カテゴリー「ロシアもの:オペラ&歌曲」の30件の記事

ロシア歌曲2種(チャイコフスキーとラフマニノフより)

前にも取り上げたことのあるロシア歌曲たちですが、再掲します。

音楽が癒してくれる…という言葉すら、受け入れられない気分の時もまだありますが、最終的には原点に戻って、彼の歌が一番のオクスリ…というところかしら。。。ありがとう

*Средь шумного бала
(チャイコフスキー 騒がしい舞踏会の中で:Amid the Din of the Ball )op38/3

さすがの私も(笑)ショスタコーヴィチよりも、今はやはりチャイコの甘いメロディを求めている…んでしょう。
これを歌ってくれていたクリップがあってよかった。本当にそう思います。

恋の歌でも、ホント、あっさりしているんですが^^; でも、彼の暖かみのある声が、こういうメロディに乗っかると、それだけで涙腺を刺激するのですよ。

*Всё отнял у меня
(ラフマニノフ 全てを奪われた: He took all from me) op26/2

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110219 ルネ・パーペ リサイタル@トッパンホール

《このリサイタルの為の予習&最近のルネ・パーペ関連記事》
再掲:アイドルを探せvol.1 ルネ・パーペ
ボリス・ゴドゥノフ@Metライブビューイング
「死の歌と踊り」ピアノ伴奏向け予習教材+ドイツリートもちょっとだけ
「死の歌と踊り」予習教材その2
ヴォルフ:ミケランジェロの3つの詩より2曲

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

ご一緒して下さった方々、ありがとうございました!楽しかったですね^^
それから…休憩時間にちょうど、私がお手洗いに行っている最中に、同行の友人達から「ヴァランシエンヌさんのブログで予習をしたのですが…」とお声かけをして下さった方がいたと伺いました。

独断と偏見に満ちた予習記事ですが、役に立てて下さった方がいらしたと伺って、大変嬉しく思います。恒常的にここを見て下さっているかどうか???ですが
この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

Pape_rene_p_2

さて我が家で取り上げることの多い歌手の一人であり、何の因果か?!ウチの検索語句歌手部門、不動のNo.1である、ルネ・パーペ。
(あ、あのっ、ウチで力強くプッシュしている歌手は、決してパーペではないのよ

そういうわけで、何気に気になる、そして私自身はともかく…何故か私の友人たちには、彼のファンが多い(^^;
(ええもう、私が力強くプッシュしているバス歌手さんも、先輩格に当たる彼のことを、とーっても高く評価しているんですのよ

そんなパーペの、日本では初めてのリサイタル。しかもプログラムに燦然と輝く「死の歌と踊り@ムソルグスキー」
これはもう、行くしかないでしょ!!!ということで、大変たのしみにしていたリサイタルです。

会場のトッパンホールは、印刷会社の凸版印刷が母体…ってことで、無料のプログラムが、大変充実しておりました。全ての歌曲に歌詞対訳が掲載、さらに個人的に萌え萌えだったのが「死の歌と踊り」のオリジナル歌詞を、ちゃんとロシア文字で書いてくれていたこと!
(実は一カ所、誤植があるんですけど、まあいいでしょ(笑))

…もう、これだけで、ヴァラリンのテンションMax トッパンホール、場所は不便だけど(笑)素晴らしい!!

さて、意気揚々と入ってきた彼を見て、まず感じたのが

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「死の歌と踊り」予習教材その2

《死の歌と踊り》関連リンク

・ロシア歌曲・ロシア文字表記サイトリンク一覧
・ピアノ伴奏向け予習教材 その1(ルネ・パーペ リサイタル予習プロジェクト(?)
・ムソルグスキー《死の歌と踊り》/ガリーナ・ヴィシネフスカヤ

2月19日の、ルネ・パーペのリサイタル@トッパンホール予習プロジェクト(?)その2です。

今度は、この作品ではなく(笑)ドイツリート関係にしようと思っていたのに…

ああ、結局こっちから離れられません(^^;
(サガだ…)

…とさじ投げしていたら、ドイツ物(+ドイツ語^^)に強いgalahadさんが記事立てして下さいました。こちらをご参照下さいませ

えい、もうこうなったら、とことんこっちの予習(というか、探求?)しようと決めました。
(もしかして、私の推奨プログラムに沿って?予習して下さるかたもいるかもしれませんしっ)

前回
「今度のパーペのリサイタルではピアノ伴奏なので、この作品にまだあまり馴染みのない方は、できればピア伴のものから聴いた方がいい、オケ版は派手なので、耳がそちらになじむと、ピア伴が地味に聞こえるから」
という、私の独断で(笑)ピア伴のジョージ・ロンドンのものをお勧めしました。

プレイリストURL  http://www.youtube.com/view_play_list?p=90E66621B66EE424

初めて聴いた方もそろそろ、この作品になじんできたところでしょうから?今日は別の方が歌っているものをいくつかご紹介します。

1)ディミトリー・ホロストフスキー
プレイリストURL http://www.youtube.com/view_play_list?p=95560A220C7F52E4

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「死の歌と踊り」ピアノ伴奏向け予習教材+ドイツリートもちょっとだけ

2月19日のルネ・パーペリサイタル@トッパンホールに行かれるかたも多いかと思いますが、けっこう面白いプログラムですね。

個人的には(今更言わなくても、わかる?^^;)「死の歌と踊り」と、既になじみ深い、ヴォルフのミケランジェロ歌曲を大変楽しみにしているんですが、「詩人の恋」やシューベルトは、実はちょっと苦手…頑張って予習しなければ。。。

「詩人の恋」(←ハイネに失礼だとは思いつつ、なぜあんなにメソメソした詩なんでしょ^^;)は、それこそ予習材料がいっぱいありすぎ…ですが、やはりテオ・アダム様の、でしょうか。

Naxos でお試し聴きもできますので、紹介しておきます。
http://ml.naxos.jp/album/0092162BC

うちにCDがあるんですが、ずーっと「冬の旅」だけしか聴いてなくて(^^;
主人(←私と違って、ドイツリート大好き)に

「うちに何か、良い教材はないかしら?

と尋ねてみたところ

「…何度も聴いてるテオ・アダムのがあるだろ~~~~~がっ

と一喝されました 

ああ、ごめんなさい、アダム様。今まで全然、マジメに聴いておりませんでしたわまあ、こちらは私ももっと聞き込んでから、改めて記事立てしましょう。

で、このCDですが、ヴォルフのミケランジェロ歌曲も入ってますので、教材としてはかなり、良い線行っているのでは?と思います

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

ところで得意分野(笑)の「死の歌と踊り」の予習には、もちろんアレクサンダー・ヴィノグラードフのペテルブルグでの演奏をイチオシしたいのはやまやまなんですけど
今回のリサイタル、ピアノ伴奏ですからね。
オケ版になじみきった聴覚には、多少物足りなく感じてしまいます。今から、ピア版の予習しなくちゃだわ(笑)

YTにも色々上がっていますが、探してみたところ、私が面白そうだと思ったお薦めは、ジョージ・ロンドンが歌うもの。
パーペは彼のことをとても尊敬していて、インタビューでも彼の話は時々出てくる…というのを、ファンの方から伺ったことがあります。

ロンドンは、ロシア系カナダ人(だったかな?)ということで「ボリス」のタイトルロールを、非ロシア人ではボリショイ劇場で歌った最初の歌手ですから、ロシア語の扱いは非常にこなれていると思います。少しだみ声というのか、美声とは言い難い(すみません^^;)ですが、歌は非常に上手い。

少し古めかしい歌い口ですが、ドラマの作り方など、ピア版ということを、うっかり忘れそうになりましたf(^^;

どれを聴こうか迷っていらっしゃるかたは、このロンドンのクリップからはじめてみては、如何でしょう?

関連動画も色々出てきますので、ここから「死の歌と踊り」の旅に出るのも、悪くないですよん♪

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ただいまぁ~&お年玉!

無事に帰って参りました。寒かったですが、快適なアパートメントホテル滞在やオペラ&コンサート鑑賞、ショッピング、美術館etc.、久々の夫婦でのベルリンを楽しんできました

滞在中、覗いて下さった方々、ありがとうございました。

さて、ベルリンで観て(聴いて)きたものの感想から、少しずつ書こうかと思っていたんですが、新年早々、大きなプレゼントを頂いちゃいました。お年玉ですわね(笑)

12月24日のペテルブルグでの
「死の歌と踊り」(Mussorgsky -Songs and Dances of Death)
指揮:ユーリ・テミルカーノフ バス:アレクサンダー・ヴィノグラードフ
Cond. :Yuri Temirkanov
Solist: Alexander Vinogradov (Bass)

最初の「子守唄」を除く4曲中3曲がYoutubeに上がっています

(ロシアのTV局"nevex.tv"にも上がってます。→→→こちら

大急ぎで作ったプレイリスト↓

個別のクリップは以下
「セレナーデ」Serenada (Serenade)

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ロシア歌曲・ロシア文字表記サイトリンク一覧

(このページの記事は、随時追加中です♪)

一つ前の記事で「ロシア歌曲の歌詞ををロシア文字表記してあるサイトをご存じの方、教えて下さい…」と書いたところ、情報を頂きました。
親切に教えて下さった方、ありがとうございます。

実は、歌曲に関心のある方なら、きっと一度は覗いたことがあるであろう、超有名サイト

The Lied, Art Song, and Choral Texts Page
(梅丘歌曲会館のワールドワイド版みたいな感じ)

に、ちゃんとありました(^^ゞ

探し方のコツは、
*「死の歌と踊り」のように、連作でタイトルが知られているものならば、英語表記タイトルの"Songs and Dances of Death"から探す
*チャイコフスキー歌曲などでしたら、作品番号から探す

とかいう感じで、まず英訳のページにRUSという表示があれば、そこをクリック → アルファベット表記の歌詞ページに行ったあと

Show Cyrillic (Покажите текст в кириллице)

というリンクをクリックすると、キリル文字(ロシア文字)のオリジナルが見られます。

今回私が調べた範囲(これまでにヴィノグラードフが歌って、私が聞いたことのあるロシア歌曲)では、ショスタコーヴィチの「道化の歌」と「バビ・ヤール」が載ってませんでしたが、後はほぼ、カバーしてありました。

(「バビ・ヤール」は、歌詞を書いた詩人のエフゲニー・エフトゥシェンコの著作権の関係上、このサイトでは載せていないとのことですが、ロシア語のサイトで載せてあるものを見つけたので、そちらをリンクしてあります)

せっかくですので、リンク一覧を作りました。自分の覚え書きのようなものですが、興味のある方へのレファレンスとして、お役に立てれば幸いです。

(ついでにこれまでに作った該当曲のビデオクリップも貼り付けておきました^^ 合わせて楽しんで下さると嬉しいです

オリジナル歌詞リンクはクリップ制作と合わせて、随時追加します。

年末に、良いクリスマスプレゼントを頂いた気分(笑)これだけあれば、ホント、数年スパンでの宝探し気分で、日本語訳がつけられそうですね^^;

来年はこの中から一つ二つ、訳つけに挑戦できますように

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ロシア歌曲等の歌詞サイト探しています+ラフマニノフ「運命」ビデオクリップ+α

今月は忙しい…元々は24日の健康診断と仕事だけしか予定がなかったはずなのに。。。
どこにも出かけない「用事のない日」が、今日だけしかない(^_^;)

ええと、ちょっと前に取り上げましたが、12月24日にサンクトペテルブルグで、アレクサンダー・ヴィノグラードフがこの曲を歌います。

このコンサート、12月10日から始まっているウィンターフェスティバルトリ演目だそうです
放送があるかどうかは、まだわからないのですが
(そーいうわけで、テレビ局やラジオ局のスポンサーロゴが、いっぱいついているから期待が膨らみますあれば張り切って宣伝しますので、もし情報を見つけた方がいらっしゃれば、お知らせ下さいね♪)

今、私の頭の中は完全に「死の歌と踊り」モードに突入…

それに合わせて、久々に「ロシア物キャンペーン
もう随分前のことになってしまいますが 2009年3月にモスクワで行われたリサイタルから、ラフマニノフの歌曲「運命」です。

彼の34歳のお誕生日が昨日だったので、そのお祝いを兼ねて作ってみました。

リサイタルが終わった直後辺りに、エージェントのHPで紹介されていた曲だったんですが、サイトリニューアルに伴って、音源が削除されてしまったかわいそうな子です

いつか、日の目を浴びさせてあげたい…と、クリップを作り始めた頃から、ずーっと企画を温めていたんですが、曲が長い上にドラマティックなので 
どういう絵=写真と結びつけようか、なかなかイメージが湧かずに…
長い間お蔵入りさせてしまってました

第三者が「彼」と、迫り来る「運命」とのやり取りの様子を描写しているのですが、イメージ的には、ファウストとメフィストフェレスとのやり取り…にも通じる点があるかな?と、今年夏に行われたマチェラータでの写真を使ってみました。

歌詞はおなじみ、梅丘歌曲会館さまより。
私はこういう曲での、彼の歌唱がすーっごく好きなんです。 硬派で、力強い…んだけど、一か所ファルセットで歌うところがあるのですが、ここが聴きもの

溶けます

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

ところでの曲に限らず、ロシア物の歌詞(原詩)は、ロシア文字ではなく
翻字法でのアルファベット表記で紹介されることが多いのです。

今や私も、一応ロシア語学習者のはしくれとして(笑)
できるだけオリジナルで読みながら、歌詞の意味を考えてみたい…という欲求がだんだん強くなっている、今日この頃。。。
(だって辞書引くのにも、翻字法だとオリジナルが推測しにくいし、わからないんだものーー;)

とりあえず直近で知りたいのが「死の歌と踊り」のオリジナルですが、その他ロシア歌曲の歌詞がロシア文字で書かれている、良質の(笑)サイトを知っている方がいらっしゃれば、お知らせ下さるとありがたいです。(もちろん「運命」もウェルカム♪) ⇒ 見つかりました。

★12月19日追記:
灯台もと暗しでした

歌曲好きの方なら、きっと覗いたことがあるかと思われる
The Lied, Art Song, and Choral Texts Page(梅丘歌曲会館のワールドワイド版みたいな感じ)

に、ちゃんとありました(^^ゞ
メールでお知らせ下さった方、ありがとうございました<m(__)m>

《死の歌と踊り》

■子守唄
http://www.recmusic.org/lieder/get_text.html?TextId=6737&Transliterate=1

■セレナーデ
http://www.recmusic.org/lieder/get_text.html?TextId=6740&Transliterate=1

■トレパック
http://www.recmusic.org/lieder/get_text.html?TextId=6743&Transliterate=1

■司令官
http://www.recmusic.org/lieder/get_text.html?TextId=6746&Transliterate=1

《運命》
http://www.recmusic.org/lieder/get_text.html?TextId=1948&Transliterate=1

ちなみに「死の歌と踊り」ですが、今日の深夜にBBCで、セルゲイ・レイフェルクスのものを放送する予定になっています。BBCならアーカイブで聴けるかな?(12月21日まで試聴可能)
http://www.bbc.co.uk/programmes/b00wfv94

《おまけその1》

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死の歌と踊り@サンクトペテルスブルグ on Dec.24

うふふふふ~

12月の彼は、久しぶりにベルリン(改装中のベルリン国立歌劇場の仮小屋・シラー劇場)での「魔笛」ザラストロでございますが、もう一つ嬉しいニュースが

12月24日に、サンクトペテルスブルグフィルハーモニーとのジョイントコンサートで、

死の歌と踊り

歌うんですって~ 詳細は→→→ (ロシア語ですw)

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再掲:051227&30 ボリス・ゴドゥノフ@ベルリン国立歌劇場

雪景色… 2010.11.3 すごく長いんですけど 再掲しちゃお:

11月13日~19日の期間、日本の映画館でも上演される、メトのライブビューイング繋がりで、話題の「ボリス・ゴドゥノフ」。タイトルロールのルネ・パーペが、ボリス初役の時のレポです。

もう5年前(!)になるんですね。もしかしたら、けっこう貴重?!かもしれないということで、再掲しておきます。

この時のパーペは初役+演出が(今思い出しても)むかっ腹の立つ(笑)珍妙な演出だった&バレンボイムの指揮もこなれていない(ように私には感じた)とか、諸々の事情が重なったのも要因でしょうけど、相当力んでいたような気がしました。
彼自身、まだ役をつかみ切れてなかったのかもしれません。

その後、
アリア集で「ボリスの死」の部分を聴いた時に、随分力が抜けて、良い感じになってきたな…とか、
彼にとって2度目のボリス@ドレスデンでの公演の、私の周囲の彼のファンの方が数名足を運ばれた時の感想を伺うと、彼のボリス像がようやく形に表れてきたのかな…という気がしたので、今回のメトでの役作りも興味深いところです。

ついでにこのベルリンの公演には、先日の新国立劇場《フィガロの結婚》でタイトルロールを努めたアレクサンダー・ヴィノグラードフが、老僧ピーメンで出演していた(どーいう格好で出てたのか、読んでのオ・タ・ノ・シ・ミ ^~^)))ことも付け加えておきます。。。というか、そのことがメインのレポだったりします

…この時は泣きはしなかったけど、そうそう、怒ったんだった
いやんもう、ヴァラリン5年前と
愛の形が全く変わってないのね…(///▽/// ←ほっといて…あ、すっかりリハビリ完了かも(^_^;)

尚、ボリス・ゴドゥノフのあらすじは、galahadさん宅のガイドでたっぷり!私もこの作品が好きなことに関しては、galahadさんに負けてないつもりですし(笑)
このぐらい、しっかりしたノートを作りたかったんですが、先を越されましたf(^^; 

でもでも、そのうち、ピーメンについては、もう少しロシア語ができるようになったら、頑張ってみます

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 

★超長文です。こちらのページの方が読みやすいかも。内容は同じです。

《ボリス・ゴドゥノフ》に求めたいのは、「栄光と苦悩、そして狂気」そしてそれに対峙する「静寂と安らぎ」+加えて「民族性」。

私の愛聴しているカラヤン盤CD(リムスキー=コルサコフ版)や、ケーゲル盤ドイツ語ハイライトCDを聴いていると、自然とそういう情景が目に浮かんできます。
ドラマ進行は、あまり演劇的に優れているとは言い難いと思うのが正直なところですが、これらのCDを聴いていると、そういう矛盾も超越して、独特のカタルシスを味わえる…そんな気がします。

この上演は2回観ました。同時期に同じ演目を複数回観ることは、初めての経験です。最初の席では、1階席(Parkett)のかなり前の列の左端、2度目は2階席(1.Rang)の中央寄り左側の、前から2列目でした。

この演出では、舞台は2012年のロシア、新しい支配者が権力の座に就いたけれど、民衆は政治には無関心という設定で進みます。

自分のことだけしか構っていない民衆(=合唱)は、携帯電話を片手に、バラバラな動き。誰も新大統領には関心がなさそう。

ボリス新大統領の支持者たちが、音頭を取って何とか関心を引き寄せようとするけど、無駄。
どでかいパペ@ボリスの顔写真つき看板が、まず「逆 さま」に出てきて、「それは逆、逆!!」みたいな動きがあり、続いてパペ@ボリスの顔写真つきTシャツを着た支持者がズラズラ(今の日本風に言うと「ボリス・チルドレン?^^?」)出て きます。看板は元通りにおさまり、何とか大統領就任にこぎつけます。

フンメルさん「民衆がボリスのツァーリ(大統領)就任を求めるシーンで、ルネ・パーペの顔写真が舞台に溢れるのです」と書かれていますが、このことね、と、ククク…^^;

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プロコフィエフ《炎の天使》@コンセルトヘボウ ビデオで全編見られます

《彼のお部屋》オープン5周年記念にはもってこい?!
嬉しいプレゼントを頂きました

オランダ在住のレイネさん、お知らせ下さって本当にありがとうございます
9月4日にネットラジオで放送された、プロコフィエフの《炎の天使》(演奏会形式)@コンセルトヘボウが、全編ビデオで見られます

(映像収録してたのね^^;)

★2012.9 Youtubeにアップしました。プレイリストを埋め込んでおきますね:)

全部観ると、2時間半ほどかかります(^^;
《炎の天使》と、どっぷり向き合いたい方は、どうぞ、最初からご覧になってみて下さい(笑)

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