドフ@夜警)とプレミエの「ボリス・ゴドゥノフ」パペ@ボリス、(*1)ブラッハマン@シチェルカーロフ、ヴィノグラドフ@ピーメン)が予定されてます)

(*3)パペ → クルト・リドルに変更。
(*1)ブラッハマン → Alfredo Daza に変更。 

それはともかく、モーツァルトの《ダ・ポンテ》3部作シリーズの中で、リンデンで映像化されてないのは、この《ドン・ジョヴァンニ》だけですから、是非期待したいところですね。
指揮もバレンボイムの予定ですし、うーん、期待度が高まりますね(^^) 
ヨーロッパにお住まいの方々、必見!だと思います。

ブラッハマン@レポレッロは、同じく来年3月下旬に、ウィーン国立歌劇場でもお目にかかることができます。彼にとっては、来年3月はレポレッロ集中月間ということでしょうか?^^;

(この「ドン・ジョヴァンニ」は、来年1月にも別キャストで上演されます。そちらでは、サルダナパルスさんの思い人(笑)←お返し!^^サイモン・キーンリーサイドがタイトルロールなんですね^^ ブラッハマンとの共演じゃなくって、ちょっと残念ですね。もしも共演だったらもう絶対見に行っちゃう!ってところじゃないかしら?^^;)

また彼は、そもそもオペラよりもリートやコンサートでの活躍の方が早かったらしく(調べたけど詳細はわからなかったのですが)過去に東京でもコンサートを行っているようですね。

現在もリートやコンサート活動を精力的に行っているようで、サルダナパルスさんから教えて頂いた情報では、つい先日、エディンバラ・フェスティバルでも《白鳥の歌(Swanengesang)》と、マーラーの《子供の不思議な角笛(Das Knaben Wunderhorn)》のコンサートに出演。加えてプロムスでの「第9」のソリストとしても歌ったとのことです。

(「第9」は年末年始のリンデンのジルベスタ&ニューイヤー・コンサートでもソリストとして出演予定です →

年始に観て来ました!遠目から見ても長身痩躯の彼は、やはり素敵でしたよ(*^^*レポはこちらからGo!

CDはバッハなどの宗教曲が数点出てますが、リートを2つ、聴いてみました。シューベルトのマイナー歌曲からの抜粋です。ちょっとずつ試聴できますので、興味のある方はどうぞ。

Deutsche Schubert-Lied-Edition 11 - North German Poets

Les Nouveaux Interpretes -Schubert: Lieder

映像のグリエルモのイメージとはちょっと違う、思ったよりも厳しい表現で、あれ?と思ったのですが、低いけど明るい声質+ディクションが明快で、重くならずに聴けると思います。これは、上で紹介した「白鳥の歌」も同様だと思います。
リートに関しては、まだ未開部分が多いので、あまり語れません。この程度でご容赦をm(__)m

…ここまで書いておきながら、実は彼の声は私にとっては、ちょっと眩しすぎるというか、明るすぎるんですよね(^^; 
勿論明るいと言っても、能天気に明るいわけではないし、陰影もちゃんとあるんですけどね…
例えばローマン・トレーケルの艶消し声と、ブラッハマンの明るくてよく響く声の違いは、ちょうど東独気質と南西独気質との違い、つまり出身地の違いのようなものかもしれません。

どちらも、優れたリート歌手であることは間違いないと思います。

いずれにしろ、ブラッハマンは現在35歳、客観的に見ても、正に今が「旬」だと思います。
日本のオペラ関係のBBSや音楽雑誌で、殆ど取り上げられていないのが不思議ですが、これは恐らく、メジャーレーベルでの録音がないこと(一応、Harmonia Mundi とNaxosとは契約している模様ですが)に加えて、オペラでの来日がないことに起因しているのでしょう。


えっと、不定期連載?!した「アイドルを探せ!」シリーズですが、一応、これで終了です。こんなに偏った人選では、「アイドルを探せ!」というよりも、

「ベルリン国立歌劇場のアイドルたち、若しくは私好みの若手男声歌手

と銘打った方がよかったかも・・などと思ってます(^^;

(実はルネ・パペに関しては、決して「好きな歌手」ではないんです…でも客観的に見て、取り上げるべき歌手だと思ったので、取り上げました。今になって読み返してみると、愛のなさがアリアリと出てますね^^;)

本音はテノールも取り上げたいところですが、なかなかこれ!という方に巡り合えなくて(><; 今後のソフト鑑賞&実演でいいな、と思う人、実力ありそうだけど…という人がいれば、また書いていこうと思います。

《関連記事》
・日本のオペラ歌手に対する記事って?
・日本のオペラ歌手に対する記事って? 追記
・ベルリン国立歌劇場 2005−2006シーズン日程
・アイドルを探せ!Vol.1 ルネ・パーペ(Bs)
・アイドルを探せ!Vol.2 アレクサンドル・ヴィノグラドフ(Bs)
・アイドルを探せ!Vol.3 ローマン・トレーケル(Br)

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2005/06/13

アイドルを探せ!Vol.3 ローマン・トレーケル(Br)

trekel-01 この方は一応、前に取り上げた《日本のオペラ歌手に対する記事って? 追記》記事の中の、『旬の歌手』リストには載っていないのですが、コメントの中で彼の名前を挙げてる人がいました。

ですので、今更私がここで取り上げるまでもないし、日本でも既に御馴染みの方ですが、一応私が実演を聴いた、数少ない有名人ということで・・^^;

ローマン・トレーケル(Roman Trekel:1963年ドイツ・ピルナ※生まれ・Br)

※無駄話・ピルナは旧東独のザクセン州に位置します。ドレスデンから車で小1時間。東独随一の景勝地『ザクセンのスイス』の入り口と言えば、思い当たる方もいらっしゃるかと思います。エルベ川に沿った、こじんまりとした大変美しい街です。

ご本人の公式サイトは★こちら

経歴に関しては★このサイト★もわかりやすいと思います。

1988年からベルリン国立歌劇場の専属歌手として活躍中。(多分、終身専属だと思いますが…)'97ベルリン国立歌劇場来日公演でも『魔笛』のパパゲーノ役で来日してますし、またリート歌手としての単独来日も何度かあるのでは?と思います。

ですが、日本で最も話題になったのは、2004年新国立劇場での『神々の黄昏』グンター役でしょう。白いスーツ姿の、翳りのある若様・グンターということで、ワーグナー・ファンのみならず、この上演を見た人たちの間では、随分評判になったかと思います。
私はこの上演を見ていませんが、実際にご覧になった方から、「とっても素敵だった!」と伺い、気になったので、映像で追っかけしてました。

現在彼を見ることができるDVDは、いずれもベルリンでの『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンゾ『フィガロの結婚』伯爵)の他、チューリッヒでの『タンホイザー』ヴォルフラム)があります。

私は上記3つの映像の中では、 −この映像自体に思い入れがあるせいもありますが− 彼のシニカルな感じがピッタリ・・の、『コジ』のアルフォンゾが一番好きです。
でも確かに長身痩躯、顔つきは私好みの『東欧風憂い顔』で、演技は巧いし、歌心も充分なんですけど、何かハマりきれないもどかしさを感じていました。

映像を見た限りでは、真価が掴みにくいような気がしました。ですので、機会があればできればシリアスな役柄で、一度実演に当たってみたいな・・と思っていました。

それで、決して狙って行ったわけではなかったのですが(また同じかよー!もういい加減にしろ!!と石が飛んできそうですが・・すみません、実演経験自体が少ないので何卒、お許しをm(__)m)ベルリンでの『魔笛』パパゲーノで、思いがけず実演に当たったわけです。

上述した'97来日公演のことは、後から知ったので、彼がパパゲーノを長年レパートリーにしていることは知りませんでした。えー、あのシニカル貴公子のようなトレーケルのパパゲーノぉ??天真爛漫な喜劇性って、イメージが合わないけど、大丈夫なのかしら?!

・・などと、一抹の不安?を抱えつつ観劇に臨んだのでした。

そして、実際に目の前に出てきたのは・・『歌手ローマン・トレーケル』ではなく、解説などでよく目にする、『魔笛』初演時の衣装画(背中に鳥かごをしょって、羽だらけの衣装をつけたパパゲーノの絵)から、そのまま抜け出てきたような、長身痩躯、顔つきは私好みの『東欧風憂い顔』な、パパゲーノそのものでした。本当に少年のような美しさ!

しかも、アドリブを取り入れたコミカルな台詞回しと、生命感&ユーモア感たっぷり、サービス精神に溢れる演技力
床に這いつくばったり、壁によじ登ったりもしてたんですけど、これが決して大げさな身振り手振りではないし、体を張って、俺は頑張っているんだ!っていう感じは全然しないんです。
押し付けがましいところがなく、ちゃんと様式美を保ちつつ動いているのが、いかにも私好みでした。

肝心の歌の方ですが、彼もまた、声量豊かな美声というよりも、節度をもった表現と、演技力(+優れた容姿も、当然マイナスにはならないでしょう。髪の毛は・・その・・舞台にはカツラという強い味方がありますし^^;)で押していくタイプの典型だと思います。
大声熱唱型という歌唱スタイルをお好みの方には、不評かもしれません。ですが(というか、だからこそ・・と言うべきかしら?)私にとっては大変魅力的ですし、実演で見ることができて良かった・・と思っている歌手です。

レパートリーは、ヴォルフラムアンフォルタスクルヴェナール などのワーグナーの諸役が中心になりつつあるのかしら?
この辺は、専属のベルリンでは勿論ですが、バイロイトでも歌っていると思います。

《7月29日追記》

trekel-wolfram

バイロイトでのヴォルフラム、私にとっては久々に大当たりのヴォルフラムでした(^^)
彼、伝令のような『声を張り上げる』役よりも、やっぱり私の予想通り、こういう禁欲的な役の方が向いていると思います。 これ!と思う理想的なヴォルフラムはなかなかいませんが(F=Dが理想的です…)トレーケルは久々に大当たりでした。もう少し、額が隠れるカツラなら、翳りがますます出て、尚素敵だったことでしょう(^^;
いずれにしろ、チューリッヒの素頭ヴォルフラムの映像よりも、遥かに素敵ですし、歌も今回の方がいいと思いました。

ベルリンでは過去に『ラ・ボエーム』のマルチェッロや『セビリアの理髪師』のフィガロ、『ペレアスとメリサンド』のペレアス(これは、大変評判が良かったそうです)等の非ドイツオペラの諸役も手掛けています。

個人的に興味をそそられるのが、来年1月の『ドン・カルロ@ベルリン』のロドリーゴかしら?かなり心理表現を要求される演出ですので、彼には向いているのではないかしら?と期待してます。

また上述したように、リート歌手としても活躍中で、6月15日には日本でもリサイタルが行われます・・って、まぁ!明後日じゃないですか(^^;

リートのCDもいくつか出ています。『冬の旅』をネットで試聴しましたが、劇的な感じで、なかなか良かったです。

《9月15日追記》
ヴォルフ/メーリケ歌曲集についてはこちらを参照下さいね。ちょっとしっとりした声+劇的さと、弱声を使うべきところでは巧く声色を使い分けていて、ああやっぱりこのひとは、むしろオペラよりも歌曲に向いているのかもしれない…と、強く思いました。
でも勿論、オペラでも「ハマれば」素敵です(^^) やっぱり実演で見るのが、一番いいように思います。彼の舞台役者振りを堪能できますし…

フンメルさんが、9月11日に上演された、ベルリン国立歌劇場での「パルジファル」について詳しいレポートを書いていらっしゃいます。アンフォルタス、よかったそうですよ(^^)

trekel-02 余談ですが、彼のお母様はメゾソプラノのウテ・トレーケル・ブルクハルト(Ute Trekel-Burckhardt:1938年生まれ)です。彼女は1964年にコーミッシェオパー(Komische Oper Berlin)の終身メンバーになっています。

現在は息子ローマン氏と同じ、ベルリン国立歌劇場のゲストアンサンブルにも所属しています。カーチャ・カバノヴァーのお姑さんなどの、メゾの渋めの役どころで、今も現役として歌っています。

ローマン氏は、お母様によく似た面差しですね。親子で一緒の舞台・・というのはないのかしら?^^?

《関連記事》
・日本のオペラ歌手に対する記事って?
・日本のオペラ歌手に対する記事って? 追記
・ベルリン国立歌劇場 2005−2006シーズン日程
・アイドルを探せ!Vol.1 ルネ・パーペ(Bs)
・アイドルを探せ!Vol.2 アレクサンドル・ヴィノグラドフ(Bs)
・アイドルを探せ!Vol.4 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br)
・ヴォルフ/メーリケ歌曲集 ローマン・トレーケル(Br)

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2005/06/04

アイドルを探せ!Vol.2 アレクサンドル・ヴィノグラドフ(Bs)

+++検索でこのページに辿り着いてくださったかた、ありがとうございます+++
彼に関心をお持ちの方がいらっしゃれば、このページから派生して作った★《彼》のお部屋 Alexander Vinogradov★へお立ち寄り下されば嬉しく思います。

2007年11月下旬~12月上旬にかけて、新国立劇場での「カルメン」エスカミーリョで来日しました。新国のプロフから転載しておきます。

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エスカミーリョ:アレキサンダー・ヴィノグラードフ
Escamillo : Alexander Vinogradov

モスクワ生まれ。幅広いレパートリーで、ベルリン州立歌劇場を中心に活躍している。主なレパートリーとして、「カルメン」エスカミーリョ、「フィガロの結婚」フィガロ、「魔笛」ザラストロ、「ノルマ」オロヴェーゾ、「セビリアの理髪師」バジリオ、「マクベス」バンクォー、「ドン・ジョヴァンニ」マゼット、「オテロ」ロドヴィーコ、「トゥーランドット」ティムール、「さまよえるオランダ人」ダーランド、「ラ・ボエーム」コリーネ、「アイーダ」ランフィス等が挙げられる。
新国立劇場初登場。

(以上、新国立劇場HP「カルメン」ゲストソリストプロフより転載)

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最初にこの記事↓を書いたのは、2005年6月4日。なんだか今読むと、すーごく懐かしいような、を通り越して、私も初々しいですね(^^ゞ実はこれを書いた後からが、色々あったんだよなぁ。。。はぁ、感慨深いわ…

最初に書いた時のイメージも残しておきたいと思ったので、明らかに訂正したいところは直しましたが、基本的には「⇒」のついた、太字ピンク色の箇所は、2007年2月1日に追記した分です。その後のまとめは、こ・ち・らheart04

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Vinogradov

さて、甘ーい感傷的な気分は極力吹っ飛ばして(^^;いざここで取り上げようとすると、あまりにも知名度が低すぎるかしら?と、多少躊躇する気持ちもありますが、このシリーズは私の独断と偏見で書いていますし、いずれにしろ、彼の経歴はきちんとまとめるつもりでした。

ということで、大目に見て下さると嬉しいです。

アレクサンドル・ヴィノグラドフ(*1)(Alexander Vinogradov:1976年モスクワ生まれ・Bs)
☆バス−バリトンと紹介されることもありますが、私の印象ではバスだと思います。

(*1)名前の日本語表記について:

●新国立劇場のサイトでは「アレキサンダー・ヴィノグラードフ」と表記されていますが、色々アドバイスを頂き、私なりに熟考した結果、カナ表記は単なる符丁と割り切って考えることにして、やっぱり2年間勝手に馴染んだ^^;「アレクサンドル・ヴィノグラドフ」のままで行こうという考えに至りました。理由は長音記号をつけると、ただでさえ長い姓がますます長くなること、彼の活動範囲が主に西側+各国ネットラジオでのアナウンスでは、ごく平坦に「ヴィノグラドフ」と読んでいるように聴こえることなどです。せめて名前の方だけでもロシア語読みとして読みたいということで、こちらは「アレクサンドル」という表記にしています。

●ベルリン国立歌劇場来日公演の、NBSのパンフレットには「アレクサンドル・ヴィノグラドフ」当日の配役表&NHK放送では「アレクサンダー・ヴィノグラドフ」と表記されています。

最初の出会いはこちら。

《2005年9月19日追記》
ハンブルク在住のフンメルさんが、2005年9月12日上演のリンデンでの「魔笛」をご覧になられました。その時のレポートです。

でも実は今までナイショにしていたことがあります。実は彼、お世辞にも背が高いとは言えません。そして、顔立ちは私好みの端正な『東欧風憂い顔』であることは確かなのですが、いわゆる『舞台メイクの映える顔立ち』というのかしら?
写真の角度によっては「へ?」と思う瞬間もあります・・;

それに、実演で聴いたのがザラストロということで、演技力があまり問われる役柄ではないんですよね(−−;なので、真の演技力は??まだ未知数・・というところかしら。 
気品のある立ち居振る舞いではありましたけどね(#^.^#) ⇒ その後、4回実演+映像を1つ観て「身体が小さい割には鷹揚、悠然としてる為、アクロバティックな動きには向いてない」と思いましたf(^^;
でも、アクロバットだけがオペラ歌手の演技力ではありませんから(と今では思ってます^^;)

実際に聴いた時には咄嗟に『柔らかくって、明るい声』と思ったんですが、CDをじっくり聴いてみると、決して柔らかくはないですね・・寧ろ、硬めかもしれません。⇒ 2006年の春ごろから、以前にも増してぐっと暗く、深く、低くなりました…

(そうでなければ、バスの声には反応しないはずですもの・・^^;どうしてあの時柔らかいと感じたのか、不思議・・)
いずれにしろ、『大きな声を張り上げる系』ではないことは確かで、表現が緻密なタイプの歌手だと思います。(そうでなければ、バスの声に反応しないはず・・^^;
そういう面を考慮すると、あまり大きな劇場向きではないでしょうし、もしかするとリートやコンサートに向いているのではないかな?と思ってます。

以下の経歴は、CDのリブレット+ネットで拾った情報をまとめたものです。情報自体が少ないので、間違いがあるのかどうかも定かではありません。今後のお楽しみ・・ということかな?^^;
ここに載っていない情報提供もお待ちしてます。

7歳からピアノ、クラリネットなどの音楽教育を受け始める。
1994年、モスクワ工科大学に物理学と数学科の学生として入学するが、一年後の1995年、チャイコフスキー記念モスクワ音楽院声楽科よりオファーを受け、声楽に転向する。

1997年、ドイツ・ハノーファーで開催された国際コンクール"Classica Nova"にて3位入賞。
1999年、ドイツ・ギュータースロー(Guetersloh)で開催された『新しい声』コンクールにて特別賞受賞。
この年、浜松市で開催された第2回 国際オペラコンクール in SHIZUOKAにも出場。入選しています。
2000年、ドイツ・ハノーファー州立歌劇場主催の国際コンクール"Orfeo"にて優勝。
2003年プラシド・ドミンゴ主催国際オペラアリアコンクールの10人のファイナリストに選ばれる。

1998年、モスクワ・ボリジョイ劇場にてオロヴェーゾ(ノルマ)役でデビュー。以後3年間(1998年-2001年)、ボリジョイ劇場のアンサンブルに所属。
この間にソバーキン(リムスキー=コルサコフの『皇帝の花嫁』)、コッリーネ(ラ・ボエーム)、ライモンド(ランメルモールのルチア)などを歌う。

2001年-2003年ベルリン国立歌劇場の専属ソリストとして契約。
オロヴェーゾ(ノルマ)、医者(椿姫)、医者/Annoncenredaktion(ショスタコーヴィッチの『鼻』)、マゼット(ドン・ジョヴァンニ)、バンクォー(マクベス)、アンジェロッティ(トスカ)、聖杯騎士の一人(パルジファル)、夜警(マイスタージンガー)、ザラストロ(魔笛)、フィガロ(フィガロの結婚)、ドン・バジーリオ(セビリアの理髪師)、ティムール(トゥーランドット※)等を歌う。

※ドリス・デーリエ演出『トゥーランドット』2003年9月プレミエ時のメンバー。銀色に輝くマントを羽織ったミイラ男としての登場ですが、ドイツの各新聞批評では、彼の歌に対して、とても好意的でした。そういう批評にしか、目が行ってない(読めない^^;)んでしょう?・・と言われれば否定しませんけど、素直に嬉しいです・・リンクした写真は3幕『哀れなリューよ』のアリアの場面。血だらけで横たわってます・・

また、パリにて、トゥルファルディン(ナクソス島のアリアドネ・道化たちの一人。写真では男達の中で、一番左側の、帽子を被っていないのが彼)、パリ・シャトレ劇場にてサリエリ(リムスキー=コルサコフの『モーツァルトとサリエリ』)テアトル・レアルマドリードにて修道士(ドン・カルロ)、ダーラント(さまよえるオランダ人)などにて客演。
ボルドーにも時々出演してます。

2004年1月、マイアミで行われたコンサート形式「ノルマ」(オロヴェーゾ)にてアメリカ・デビュー。
同年7月シカゴ・ラヴィニア音楽祭のバレンボイム指揮『フィガロの結婚』フィガロ役で出演。
この時シカゴ・サン・タイムズではオペラ界のヒュー・グラントのようなルックスで、女性を唸らせたと紹介されてます(^^;

(うーん・・言わずもがなですが・・無論私はヒュー・グラントよりも彼のほうが好み…)

また、コンサートやリサイタルも少しずつ増やしています。
これまでにベルリン国立歌劇場、ドレスデン、サンクト・ペテルスブルグ、そして生地モスクワにてリサイタルを開いています。
2005年1月には、ベートーベンの『ミサ・ソレミニス』ソリストとしてシカゴシンフォニーへデビュー。

(シカゴへ来たことは・・後になって知りました>_<;)

注目は、2005年12月プレミエの「ボリス・ゴドゥノフ」の老僧ピーメンでしょう。
これまでに、伊、独、露、様々なオペラの小さな諸役を手掛けていますけど、何と言ってもロシア人です。母国語で歌うのが一番しっくりくるはずだと思います。 

本当は是非ボリスを歌って欲しいところですが、声的には劇的に歌う場面が多いボリスよりも、叙情的に歌い上げるピーメンの方が彼に向いているかもしれません。
老僧・・というのはちょっと引っかかりますけど^^;仕方がないでしょう。。ピーメンの旋律、美しいですし・・

これまでにもリムスキー=コルサコフ、ショスタコーヴィッチのオペラは手掛けていますが、経歴を見る限りでは、多分、彼にとってメジャーなロシアオペラの大きな役は初めてだと思います。
ということで、とっても楽しみにしています。⇒ そのピーメンのレポは★こちら★ ええもう、ハマりにハマりまくってましたわよf(^^; 扮装はさておき、この役は歌いこんで行けば、恐らく彼の「当たり役」になるんじゃないかしら?と妄想していますけど。

意外?!なのが、11月と来年7月の『カルメン』でのエスカミーリョかしら(^^;
かなり低い声なので、あまり派手な役はできないかな?と思っていたんですが、うーん、エスカミーリョかぁ… ちょっと、いやかなり複雑な心境… ⇒ そのカルメンは、2006年7月の上演がネットラジオ中継、フランスとドイツではTV放送もありました。
レポはこちら
 ★ラジオ★ ★TV

⇒ そして、まさか?まさか!よりによってなんとエスカミーリョで来日して、しかもTVやラジオで放送されるんですから、驚きと同時に、嬉しいやら恥ずかしいやら。


ヴィノグラドフ自身が歌っている部分は非常に少ないのですが、現在リリースされているCDは下記の3枚です。

・Dmitri Hvorostovsky Verdi Arias(Delos)
一番最後の『トロヴァトーレ』より、ルーナ伯爵の歌う『君の微笑み』の中でフェランドとして登場してます・・^^;
当然ほんの数箇所のみですが、ホロストフスキーファンの方には申し訳ないと思いつつここばっかり聴いてます・・^^;

アレンスキー作曲 歌劇"Raffaello"カーディナル(枢機卿)役 (Delos)

リンク先のHMVのキャスト紹介では、(T)になってますが、これはテノール役の歌手と入れ違いですね(^^;
マリーナ・ドマシェンコ(Ms)をフィーチャーしたCDで、歌劇そのものは30分ちょっと。彼が登場するのは、劇の後半10分くらい・・
残りの30分は、ドマシェンコが歌うロシア歌曲ですが、これもドマシェンコファンには申し訳ないと思いつつ、彼が登場する場面だけを、ひたすら繰り返して聴いてます・・^^;

Chant d'Amour Liebesleader (VMS154)
詳細はこちら。リンク先Track18~22にて一部試聴可能です。20~22の、ショスタコーヴィッチの歌曲は本当に声によく合っていると思います。
これも、他の3人には申し訳ないと思いつつ、彼の歌う5曲だけを、ひたすら繰り返して聴いてます・・^^#

他にDelosレーベルから、『冬の旅』の発売予定もあるそうですが、予定は未定だそうです。(実は既に録音済みなんですけどね…)
できればロシア歌曲か、ロシアオペラのアリア集でのソロアルバムが一枚欲しいなぁ・・なーんて思っています。本当は映像が欲しい・・と言いたいところ(#^^# 

《関連記事》
・日本のオペラ歌手に対する記事って?
・日本のオペラ歌手に対する記事って? 追記
・ベルリン国立歌劇場 2005−2006シーズン日程
・アイドルを探せ!Vol.1 ルネ・パーペ(Bs)
・アイドルを探せ!Vol.3 ローマン・トレーケル(Br)
・アイドルを探せ!Vol.4 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br)
・こっそりと
・こっそりと その2

この記事から派生して作った・《彼》のお部屋 ⇒ その開設一周年記念イベントで作った《好きなオペラ歌手に関する50+αの質問》 も、よかったらどうぞ。

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2005/05/26

アイドルを探せ!Vol.1 ルネ・パーペ(Bs)

+++News!+++

ルネ・パーペ氏のファン歴17年(!)のお友達・Naoさんが、満を持して待望の?!ファンサイトをオープンさせました。
リンデンの先輩・後輩関係に当たるわがヴィノグラドフ「尊敬する憧れの先輩バス歌手」と語るパーペ氏への愛情溢れるサイト。今後の発展に期待◎です。

パペさんの検索でこのページへ辿り着いた方、是非、↓のおうちへ足を運んでみて下さいね(^^)v

★★★René Pape private fanpage★★★

+++++++++++++++++++++

★2007年・ベルリン国立歌劇場来日公演《トリスタンとイゾルデ》のマルケ王役で、再来日し、絶賛の嵐のパペさん。検索でこのページに引っかかってくる方があまりにも多いので、ほんの少し追記&訂正しました。これを書いた時ほど、今は彼に対して、もう「とんがって」いないんですけどf(^^;

ということで、微妙なとんがり具合…許してください(笑)

+++++++++++++++++++++

disk-48 先日取り上げた『日本のオペラ歌手に対する記事って?』にちろっと書きましたが、あちらの記事には載っていなかったけど、現役バリバリで活躍中の、今が旬?!といえるかな?ドウカシラ・・?
そんな歌手を私の独断と偏見で取り上げて行こうと思います。

でもそんなに沢山は知らないので(^^;あんまり期待しないで下さい。

一応、数少ない実演体験のなかで、印象に残った歌手を中心に、ほんの数名挙げて行く予定です。

第一回はルネ・パーペ(Rene Pape:1964.09.04生まれ おとめ座

実は、決して好き!という歌手ではないんですが(パーペファンの方、ごめんなさい^^;)何となく動向が気になるのが、ルネ・パーペ(Bs)です。

René Pape private fanpage...owner and editor,my friend, Nao

ドレスデン聖十字架教会合唱団出身という経歴が目を引き(私が好きなテオ・アダムやペーター・シュライヤーの後輩にあたるわけですね)期待のドイツ人若手美声バス歌手ということで、何となくチェックしていました。
初めて見たのは、'99バレンボイム指揮・ベルリン国立歌劇場ライブ映像の『フィガロの結婚』だったと思います。

割と固めの声で、ちょっととんがったような歌い口は、辛口系のフィガロで、それなりに好感が持てました。
どちらかというと、美声というよりも表現で押していくタイプに思えました。

そんな彼に思いがけず実演で当たったのが、昨年夏のベルリン国立歌劇場での『ドン・カルロ』フィリッポ役でした。
この時私は、ベルリン国立歌劇場初体験だったのですが、この劇場が予想以上に小さめの建物だということに、ちょっとびっくりしていました。
座席数は1400あまりだそうですが、とっても小さく感じるのです。

『これなら、歌手の声は聴こえやすいわけだわ・・』と思ったものです。実際、今まで行った劇場の中では、少し硬めに響いては来ますけど、音響はとてもよいと感じました。

実はパーペ氏、ベルリン国立歌劇場では看板バス歌手で、とっても人気があるんですよね。カーテンコールでの拍手は凄かったなぁ(@。@;
目の前に座っていたイギリス人のオバサマが『とっても素敵!』とうっとりしていらっしゃったんですが、実演で聴いてもやっぱり『声量』というよりは、表現と演技力で押していくタイプだなぁと思ったものです。
このくらいの大きさのオペラハウスに向いているんじゃないかしら・・と感じました。

この時のフィリッポの役作りは陰険そのもので、結構それが素敵ではあったんですけどね。(でも惚れなかったんだな、何故か^^;)

最近はそのベルリン国立と合わせて、メトロポリタンへの出演も多いようですね。
私が見たメトロポリタンの映像では『トリスタンとイゾルデ』マルケ王と 『マイスタージンガー』ポーグナー親方でしたが

・・うーん、かなり無理して歌っている気がするなぁ・・と感じたのは私だけかしら・・特に『マイスタージンガー』では、周りの歌手に負けまいとして、怒鳴っているようにも聴こえます・・
今年の4月にはメトロポリタンで『ファウスト』のメフィストフェレス役にチャレンジし、なかなか評判はよかったようですが・・

それはさておき、後になって気がついたのですが、’97ベルリン国立来日公演の『魔笛』映像に、実は弁者としてこっそり?出演していたではありませんか!!
で、驚いたのがこの頃は、かなり丸々していたんですね(^^;
ダイエットしたんでしょうか・・?
しかし、とてもたっぷりとした『美声』に感じました。低音もよく響いているし、これなら、確かに『美声の若手バス歌手』として納得が行くものでした。

というわけで、もーしーかーしーたーら、度重なるメトロポリタンへの出演で、ちょっと無理しているんじゃないのかな?とか、余計なことをつい考えてしまう私でした。

そのパーペ氏、今年12月には本拠地?ベルリン国立歌劇場で、バレンボイム指揮・新演出の『ボリス・ゴドゥノフ』のタイトルロールに挑戦するそうですよ!
『ボリス』と言えば、バスの大きな役の一つですよね。
以前はドイツ語圏での『ボリス』上演はドイツ語でしたけど、今の時代、当然ロシア語での挑戦になるかと思いますが、どうなんでしょう?楽しみです・・ → その《ボリス・ゴドゥノフ@リンデン》…2005年の12月に2回観ました。懐かしいです(笑)

で…ファンの方、すみませんm(__)m タイトルロールのパペさんではなく、準主役の老僧ピーメンに熱く、思いっきり特化したレポはこ・ち・ら

《2005年9月15日追記》
フンメルさんが、9月11日に上演された、ベルリン国立歌劇場での「パルジファル」について詳しいレポートを書いていらっしゃいます。グルネマンツ、よかったそうです!

《関連記事》
・日本のオペラ歌手に対する記事って?
・日本のオペラ歌手に対する記事って? 追記
・ベルリン国立歌劇場 2005−2006シーズン日程
・アイドルを探せ!Vol.2 アレクサンドル・ヴィノグラドフ(Bs)
・アイドルを探せ!Vol.3 ローマン・トレーケル(Br)
・アイドルを探せ!Vol.4 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br)

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