★2008年12月16日:
この記事を書いたのは2年前ですが、最近特に「海外 オペラ 服装」という検索語句でこの記事の閲覧数が増えています。海外でオペラを観る人が増えている割には、情報が思ったよりも少ないからかな…と思うこと+私自身もこの記事を書いた後、スペイン・バレンシア、夏の野外音楽祭@ブレゲンツ、ロンドン(コヴェントガーデン)での観劇も経験しましたし、追記して再掲しました。
…と言っても、手持ちの洋服は一向に増えてないので
(「各地で着れば《ここではお初》だも~ん」とばかりに、使い回してますw)
能書きが増えただけなんですが。
☆旧HPには前の情報のままですが、転記してあります。読みやすいほうでどうぞ。
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海外でオペラを観る時に、多くの方(特に女性)が気になるのが、お洋服のことかと思います。現地に住んでいる人ならともかく、旅行で行くとなると、持って行けるものにも限りがありますし、私も毎回、頭を悩ませてます(^^;
《私なりの拘り》
●「全身真っ黒」は極力やらない。やる時は、明るめのアクセントカラーを効かせる工夫を:
個人的に避けたほうがいいと思うのは「全身真っ黒のワンピースやスーツ」です。
あちらで何度か日本人のカップルを見かけましたけど、やっぱり無難に黒でまとめていらっしゃる方が多いんですよね。
でも、アメリカから行った時の「えせアメリカン」な目から見たとき、そういう服装だと埋没して、すっごく地味に見えてしまうように感じました…
概して日本人的には「少し太目かしら…」な方でも、向こうに行けば、ほとんどの方はスレンダーなんです!!そこに、締まって見える黒「だけ」を用いると、かなり貧相に見えてしまうかなー、なんて。。。
黒い服を着るときには、ジャケットインを明るめの色にするとか、どこかしらアクセントカラーを効かせるだけでも効果が上がると思います。
●ということで、なるべく派手に(笑)
日本人的には「ちょっと派手かしら?」な感覚でも、海の向こうに行っちゃえば「ちょうどいい」くらいになります。
●劇場の中は、冬でもけっこう暖かいです。半袖や薄着だと寒くないかしら?という心配は、あんまり気にしなくてもいいと思います。それに、お目当てのかたを観に行く時には、気分も高揚して、暑く(=熱く)なりますから…保証します。実証済みですf(^^;
⇒ ドイツは割と暖かいんですが、ロンドン(ROH)は10月でもけっこう寒いと感じました。ノースリーブに挑戦するなら、ストールやショールがあった方がいいかも。
●上の方のお席ならば、あまり気張らなくても「ニット+スカートorパンツ」的な上質カジュアルでも大丈夫です。
★バック
「プログラム買って入れて帰ろうと思うと、小さいバッグは使いにくいんですよね」という質問を受けました。
私自身に関しては:
かろうじてパスポートが入るサイズの、小さな花柄のバックをいつも使っています。プログラムどころか、長財布すら入らない大きさですが、他に、適当なバックを持っていないので(^^ゞ
で、クレジットカードと、小銭+お札を少しだけバックの中のチャックのついている内ポケットに入れてます。あとは、ハンカチと目薬(笑)(←これは、コンタクトレンズの場合必需品!乾燥してるから!!)プログラムはいつも、そのまま亭主に持ってもらってます(笑) チケットも、彼の上着の内ポケットに。
…なのですが、例えば、大きなトートバックくらいのサイズのバックの中に、小さなバックを入れて、大きなバックはクロークに預けてしまうという手もあります。あまり大きなバックを席に持ち込むのは、野暮ったいですしね。
で、劇場の中では小さなバック(勿論、貴重品まで預けてしまわないように!!)を持ち歩けばOKというわけ。
⇒ そうは言っても、一人だと荷物も絞らないといけないしーー;ということで、ロンドンではA4サイズの、普段使いのバック(コー●の、肩にかけて、脇に抱えられるタイプ)を使ってしまいました(^^; 実は観劇の当初使っていなかった「小型双眼鏡」という荷物が最近になって、増えたためでもあります
★靴:
夏はサンダルでもOKですし、秋~真冬なら足元はブーツ、できればロングブーツの方がいいかも。ヨーロッパの石畳は底冷えしますし、雪が降ったときにも対応できますし、足元を暖かくしておけば、かなりラクになると思います。ブーツについては☆こちら☆も参考に。
《ハイヒールはあまり高すぎないものを!》
履きなれていらっしゃる方はじゃんじゃん履いて頂いて結構ですが(笑) あまり慣れていない、自信がない…という時は、(特に、一人の場合)潔く諦めましょう。
私、ロンドンでの観劇の直前に、張りきって10センチヒールを購入したんですが、結局旅立ちまでに慣れることができなかったので、泣く泣く諦めました。何かあった時に、走って逃げられないかもと思うと、急に不安になったので(^_^;)
★クロークは、コートのほかに帽子や靴(足元が悪い時には、レインブーツを履いてきて、劇場ではヒールタイプの靴に履き替えて、元の靴を預けていた現地の方を目にしたことがあります)なども、預けられます。ですから、大きなバックも多分、イケるのではないかと思いますよ。
《地方別服装の傾向?^^;》
●ドレスデンは、ドイツの田舎からの観光客が多いせいもあるんでしょう、「この時を待っていたわ」とばかりに、派手に決めている年配の方々が多いような気がします(^^ゞ
●ミュンヘンは、保守的な地方性のせいもあるのかな、今まで行ったことがあるところの中で一番「イメージするオペラハウスでの服装=つまり、男性はダークスーツ、女性はイブニング」っぽい傾向が強いような記憶が。
と言っても、2002年のGWに一度行ったっきりですので、今はどうなんでしょう??
●で、そのイメージでベルリンへ行ったら、あらビックリ。
特に地元の若い観客が多いリンデンとコーミッシェでは、かなりドレスダウン傾向が強いと思います。
「ドン・カルロ」の時、隣の若い男性は、茶系のブレザー+チノパン&ノータイの、センスのいい方でした。なんとかして、亭主にも同じような格好をさせたい!!と、切に思ったんですけど(笑)
●アメリカは、これがもう可笑しくなるくらい「みんなバラバラ」なんですよね(^^;
たとえばシカゴ。背中の大きく開いたイブニングドレスを着ている若い女の子もいれば、バードウォッチングに来たの?!っていうような、ジャージ+トレパン姿のおじさんもいますし、皆さん「着たい物を、自由に着て来る」という感じ。ある意味、全く気取りのない格好です。
●ブレゲンツ音楽祭(夏の野外音楽祭)では、おしゃれよりも防寒優先。8月とはいえ、雨が降ってきたりすると、ものすごく寒いです。殆どの観客は、
・男性は主人と同じような、長袖のシャツ+チノパン+セーター
・女性もスカートよりも、パンツスタイルの方が圧倒的に多し
という感じで、(できれば)フード付き防水加工のしっかりした防寒具持参。ざっと観た感じ、燕尾服やダークスーツ、イブニングドレスの方は、いなかったと思います^^;
●バレンシアはかなりカジュアル、ロンドン(コヴェントガーデン)も、思ったよりも普通度が高かったです。いろんなところから漏れ伝わってくる話によると、年々、都市部ではカジュアル化が進んでいるみたいですヨ。
●最近、私の周囲では「着物でオペラ」がブームになってます(笑) ロンドンではおなじみの椿姫さんのブログ、2008年の夏には、日本から着物一式を持ち込んで、ロンドンやパリで着ていらっしゃったしまさんの記事も、どうぞご参考下さい。
はねっ返りの私もいつの日か…着れる時が来るんでしょうか(^_^;)
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